2021年 09月 01日
ワクチン接種の絶大な効果、グリーンパス反対派と過激行動、World Voice 連載





お心からのコメントをありがとうございます。日本と違って、イタリアでは、報道が多様化していて、規制があるもののずっと少ないように思います。記事中言及している報道番組では、なぜ医師や研究者など専門家の意見より、グーグル先生に聞けばすべて分かると、その方が信頼するに値するのだと考えるのだろうかという話もありました。権威を疑うことは大切だと思うのですが、陰謀説などの偽情報が一部の大金を儲ける人たちによって流され、その情報に多数が踊らされている状況ではないかとわたしは思います。反対派は実際には全住民の一部であり、さらに過激派はそのごく少数だとは認識していますが、先頭で火に油を注ぐ極右がいれば、何か取り返しのつかない事態が触発しないとは限らないという危機感があります。
ペルージャでも昨秋からこの春にかけては大勢が感染によって命を落とし、中にはわたしたちの知人や夫の親戚、古い知り合いも多く、中には病気などまったく知らない健康だった人が、若い人が持ち込んだウイルスに感染して家族全員が苦しみ、何人かが命を落とした状況を、身近に知ってもいるのです。
公の情報を疑う、うのみしないこと、批判的精神を持つことは大切だと思いますが、政府や医師や医療機関、政府の科学技術委員会、イタリア高等衛生研究所など、特にイタリアという国が、前例のない感染の蔓延で大勢の命を失い、医療機関も逼迫していた状況の中、あるべき指針を示してくれて、こうして抜け出すことができつつある状況の中で、わたしは、その多くが信頼と感謝、尊敬に値すると確信しています。
イスラエルでもイタリアでも、ワクチンがどれだけ効果があるか、もしワクチンを接種していなかった場合に命を落とす確率、感染して症状に苦しむ確率がどれだけ高くなるかということも、残念ながら、当初はどういう年齢層でどういう人に血栓症が起こるかが把握できなかったための死もあるとは言え、わたしは逆に、一目瞭然だと思います。

World Voiceの記事、読ませて頂きました。
日本でも、ワクチンを打ちたくないと言う人が
いますが、健康上の理由であったり、自身の考えから打たないのは、自由であるとは思いますが、感染拡大を抑える、感染しても重症化しない、死亡しないという意味で接種は重要だと私も思っています。
知り合いの中には、ワクチンを打ってもウイルスに感染するのだから、打たないと言う人もいます。
日本は、まだグリーンパスなどは、導入されてないですが、記事に書いているようにワクチン反対派の人たちによる、陰謀説や人口削減のためだとか(打ったら二年以内に死ぬとか)など、色々なニセ情報を発信している人がいます。
そして、それに惑わされてしまう人も!
色々な情報を流している人は、政府の言うことは、信用ならないと頭から否定しています。
ネットは、検索すれば色々な情報がすぐにわかりますが、その情報が信用に足るかどうかを見極める目を持ちたいものですね。
日本でもイタリアでも、そうして世界で、さらにワクチン接種が進み、然るべき規制をして、押さえ込んでいくことができますように。
World Voiceの記事もお読みくださったのですね。ありがとうございます。
2回ワクチンを接種しても、ごくわずかながら感染して重症化・死亡化の危険があり、幼い子供や病気を持つ方などワクチンを打てず免疫が持てない人もいるため、皆を守るためには、可能な人がワクチン接種をしていくことが不可欠だと、イタリアでも政府が動いています。ワクチンを2回打ったら、ウイルスに感染する可能性は5分の1になりますし、重症化・死亡の可能性は極めてわずかになり、何より自分が感染源となって、他の人に感染させることも防ぐことができるというのに、困ったものです。
BBCやイタリアのマスコミには、陰謀説などのデマ情報が出るたびに、それがいかに誤っているかを検証する記事を出しています。確かに日本のマスコミや政府が、原発の被害や被災地の状況など、情報を隠している場合もあるのですが、これだけ世界的に、多くの政府や医師が動いて、撲滅しようとしているときに、偽情報を信じてさらに拡散する人がいるのは、本当に困ったことです。命が救えるはずの多くの人に、その可能性を自主的に放棄させて、さらに感染も広がる結果となってしまうのですから。