2021年 09月 11日
第131号「自由をはき違えるワクチン反対者 他の人々の健康と命を危険に、イタリア首相・大統領の戒め」

「ワクチン接種の絶大な効果、グリーンパス反対派と過激行動、World Voice 連載」
— Naoko Ishii (@naoko_perugia) September 1, 2021
イタリアで、他の欧州諸国に比べて感染を抑止できているのは、規制とワクチン接種のおかげ。ワクチン接種は、今は主流となったデルタ株にも有効で、完了すれば、重症化・死亡の危険が97%減少https://t.co/rEU2Mle2bn pic.twitter.com/2NkZEAJjlI
感染の危険は、ワクチンの接種1回で63.7%、接種完了なら79.7%減少し、入院する危険は、接種1回で84.1%、接種完了で94.4%、集中治療室に入院する危険は、接種1回で90.7%、接種完了で96.5%、死亡する危険は、接種1回で84.0%、接種完了で97.0%減少すると推定されています。https://t.co/jcCg57N1b9
— Naoko Ishii (@naoko_perugia) September 1, 2021
なおこさんのイタリア語訳と単語のリストがとても役に立ちます。
今回のテーマのAnti-Vaxxerについては、本当に腹立たしい気持ちになりますね。
アメリカでは、州知事が堂々とマスク反対論を押し付けていて、一体何を考えているのかと思います。
もちろん、そういう州の感染者数、死亡率はべらぼうに高いわけです。
ここまではっきりしたデータが出ても分からないとすれば、養老先生のおっしゃる『バカの壁』か、性格異常者としか思えません。
日本の昔からの諺、〇〇は死ななきゃ治らない、を思い出してしまいます。
ここに提示されたように、ハードコアなワクチン反対者は数字的には少ないので、そう行き渡るものではありません。
個人レベルでは、二人知っていますが、どちらも性格的に問題があるように思います。
両人とも、育った環境で極端に厳しい父親に反発して生きてきたこと。
上から押し付けられることを極端に嫌い、そのために余裕のない自分勝手な行動にばかり走ります。
ここでもまた日本の諺を思い出してしまいますが、三つ子の魂とは、本当に凄いものだと思います。
英語では、Anti-Vaxxerと言うのですね。BBCもイタリアのメディアも、次から次へとワクチン反対派が根拠として信じる偽情報のどこか誤っているのかを検証し、知らせるコーナーを設けたりもしていますが、残念ながら、日本でも、少数である反対派の方がSNSでの発信が多く、共有やいいねも多いのが気になって、この記事を書きました。人の不安や主義につけ込んで反対を煽ることも問題である上に、イタリアの場合は、極右などがその扇動や集会などでの暴力行動を計画したり実行に移したりしているという危険もあります。
英米でまったく対策を取らなかった国で、感染が急速に拡大したこと、当時ワクチンが存在していなかったけれど、より感染力の強い変異株が、英国で広まったことなど、考えれば分かりそうなものなのに、人の命に関わるというのに、いったい何を考えているのでしょう。世界保健機構や各国政府にだまされないと言って、でたらめな、国や人々を感染に導きやすい誤った情報を垂れ流すSNSなどにおける情報を信じて、しかもそれを拡散するとは。
イタリアではそれが、自由や政府に対する懐疑心がある人が多いからか、わたしたちの友人の中にも、ここまで極端ではないまでも反対者がいるんです。記事中ご紹介したように、だれかこう思い込んで家族さえ洗脳してしまい、本人どころか家族も感染して、命を落としたり重体になったりして、そうして感染を通して他の人の健康や命を危険にさらしたり、医療機関の逼迫につながったり、そういうことが実際に少なからず起こってきている状況であり、知らないがための、情報に振り回されたがための悲劇と結果として起こりうる国や地域における感染拡大、重傷者や死者の増加を、少しでも防ぐ一助になれたらと思い、記事を書いてみました。
おおぴらに抗議するのが下手で、そして、しないことを
美徳と思う傾向ありです
ワクチン接種、私の友人も
受けてないのです、副反応・持病への懸念です
ただ、自粛を徹底してます
はき違えないでほしいのは
「他人にうつさない」これだと思いますよ
ワクチンしか、予防策がないのですから、今は
出来れば・進んで受けてほしいです
ただ、どうしても受けられない事情は考慮して
ただ、そのことで
「反対論者」が牙を向くのは、思考外です
日本で今一番嫌味なこと
それは、ノーマスクで歩いていると
あからさまに・嫌味な視線と、行動を目にします
これはね、おかしいですよ
誰にもあわない、大自然の中なのに
たまに出くわす時、その視線を浴びると
気分がダウンします
日本人の生真面目さですがね・・(笑)
イタリアで問題になっているワクチン反対者は、医療従事者のワクチン義務化や学校の教職員が学校に入るのにグリーンパスが必須となること、あるいはレストランや映画館などの屋内でグリーンパスが必要となることに対して反対集会を開いているのですが、ワクチンは受けないけれども、自らの行動を制限したくない、自分は自由に屋内席で食事もしたいし、映画を鑑賞したりサッカーのスタジアムで応援したりしたいと考えていることや、誤った情報を流して、本来ならばワクチンを接種して命や健康を守れた人の命まで危険にさらしたりしていることです。
互いに十分に距離が取れるのに、それでも顔をしかめるのは困りますね。日本ではそういうことはおそらくまずないのでしょうが、わたしも、互いの距離が1メートルもない距離まで近づくのに、相手がマスクをしていないとそうおいう顔になってしまうように思います。

なおこさんはとても知識も学力も高い方なので、なぜワクチン反対派の人があんなに反対してるのか、解明してみてください!
すこくたくさん副反応の人の写真やビデオや体験談があって、それを見ると怖いんですよね....
厚生労働省の次のページが、そういう情報の真偽について詳しく説明していますので、ぜひお読みください。
・厚生労働省 - 新型コロナワクチンQ&A - これは本当ですか?
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/truth/