イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

今度は友と山の冒険 それで自動車保険・ゴミ処理税を払ってきました

 今週の週末に、いつものリミニの友人夫妻がミジャーナの山の家に遊びに来るかもしれないという話、その際、他の友人たちも大勢いっしょに来る可能性もあるという話は、海に行く前から聞いていたのですが、昨日だったか、夫と話した段階では、「本当に来るのかなあ。来なかったらまた週末、マレンマの海に行こうか」と、夫は言っていました。

 数十年来の友人であって遠方に住むこともあってか、イタリア人の友人たちの中でも、特に、急に来ると言ったり、何かしようと誘われたり、あるいは、来ると言っていたのに直前になって来ないということも少なくない友人たちだからです。そうして、そのときになって、「ひょっとしたら来るかもしれない」のが土曜ではなくて木曜日だと知って、わたしは驚きました。旅行から帰ってから片をつけようと思っていた仕事がいくつかあり、そういう仕事を仕上げるめどがついてきたので、休んでいた授業を再開するために生徒に連絡しようと考えていた矢先だったからです。

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Monti Sibillini 3/9/2021

 昨日になってもまだ連絡がないので、ひょっとしたら来られないのだろうかと安心していたら、と言うのも、この友人夫妻は、今年5月の初めに新型コロナウイルスに感染し、ほぼ無症状で、その後まもなく検査で陰性となっているので、今はまだ感染の危険は二人自自身にはないのですが、どちらもワクチン反対派で、ひょっとしたらこの二人といっしょに来るかもしれない友人たちの中には、ワクチン接種がすでに終わった人もいるものの、未接種の強硬な反対者も多いからです。

 それで、今週中にも授業ができると生徒たちに連絡しようかと思っていたら、なんと朝11時過ぎに夫から電話があって、「二人に提案したら、木曜にミジャーナに来る代わりに、いっしょにシビッリーニ山脈をピントゥーラから歩いて、あの山小屋に泊まって、金曜に山からミジャーナに移動するんでもいいと言っているんだけれど、どうかなあ。寝袋で床に眠ることにはなるけれど。」と言うではありませんか。

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 9月3日にピントゥーラからアンブロ山の水源を目指して登ったときに、あらかじめ買っておいた昼食を食べた、あの見晴らしのいい山小屋で泊まろうと言うのです。

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 山小屋の水道の水が出るかどうかは、そのときは確認しなかったのですが、水はそれぞれが必要なだけ持っていけば何とかなるでしょう。感染下なので衛生的な問題があるのですが、夫も友人たちもそういうことを気にする人たちではなく、消毒できるものを各自で持っていくことになると思います。それよりも、誰もが入れるようになっている山小屋なので、すでに他に先客がいたり、誰か他の人が後から来たりする可能性もあって、それが心配です。

 数年前に両肩の凍結肩を患ってから、もう長い間床に寝袋を敷いて寝たことがないのですが、一晩くらいなら何とかなるでしょう。ミジャーナに二人が来て、さらに他の感染の危険がより高いかもしれない友人たちも加わり、長い間屋内で過ごすことになるより、屋外を長く歩く方がいいだろうと考えて、職場から電話をかけてきた夫に、そうしましょうと返事をしました。

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 9月3日には、アンブロ川の水源まで歩いていては、帰りが遅くなってしまうからと、水源まで歩くのはあきらめて、帰りは、上の写真の前方に見える鞍部、Forcella Basseteを通って山の向こうのトレッキングコースへと下り、ピントゥーラに戻ったのですが、夫は今度こそアンブロ川の水源に行ってみたいと考えているのかもしれません。

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 夫が泊まろうという山小屋の周囲は、見晴らしがすばらしいのですが、あの辺りの山は天候が崩れやすいので、また明日の朝にでも、天気を調べてみようと思います。アンブロ川の水源に行こうと、もし夫が考えているとすれば、高みからいったん水源へと標高数百メートルを下っていって、疲れたあとで、同じ道をまた登って戻ることになります。2016年のイタリア中部地震後に閉ざされていた車道やトレッキングコースが、最近は少しずつあちこちで通行可能になっているため、アンブロ川の下流から水源へと登っていくコースが復旧してから歩きたいと、わたしは考えていたので、また明日出発前までに時間を見つけて、そのコースを歩ける可能性も調べてみたいと思います。

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 これまで連絡がないのだから、友人たちは来ても週末だけだろうと考えていたわたしは、夫と電話で話し終えて慌てました。もともと今夜は、ペルージャのいつもの友人たちと、トラジメーノ湖畔の店で夕食を食べることになっていて、そうすると帰りがかなり遅くなる可能性があります。なのに夫が、今日は早く仕事を切り上げて帰るから、トラジメーノ湖のポルヴェー島に行こうと言ったからです。今年は島行きの船が9月26日日曜までしか出ていないので、もし明日から日曜までうちを空けるとなると、確かに今日しか行ける日が残っていないのですけれども、

 マレンマ・トスカーナ旅行中は、ニュースを追えずにいたために、もう少し情報を収集してから書こうと思っていた寄稿記事を書くのは先延ばしにすることにして、今日は仕上げて送ろうと思っていた仕事の文書があります。そうして、9月24日が自動車保険の支払いの締め切りで、早めに職場を出て午後4時に帰宅する夫と島に向かうとなると、自動車保険は保険会社の支店の昼休み前までに行って払わなければいけません。それで、すぐに出かけて支払いました。ロックダウンや感染でできるだけ外出を控え、そうして、新しい車を買ってからは夫が自分の車で出かけたがるので、今回はなんとブラックボックスによると、1年間で1133kmしか運転していないのに、それでも保険が568.06ユーロとは高いなあと思い、また、来週もし歯医者での神経を抜く治療が終わったら払わなければいけないだろう金額もいくらになるだろうと思い浮かべながら、支払いを済ませました。また、9月末が、ゴミ処理税の3回目の支払いの期限なので、帰りに郵便局に寄って、3回目・4回目の支払いを共に済ませました。郵便局員が何やら処理をしている最中だったのでしばらく待ちましたが、前に列ができていることが多い郵便局に、珍しくわたしの他に客が誰もいなかったので驚きました。ゴミ処理税は、去年まではF24という様式の振り込み書が送られてきて、支払うことになっていたので、払い込みの手数料が不要だったのですが、今年からは必要となり、一括払いなら手数料も一度だけ、2ユーロで済んだところを、まさか手数料がいるとは思わず、分割払いにしたら、今日は3回分、4回分を一度に払っても、両方にそれぞれ2ユーロずつ振り込み料金を取られたので、今年のゴミ処理税の4回分の振り込み手数料の合計が、8ユーロと高くなりました。実は、支払い請求書のどこかに小さく、有料でF24の様式の振り込み書も申請できると書いてあることに、1回目の支払い期限ぎりぎりに気づいたので、来年からは請求書を受け取ってすぐに、F24の様式の振り込み書の申請にいくらかかるのか聞いてみようと考えています。


 というわけで、夫が電話で話していた今のところの予定では、明日も上のリンク先の記事と同じ道を歩いて、山小屋まで行くことになると思います。海辺ではどうしても歩く距離が少なくなり、歯が痛いから柔らかいものをと、家でもレストランでもジャガイモを食べることが多いため、旅行中に体重が増えてしまったので、今はきっと涼しいであろう高い山を歩けるのはありがたいのですが、はてさて、どうなりますことやら。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by katananke05 at 2021-09-23 10:50 x
夫様
とても行動的であちこち
「出かけたがり」ですね〜
我が夫と同じですが もう歳をとったので 長く歩くのは だめで、、昔山男で ふたりして 奥穂高(3000メートルちょっと?カナ)登ったのだけどね〜
それにしても こんなにタイトな予定 びっしりの日々で
この長いブログを
丁寧に 緻密にかけますね〜
だいたい 何時に起床で
何時にベッドなのですか?
Commented by tokotakikuh at 2021-09-23 15:19
お疲れ様です
(* ´艸`)クスクス

イタリアの方の陽気さが、伝わりますね
素敵な出逢い、人と人とのお付き合いを
大切にされているのですね
そして、何よりも・行動派
どうか・・おつかれが重ならないように
楽しんでくださいね(* ´艸`)クスクス
Commented by meife-no-shiawase at 2021-09-24 00:41
最初の部分を拝見していたら
台湾の人たちも同じで笑ってしまいました。
突然訪問すると言ってきたり、突然キャンセルだったり
台湾在住が長くなっても根っこが日本人(笑)なので曖昧な予定はすごく苦手です。
突然来るのはまだしも、来ると言っていて来ないのは準備したのに~なんて。
でも最近はもうあまり迎えることに構えなくなりました。
いいのか悪いのかです。笑。

なおこさんも本当にお忙しいですね。
でも充実していらっしゃるのはいいことです♪
お忙しすぎて体調を崩すことだけはないように~♪
Commented by Penta at 2021-09-24 18:32 x
イタリアの山は、俗に言うハゲ山が多いんですか?
ここは3000mまでは行かない高さだとは思うんですが、全然木がないですね。

実は、日本も昔はハゲ山が多くて、スギとかヒノキを植林して行ったので、今は花粉症が出るほど山に木があるらしいです。
昔の白黒の邦画を観るのが好きなんですが、やはり山に木がない場面があると、やはり本当だなと感じます。
Commented by milletti_naoko at 2021-09-27 05:12
katananke05さん、夫はうちにじっとしていられない性分なので、出不精のわたしは引っ張り出してもらえてありがたいところもある一方、急に言われてとまどうこともしばしばです。だんなさまも、そういうところがおありで、以前には高い山も登られたことがおありだったんですね!

睡眠時間を確保して、早く眠らなければというより、もっと眠る時間と起きる時間を一定に保たなければと反省しているわたしです。
Commented by milletti_naoko at 2021-09-27 05:16
zakkkanさん、ありがとうございます。今日の夕方、無事うちに戻りました。久しぶりに友人たちに会えて、すばらしい眺めも楽しめて、充実した日々となりました♪
Commented by milletti_naoko at 2021-09-27 05:22
メイフェさん、なんと、台湾の人にもそういうところがあるんですね! 柔軟に対応できて、少しでも可能性があれば会いたい、いっしょに行動したいと思うということだとは思うのですが、やはり国民性の違いか、わたしもなかなか慣れることができません。

ありがとうございます。今日の夕方、無事うちに戻りました♪
Commented by milletti_naoko at 2021-09-27 05:25
Pentaさん、イタリアで標高2千メートル前後、あるいはそれより低い山で頂上付近に木が生えないのは、馬や羊、牛や山羊などの放牧のために、木が育たずに、草原になってしまっているためなんです。今回も散歩中に、羊や馬、牛を見かけました。

かつて放牧のために木が育たなかったところに植林をしているところは、実はイタリアにもあって、たとえば、ペルージャのテッツィオ山にもそういうところがあります。
by milletti_naoko | 2021-09-22 22:14 | Marche | Comments(8)