ペルージャでは、町のそこかしこを彩る並木の菩提樹の落葉が進み、
他の木々の紅葉も進んでいます。
昨朝は、今は積もる落ち葉に隠れがちで、
気をつけていないと足を取られて危険な歩道や道路の穴やでこぼこを撮影していたら、うっかり足元を滑らせて転んでしまい、
黄葉や撮影を楽しみながら歩くのはいいけれども、足元にはくれぐれも注意しなければいけないと、つくづく思いました。
実は日曜日、アッシジ郊外の教会でのミサの帰りに駐車場へと、教会近くのホテルの前を通って戻ろうとしていたら、わたしからそう離れていないところで、道路の穴につまずいて転んでしまった高齢の女性がいたのです。
幸い、傷は表面にとどまったようでしたが、とっさのことで手をつけなかったため、顔面をそのまま地面にぶつけてしまい、血も流れてしまっていました。わたしはもちろん、わたしよりも女性のすぐ近くを歩いていた若者たちが、すぐに女性を介抱しよう、何かできることをしようとし、少し離れたところを歩いていた夫も駆けつけました。
そうして、地面に腰を下ろしていた女性の背中を支えたり、近くのホテルに椅子や診てくれる人を探しに行ったり、皆がその場に残ってできるだけのことをしようとし、約20分後だったでしょうか、呼んだ救急車が到着し、救急隊員の言葉で、女性の無事を確認してから、その場を離れました。しばらくすると、電話で連絡をしていた、女性の息子さんもやって来ました。
雨上がりでアスファルトが滑りやすかっただけではなく、やはり道路の穴が、女性が転んでしまった原因でしょうから、こうした穴が、アッシジにせよペルージャにせよ、あちこちに放置されていることは危険で、本当に困ったことだと思います。実際、かなり前の話ですが、自転車かバイクで走行中に、こうした穴で転倒してしまい、ウンブリアの他の町で亡くなった人の記事も読んだことがあります。
けれども一方では、誰か困った人がいると、何かあれば皆で駆けつけて最後まで助けよう、自分たちでできることをしようとする人々が多い、そういう温かい優しい人が多い国なのだなあと、日曜日は改めて思いました。
Articolo scritto da Naoko Ishii
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