イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

黄葉とペルージャの車と進む落葉

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 ペルージャの町の菩提樹の並木は、落葉がかなり進みましたが、

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今も黄葉がきれいな木があって、学校からの帰り道、午後日の高いときに下を歩くと、日の光に金色のきらめく葉が、美しいです。

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 駐車された車にも、菩提樹の黄葉が映っています。

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 それもまた見て楽しいのですが、困るのはこんなふうに、歩道いっぱいに駐車する車があって、時々車道を歩かなければいけないことです。

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 おもしろいのは、同じ公園に並ぶ菩提樹でも、黄葉や落葉の進み具合が違うことです。駐車場へと歩いていくと、こんなふうに手前の木々はまだ黄葉がきれいで、たくさんの葉が落ちていっているのに対して、

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 同じ遊歩道をほんの少し先に進むと、もうほとんどの木が葉を落としていて、落ち葉もほとんどありません。

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 と思ったら、翌日には、前日には落ち葉がなかった芝生の上に、たくさん葉が落ちていたのですが、それは風のいたずらではないかと思います。

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 日の出が遅くなった最近では、小高い丘の上に建つペルージャの中心街の上に、朝日が昇ろうとしてひときわ輝くのを、朝うちを出てまもなくと、学校が近づいてきたときと、2度見ることができます。

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 黄葉や落葉の季節である間に、「啄木鳥や落ち葉をいそぐ牧の木々」という水原秋桜子の俳句を、柿の季節である間に、「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」という正岡子規の俳句を紹介したいと思いつつ、授業計画とにらめっこして、よくばって計画したシラバスを予定通りに進めるのに必死で、紹介できずにいます。俳句も必須の学習事項として、授業案の時間配分の中に組み込む必要があるかもしれません。

 今日は雨が降っていますし、「雨が降ります」も最近学習したところですから、「雨雨ふれふれ」の歌も歌ってみたいところです。そういうわけで、毎日最初からもっと必要事項を精選して、授業をしていく必要があるのかもしれません。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2021-11-16 14:49 | Umbria | Comments(0)