イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

北風に空晴れ夕焼けうつくしい晩秋のペルージャ

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 冬時間に戻った10月末には、時計の針が1時間進んで、朝6時40分から7時40分となった日の出も、最近では日に日に日が短くなって、朝7時過ぎになりました。

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Perugia (PG), Umbria 19/11/2021 7:28

 先週は曇りの日が多く、雨さえ時々降ったのですが、金曜日の朝は北風が雲を吹き払い、久しぶりに空が晴れました。そのため、ペルージャの中心街がある丘の高みへと階段や坂を登っていくと、丘の斜面から現れる昇る朝日がまぶしいほどでした。

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 おかげで、この日の朝は、雲や霧にすっかり隠れて見えなかったトスカーナ州のアミアータ山とチェトーナ山が、霧に霞んでではありますが、ようやく見えました。


 先週の火曜日、11月16日から、日本語の授業のトピックは、好きな食べ物やレストラン、趣味に天気と様々なのですが、文法事項としては、形容詞の学習に入りました。そこで、この前夜に栗を食べ新ワインを飲んだところでもあったため、「昨日の夜は栗を食べました。そして、赤ワインを飲みました。」と、ちょうどその日の朝、出勤前に書いたばかりのブログの記事の写真も使って話したら、わたしがすでに教えていた「ワイン」と「おいしい」だけではなく、同僚の先生から「新しい」という形容詞と「新」という漢字もすでに学んでいたようで、記事に分かる言葉と漢字があると、生徒が喜んでくれました。

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 「くり」の意味は、黒板に絵を描いて、生徒から答えを引き出しました。そうして、「栗」と漢字でも書いて、栗は木ですから、「木」が栗という漢字の中に含まれているんですよと説明しました。記事と写真を見せたのは、わたしの言葉の意味を生徒が理解してからです。

 そうして、「赤ワイン」をきっかけに、色を表す名詞と形容詞を、授業が始まったばかりの頃にひらがなの学習で学んだ「あお」などを思い起こさせながら学習しました。自分の頭で考えた方が、記憶が定着しやすく、授業にも能動的に参加できるので、最初に「イタリア語では名詞でも形容詞でも色を表す言葉は変わらないことが多く、赤も赤いもrossoですが、日本語では名詞は赤でも、形容詞は赤いになります。では、bluを表す形容詞は何と言うでしょうか。」と、生徒に問いかけながら授業を進めました。

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16:45

 日の入りも日に日に早くなり、午後5時前には日が沈んでしまいます。日が沈む位置もさらに南寄りになり、この日、11月19日金曜日には、日の入りの頃、日曜の町の丘の上の雲が金色の光を帯びているのを、部屋の窓から見ることができました。

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 たなびく雲もまた、きれいなピンク色をしています。

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16:50

 同じようにピンク色をしていた上空の空も、しばらくするとその色がひときわ鮮やかになりました。

 日が沈むのがすっかり早くなり、また北風も吹いて寒くなり、トラジメーノ湖の夕焼けはしばらく見られていませんが、こうしてうちの窓からきれいな夕焼けを見ることができて、ありがたいです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2021-11-23 09:41
「赤」 を赤色ペンで
「黒」を黒色ペンで書くと 覚えやすいですね。
私は イラストや写真だと記憶に残りやすいです。

赤という感じは どういう風に生まれたのでしょうね。
調べてみたら 「火」が赤いというのが 起源のようです。
面白いですね。
Commented by BBpinevalley at 2021-11-23 13:00
こんにちは。
こちらは全く反対に、毎日少しづつ日が長くなり、温度も上がってきました。
前回の記事に黄色く色づいたワイン畑が見えましたが、うちの畑は青々と葉が伸び、処置に大忙しです。

イタリアの方に日本語を教えるのは楽しいでしょうね。
私もまたイタリア語を習いたいけれど、田舎に移ってしまったので難しいです。
自分でオンラインで勉強するしかないかな…
Commented by meife-no-shiawase at 2021-11-23 14:06
窓からの風景もまた美しいですね。
窓の下にはネコちゃんがいるのでしょうか?(ΦωΦ)。

日常に関係のある言葉は覚えたらまたすぐに使えたりで
生徒さんたちも学ぶ意欲が高くなりますね。
ホワイトボードのペンの色も赤と青と緑で工夫されています♪
赤ワインも赤だった♪笑。



Commented by milletti_naoko at 2021-12-12 01:45
のんさん、ありがとうございます。視覚情報など、さまざまな感覚を通して学ぶと、より記憶に定着しやすくなるため、あれこれ工夫しています。

晩秋から初冬にかけての寂しい風景や寒さの中では、紅葉や暖炉やストーブの火など、やはり赤い色が心も暖めてくれるように思います。
Commented by milletti_naoko at 2021-12-12 01:52
BBpinevalleyさん、こんにちは。
農場は今頃が一番お忙しい頃でしょうか。こちらは日に日に募る寒さと日が短くなることを実感しています。

今はわたしが日本で勉強していた頃に比べると、インターネットなどで接することができるイタリア語の文章や音声が格段に増えてきましたね。当時は日本が出版するイタリア語の音声教材は高いので、アメリカの英語で書かれた教材をよく活用していました。
Commented by milletti_naoko at 2021-12-12 01:58
メイフェさん、ありがとうございます。うちの猫たちは太陽の動きや餌の時間の近づきと共に、ぐるぐると家の周囲を回るのですが、そうそう、この窓の下は、ちょうど日が高い頃には、猫たちがひなたぼっこをしていることが多いです。

そう言えば、功を奏したのか、最近では「赤」という色はしっかり定着したようです。
by milletti_naoko | 2021-11-22 14:35 | Umbria | Trackback | Comments(6)