クリスマス祝う歌と像と天幕のちゃっかり猫

　日曜の夕方は久しぶりにコルチャー（Corciano）の町に行きました。

　クリスマスが近づき、中世の町並みが美しい中心街のあちこちに、等身大のプレゼーペ（presepe）が飾られています。
　教会の上には彗星が輝き、中心街を取り囲む城壁の城門のその前に、東方の三博士たちと思われる一行が宿泊のために建てたであろう天幕が並んでいます。

　まだクリスマスには早いものの、日曜は、ペルジーノが描いた美しい祭壇画のある、この彗星が上に輝く教会で、クリスマスコンサートがありました。今は解散してしまった、夫がかつて属していた合唱団の一人が、以前は夫たちも歌っていたコルチャーノの教会でコンサートをするからとメッセージがあり、それで聴きに出かけました。
　授業の準備をしていたら、突然出かけようと言われてとまどいはしたのですが、最近はいっしょに過ごせる時間をできるだけ大切にしたいと考えているので、出かけました。おかげで、美しい歌や演奏を聴くことができました。

　コンサートの前後に、町を散歩して、プレゼーペや夜景を楽しんだのですが、冒頭の写真にも写っている天幕の一つの中に、よく見ると猫が１匹いることに、夫が気づきました。

　居心地のいい場所を、うまく見つけたものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓　記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。↓　Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)