神経を抜く治療がようやく済んだ奥歯のそのさらに奥にある親知らずが、そもそも神経を抜いた歯の虫歯が発覚した原因で、もともと何か痛みのようなものがあると思って歯医者に行ったのはその親知らずが原因だったのですが、神経を抜く治療が続いていた間には、虫歯は見つからないけれど、この親知らずは万一虫歯になったら抜いてしまわなければいけないと、歯医者から言われていました。
先週になって、その親知らずにまたおかしな痛みのようなものがある日が続いたので、先週半ばに歯医者に電話をすると、平日は毎日朝8時から午後2時まで授業があるためもあって、取れた予約の日時は昨日の午後5時でした。ところが月曜になって歯医者から電話があって、「バールで感染者と接触して、PCR検査を受けないと、いつに診療できるか分からない状況になってしまいました」と言うではありませんか。
さらに、昨夕夫から聞くと、昨日の朝は、我が家の近くにあるPCR検査をドライブスルーで行える検査所周辺一帯が、検査を行おうとする人々の車でひどい渋滞になってしまったために、朝8時頃に出勤しようとした夫は、ふだんなら10分あまりかかる道を30分かけて通勤しなければいけなかったとのことです。
そのため、検査所は今日から、ミニメトロ終着駅のあるピアン・ディ・マッシアーノの広大な無料の駐車場内に変更となりました。
上の写真は今年5月、もう感染がほぼ収まり、それまで長い列をよく見かけた検査所前に、車がまったくない状況だったときに、夫の車の助手席から撮影したものです。
https://coronavirus.gimbe.org
イタリアの他州に比べて、まだ感染が少ないからと安心していたウンブリア州でも、最近は感染者が急増し、なんと1日に498人の新規感染者さえ出たとのことです。
https://coronavirus.regione.umbria.it/casi
現在の感染者数もなんと4千人を超えてしまいました。
北欧や北イタリアでの感染の上昇の波が、やがてはウンブリアにも押し寄せるだろうことは予想していました。イタリア全国から通う人が多い学校での食堂で、最近は昼食を食べるのをやめ、午後3時と食べるのが遅くなっても、帰宅してから料理していたのはそのためです。クリスマス前にどこか教室で皆で集まって、ちょっとした祝いをしようという他の言語の先生の誘いを、それは感染の恐れがあるので危険だからと断っていたのも、やはりそれでよかったのだと、改めて思いました。
イタリアではこうした状況を受けて、クリスマス前後から年末年始にかけて、新たにどんなふうに感染対策を厳しくするかについて討議が行われ、明日23日にその内容が発表されるとのことです。
ワクチン反対者もいるエミリア・ロマーニャの友人たち少数が、ペルージャのわたしたちの山の家で新年をいっしょに迎えたいのだけれどという話を夫にしていたのですが、感染状況からも、高齢の義父母がいることからも、わたしが難色を示したこともあって、幸いその集まりはないことになりました。たとえ再びまた厳しい規制があることとなっても、いえ、むしろ、この感染を食い止めるためにも政府がきちんと然るべき規制をして、どうか一刻も早く感染が収まり、皆が元気で新しい年を迎えられることを願っています。Articolo scritto da Naoko Ishii
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