イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

美しい夕焼けとピントゥリッキオの絵の謎の手とアレッサンドロ6世

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 たまっていたアイロンがけを、今日はようやくすべて終えました。そうして、よし終わったと、日曜の町の丘が見える南西を向く窓がある部屋に行くと、

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空も窓辺もオレンジ色の光に包まれてきれいなので、感嘆しました。

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 その後も、夕焼けの空が、それは独特の美しい色をしていたので、

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燃え上がるような空の色と雲に見とれたり、写真を撮ったりしました。

 さて、アイロンがけも仕上げなければいけなかったのですが、テレビニュースにも目をやりながら、急速に拡大する感染を受けて、今日中に決定されて発表されるはずの保健省令の情報を得て、できれば寄稿記事を書き上げたいとも考えていました。そうして、書き上げた寄稿記事について、ブログの記事でお知らせしようと考えていました。

 ところが、午後8時半を過ぎても、一向に発表がある気配がなく、まだ話し合いが続いているようでした。

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 そのため、以前から書こうと考えていた、12月4日にオルヴィエートの博物館で見たこの興味深い絵についてお話ししようと考えたのですが、さっと書くつもりが、その前に読んでおくべきことがいろいろあることが分かったので、今日はその謎と答えについてだけ、予告編として言及しておきたいと思います。

 ピントゥリッキオが描いたこの幼子イエスの絵画には、右と左にそれぞれ謎の手が描かれているのですが、実は、この絵の左端に見える手は、聖母像の左下で

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敬い崇める教皇アレッサンドロ6世の手として描かれたものであり、また絵の右端の手は、同教皇の依頼で、その愛人だったジューリア・ファルネーゼを、幼子イエスを抱く聖母マリアに重ねて描いた、その肖像の手だと、近年になって判明したのだそうです。

 今月初めにオルヴィエートの博物館を訪ねたとき、たまたまこの絵の謎を解き明かす展覧会の初日だったために、この絵とその謎のことを知って、



ちょうど昨年、塩野七生さんの本を通して、アレッサンドロ6世とジューリア・ファルネーゼについて読む機会があったために、とても興味深く思いました。詳しくはまた、できるだけ早くお伝えできればと考えているのですが、今日のところはこれまでといたします。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:移住・地方暮らし
Commented by ririrouzu at 2021-12-31 10:46
どんなに偉い人でも、男心は、
いずこも一緒ということですね~(笑)
Commented by milletti_naoko at 2021-12-31 16:43
ririrouzuさん、それだけ大切に思っていたということですよね。
by milletti_naoko | 2021-12-30 07:30 | Altro | Comments(2)