イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

うちにも来たベファーナ 新年のカレンダー完成と伊50歳以上ワクチン接種義務化決定

 イタリアでは18歳で成人を迎えるため、幼かった姪たちも今ではもう二人とも成人となったのですが、夫は最近、どこかへ出かけるたびに、姪たちに贈れるベファーナの靴下を買わなければと言っていました。1月6日、主顕節(Epifania)は、東方の三博士が幼子イエスに拝謁して贈り物を捧げたとされる日ですが、イタリアの子供たちが、前の晩に吊るしておいた靴下に、ベファーナおばあさん(Befana)が贈ってくれるお菓子を楽しみにする日でもあるからです。

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 今朝はそのお菓子いっぱいの靴下を、夫がわたしにも贈ってくれました。大人になってもやはり、こういう贈り物は、贈ってくれる気持ちも、そうして、もらえたきれいな靴下とおいしいであろうお菓子も、うれしいものです。

 1月6日の主顕節は、イタリアでは国民の祝日でもあり、また、イタリアのクリスマスの祝いの締めくくりとなる日でもあります。明日は片づけることになるクリスマスツリーの上に、そのきれいな赤い靴下を飾って、記念に写真を撮ってみました。

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 姪たちへの靴下は、こんなふうに夫自身が、プレゼーペの前に置きました。

 クリスマス前に友人たちとの会食で、新型コロナウイルスに感染してしまった姪が、つい先日受けた検査でもまだ陽性であったため、トーディの義弟家族は、クリスマスと新年に続いて、残念ながら、今日の主顕節にも、来ることができませんでした。

 今ふと思ったのですが、夫が靴下をプレゼーペの前に置いたということは、いつか姪たちが義父母たちも暮らすこの二世代住宅に来て、クリスマスの贈り物と共にこの靴下を贈ることができる日までは、夫は、クリスマスツリーもプレゼーペも、まだ飾っておきたいと考えているのかもしれません。

 ベファーナの贈り物と言うと、2009年の末に、夫が友人たちに頼まれて書いた、美しく心温まるベファーナの物語と、翌年行われたその脚本に基づいた劇の上演を思い出します。わたしが訳してみた日本語訳もありますので、よろしかったら、ぜひお読みください。

   
 さて、ベファーナおばあさんが、世界中の子供たちの家を回って、よい子にはお菓子を、悪い子には木炭を、吊るしてある靴下につめていくと言われるその晩に、わたしは数日前からようやく取りかかり始めた今年のカレンダー作りをようやく終えて、注文することができました。

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 まずは、居間の壁にかけるA3の大きいカレンダー、それから、卓上のカレンダーを作って注文したのですが、そのときにはもう、イタリア時間で真夜中を少し過ぎてしまっていました。

 去年は10月半ば以降、学校の講座で教える授業時間数がいつもの2、3倍となり、授業がクリスマス休みに入るまではカレンダーを作る余裕がなく、クリスマス休みに入ってからも、寄稿記事を書いたり、クリスマスツリーやプレゼーペを飾ったり、贈り物を購入しに行ったりと慌ただしかったため、完成が新年となってしまいました。


 カレンダー作りのために写真を探し始めてから改めて気づいたのですが、ウンブリア州は、なんと2020年11月11日にオレンジゾーンとなって以来、2021年4月26日に緩やかな規制解除が始まるまでの半年の間、まれにイエローゾーンとなった時もあったものの、それ以外はオレンジゾーン、レッドゾーンであったために、特別な理由がなければペルージャ市の外にさえ出ることができず、他の町に暮らす義弟家族や、他州の友人たちとも会うことができずにいました。そのため、ただでさえ、二人で撮る記念写真がほとんどない上に、友人たちや家族と撮った写真も、去年は著しく少ないために、写真選びと言うよりは、まず使えそうな写真探しに苦労しました。

 もうお気づきになった方もおいででしょうか。新しい年、2022年のカレンダーの表紙が、今年1月2日に撮影した写真であるのも、そのためです。カレンダー作りが遅くなってしまったおかげで、新年のカレンダーに使えるいい写真ができました。

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 2月のカレンダーの写真が、ようやく大家族全員で、本当に久しぶりに会食できた7月4日のトラジメーノ湖畔のレストランでの写真であるのも、やはり、おととし11月から去年4月末までの間は、ペルージャ市外に暮らす義弟家族と会える機会がほとんどなかったためです。

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 3月のカレンダーに載せている右下のスポレートのフィオンキ山を登ったときの写真は、4月26日にようやくペルージャ市の外に出られるようになり、4月30日に行って撮影したものですし、左と右上のシビッリーニ山脈のカステッルッチョの高原の写真は、4月9日に撮影したものですが、これも、スノーシューを履いて歩くという、ペルージャ市内ではできないスポーツをするための移動であれば、市外への移動が許されていたおかげで、行くことができたときの写真です。

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 4月のカレンダーの、エニシダが咲くテッツィオ山を、エミリア・ロマーニャの友人たちと歩いたときの写真も、6月6日に撮影したものです。5月の初めに感染してしまった友人がいたため、久しぶりにミジャーナで皆で会えるのが遅くなりました。

 とこんなふうに、カレンダーを作りながら、改めて昨年は、どんなに長い間、移動が規制されていたかを、改めて思ったのですが、それと同時に、そのおかげで、年末年始や復活祭前後に多くの人々が移動して、友人同士や家族同士で会う機会を減らし、感染の増加を抑止できていたことも思いました。

 急速に拡大している感染を抑えるために、イタリアでは昨夜遅くの閣議の結果、50歳以上の市民のワクチン接種義務化、そして、郵便局や銀行など、これまで以上に多くの場所に行くために、グリーンパスが必要となることなどが決まりました。



 詳細はまた、後ほどお知らせしようと思いますが、ワクチン接種やグリーンパス義務化だけではなく、さらなる移動・行動規制が必要だと、個人的には感じるのですが、新たな規制によって、少しでも感染を抑止していくことができ、これ以上の感染拡大や医療機関の逼迫を抑えることができるように願っています。

 と話は少し逸れましたが、ようやく新年のカレンダーを作り終えることができて、ほっとしています。


Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by PochiPochi-2-s at 2022-01-07 00:04
優しいご主人ですね。
今年のカレンダーができ、ホッとされたことでしょう。

私も、この一年間懸案のカレンダーが今日やっと完成しました。
全行程を自分でやりたくて試行錯誤の一年間でしたが、
完成できホッとしました。(^^)
Commented by milletti_naoko at 2022-01-07 00:40
PochiPochi-2-sさんも、ちょうどカレンダーを完成させられたところなんですね。

いくつになっても、甘い贈り物はうれしいものです。ようやくカレンダーができて、今月半ばには届くとのことで、ほっとしました。
Commented by tokotakikuh at 2022-01-07 13:05
一年の計は・・元旦に

カレンダーが出来上がりましたか

良いですね
思い出作品を、一枚一枚眺める
過去と現在を楽しめますね

今年はね、私も
photoalbumを作ってみようかな?と( ´艸`)
Commented by meife-no-shiawase at 2022-01-07 15:43
ご主人さまから靴下とお菓子。
嬉しいですね~♡
今年も仲良しなご夫婦の様子、楽しみに拝見します。

姪っ子ちゃんたちもご主人さま。とても可愛がっていらっしゃるんですね。
私も甥っ子がいますが、やはり息子とは違った可愛さがあって
もう中学生なのですが会うとハグハグしています。笑。
次に会ったらまださせてくれるかな~♪

カレンダーも出来上がってきたのですね!
なおこさんが選んだお写真が満載で、めくるたびに
去年の思い出のお話などもできていいですね♪
Commented by milletti_naoko at 2022-01-07 23:41
zakkkanさん、ありがとうございます。

季節や猫ちゃんたちや京都の美しい風景を何度もまた楽しめる、すてきなアルバムができそうですね。
Commented by milletti_naoko at 2022-01-07 23:48
メイフェさん、ありがとうございます。実は実は、カレンダー作りが遅くなった理由の一つには、何かあってケンカするたびに、作る気が失せて放置していたということもあるのですが、まあ、結果的にカレンダーを作ったということは、波風たちながらも仲よくやっているということでしょう。いろいろなところを訪ねて、新しくまたできた思い出たち、カレンダーのために写真を見返しながら、そうして、カレンダーを見るたび、思い出すことができるのは、いいなあと思います。

甥っ子ちゃん、やっぱりかわいいのですね。昔のカレンダーを見ながら、ああ本当に大きくなったなあと、実感しました。
by milletti_naoko | 2022-01-06 23:48 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)