イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

白雪のシビッリーニ山脈と渓谷さんぽ

 曇ったり霧に覆われた日が続いたウンブリア州でも、土曜日には、気温は低いものの、さわやかな青空が広がりました。それで、高い山は寒いし、森は日が差さないので、オルヴィエートで昼食を食べてからボルセーナ湖に行ってはどうか、でも山を歩きたいなら、フィオンキ山もいいのではと夫に言うと、カステッルッチョの高原を歩きたいと言います。

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 正午にも気温が零度という予報が出ているカステッルッチョの高原(Castelluccio di Norcia)も、とは言え、太陽の下を歩けば暖かいだろうし、最近は、ペルージャでは、雨が降ってもぱらつくくらいだったので、山にもそれほど雪はなく、だから人もそれほどいないだろうと出かけたカステッルッチョの高原は、思いがけず、マルケ側は一面の雪に覆われ、まだだれも踏んだことがないように、降ったばかりのように思われる純白の雪もあって、とてもきれいでした。

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 ところが夫は、「今日は人が少ないよ」とカステッルッチョ行きを提案しつつも、山へと向かう途中に、やはり人が多いかもしれないと思い直し、まだ山が見えてくる前に、「自然トレッキングコース」という道案内を見つけて、わたしに尋ねもせずにそちらへと向かっていき、昨日歩くことになったのは、その自然トレッキングコースへの道でした。

 両側に山がある渓谷なので、夫が車を駐車したところは日が差していたものの、すぐに雪に覆われた日陰の森を歩くこととなり、

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案内があったトレッキングコースの入り口には、歩き始めてから約20分後に到着しました。

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 そして、入り口付近に、このトレッキングコースは、トッリッキオ自然保護区(Riserva Naturale Montagna di Torricchio)を、自然を観察しながら歩くものであるという案内看板がありました。

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 そこで、踏み固められて凍りつつあるところもある雪の上を注意して歩きながら、

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自然トレッキングコース(Sentiero Natura)をしばらく進んでいきました。

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 両側にそびえる切り立つ岩に風情があり、その険しい岩を、緑のツタが彩っています。

 駐車した車から50分ほど歩き、おそらくは春や夏には見られるであろう

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蝶などの昆虫たちを紹介する案内看板まで歩いてから、来た道を引き返しました。

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 日光の強さによって色が変わって目を守る眼鏡のレンズが、それほど日が差していないというのに、どういうわけかずっと黒くなってしまったままで、そのために、風景がさらに暗く見えてしまったのが残念です。時々眼鏡を外して、雪景色を楽しみました。

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 苔むす岩に白い雪が積もる様子にも、趣があります。

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 駐車した車の中で待つのは寒いからと、夫が近くの給水場に水を汲みに行っている間、さらにしばらく歩くことにしました。すると太陽の下に出ることができ、やはり青空の下を歩くのは、気持ちがいいです。こうして、合計1時間半ほど雪の渓谷を歩いてから、車でシビッリーニ山脈(Monti Sibillini)のふもとにあるヴィッソの村に向かい、村に着いたときには、もう午後2時前になっていました。

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 そこで、店で、サンドイッチや甘いもので軽い昼食を済ませてから、カステッルッチョの高原へと車で山を登って行きました。登るにつれて、目に見える世界が一面雪に覆われていきます。

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 降ってまもないのでしょう。真っ白な雪がとてもきれいです。

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シビッリーニ山脈の最高峰、ヴェットーレ山、そして、少し離れた右手の丘の上にカステッルッチョの村が見えてきました。

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 一面の雪に覆われた白い山と高原が、とてもきれいです。眺めがすばらしく、できればゆっくり歩いてみたかったのですが、すでに日が傾き始めて気温は零度前後となり、また、道路に雪が残っているところもあり、凍結すると危険なので、高原を車でしばらく走ってから、久しぶりにノルチャに寄り、それからペルージャへと帰りました。

 ペルージャではひどく寒いものの、雨はほとんど降らないため、雪はありません。思いがけず、銀世界となった山や高原を見られて、うれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by 3841arischan at 2022-01-23 18:58
なおこさん、カステルッチョの高原の雪景色、とても素敵ですね~少し積もった位の雪がとても美しいです(*^^)v
トレッキングコ―スは、雪が結講深そうで、ビックリです^^;
山歩き用の靴を履かれてるから大丈夫なのでしょうか?
歩いてると、身体もあたたまるでしょうから、思ってるよりは、あたたかいのかもしれませんね!
この時期ならではの雪景色を楽しめて良かったですね(^_-)-☆
Commented by yuta at 2022-01-24 06:49 x
銀世界きれいですね。
雪のトレッキングコースを楽しみましたね。
こちらも日本海側は連日雪が降ってます。
Commented by katananke05 at 2022-01-24 21:15 x
渓谷や岡や しょっちゅう歩きに出かけていらっしゃるけど
こんな雪の山も あるかれるとは
ご主人様とても 歩くのがお好きですね〜
まあなおこさんも お好きそうだから お二人の趣味があってよかったですね〜
こんな雪山を見たら スキーがしたくなりますよ〜
Commented by milletti_naoko at 2022-01-27 18:16
アリスさん、ありがとうございます。わたしも思いがけず、まだ一面が雪に覆われた美しい山と高原を見られて、うれしかったです。登山靴を履いて歩きました。かつ今回は、雪がそれほど深くない上に硬めで、それほど雪の中に沈んではしまわないために、歩きやすくて助かりました。
Commented by milletti_naoko at 2022-01-27 18:20
yutaさん、青空の下、真っ白な雪に覆われた山と高原がきれいでした。雪の上を、幼い頃札幌で歩いた道を思い出しながら歩きました。

そちらも寒い日が続いているようですね。
Commented by milletti_naoko at 2022-01-27 18:26
katananke05さん、雪山も風情があって、歩くと暖かいのですが、できれば青空の下を歩ければ、もっとよかったです。
夫が自然の中を過ごしたり歩いたりするのが好きなので、いっしょに歩くうち、わたしも山を歩くのが好きになりました♪
by milletti_naoko | 2022-01-23 17:00 | Umbria | Trackback | Comments(6)