ペルージャを散歩 講座終了ほっと一息

　日本の高校で国語を教えていたときは、授業以外にも、分掌や担任のクラスや委員会、部活動などもあって慌ただしかったのですが、それでも週に教える授業時間数は、土曜日の授業も含めて、23時間くらいであることが多かったように思います。今回の講座は、週の授業が平均30時間という、例年の2、３倍の授業を担当したため、授業はもちろん、準備もあって大変だったのですが、今日はその講座が無事に終了して、ほっとしました。

　そうして、同僚の先生と生徒といっしょに、祝いの宴にハンバーガーを食べて、おしゃべりをしました。

　ただ、正午頃に学校を出たものの、ハンバーガー店で皆がそろうのが最終的に1時半となったため、用事を済ませることができたのは幸いだったのですが、いつから食べられるのか分からず、むだにあちらに行ったり、こちらに行ったりと、ペルージャの町を歩き回りました。
　実は、年末にズボンを購入して裾上げを頼んでいた店が、学校からそれほど遠くないため、いつか授業のあとに取りに行きたいと思いつつ、ずっと行けずにいたのですが、今日はようやく取りに行くことができました。けれどもそのあと、ハンバーガー店の近くに行ってみて、まだ食事はできないらしいと分かったので、今度は収入印紙を買いに、この写真を撮った場所の近くにあるタバッキに行きました。今日購入できた店で尋ねて初めて分かったのですが、タバッキの中にも、収入印紙を扱っている店と、扱う許可を得ていない店があるのだそうです。中心街の近くまで行ったついでに、この店なら扱っているのではと聞いてみて、幸いこの尋ねた２軒目の店で、無事に購入することができました。

　そのあと再びハンバーガー店の近くまで戻ったのですが、どうもまだ30分ほど待つ必要があるらしいと分かり、最初はうろうろと、サンタンナ駅の見える見晴らしのいい道を歩いてみたのですが、

工事が終わるまでには、まだかなりかかりそうな駅の向こうに、ペルージャの中心街の町並みが見えたので、せっかくだからやはり中心街の見晴らしのいい場所まで歩いてみようと、

収入印紙を買ったあと、そのままエスカレーターに乗っていれば、すぐに行けたはずの、こちらの展望台まで、坂道を登っていきました。

　雲は多かったのですが、久しぶりにペルージャの町を、こうして眺めることができて、うれしかったです。

　ちょうどこうして見晴らしを楽しんでいたときに、連絡があり、皆でようやく集まれそうだということで、坂道を下り始めました。
　そうして、皆で祝いとねぎらいの食事を楽しみました。最近すっかり体重が増えてしまって、歩かなければとならなかった折でもあり、気がかりだった用事を終えて、たくさん歩いて、見晴らしも楽しむことができてよかったです。
　講座自体が終了したあとも、あれこれと講座関連の書類を作成したり、記入を終えたり、送付したりしなければいけないので、この記事を書き始める直前まで、そういう書類の作成や記入をしていました。授業中のプリントや学校の今回の講座の資料が、かなりの量になるので、できるだけ早いうちに整理を済ませたいと思うのですが、今日はそろそろ休むことにしようと思います。
　いろいろありましたが、無事に終わり、皆が満足の行く形で講座を終えることができて、本当によかったです。
　というわけで、１月分の寄稿記事が、まだ一つも書けていないのですが、その記事を書いたり、家事や義父母の手伝いをしたり、そういうことにようやく手をつけていくことができます。ばんざい。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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