猫の日にピザとハンバーガー食べたらあら

　スーパー猫の日だったというおとといの夕方は、階下の義父母宅に、親戚の来客があり、早めに帰宅して家の前に駐車し、２階に上がった夫からそれを聞いたわたしも、夫と共に階下に降りました。そうして、夫のおば、義父の今は亡きお兄さんの奥さんとその娘、つまり夫のいとこの二人と、久しぶりに会って長い間話をしました。

　このおばの家は、かつてはよく、クリスマスや復活祭などの頃に訪ねていたのですが、近年は感染下で、夫のおじ・おばは皆高齢でもあるため、もう長い間会っていませんでした。夫のいとことおばも、わたしたちもマスクをつけての出会いでしたが、久しぶりに会って、あれこれ話をすることができて、本当によかったです。

　そうして、話が終わって、おばたちが車で出発してから、夫と二人で夕食にピザとハンバーガーを食べに行こうということになり、

マジョーネのいつものピザとハンバーガーがおいしい店、I Cento Passi - Officina di Pizzaに食べに行きました。最近は、義弟夫妻と４人で行くことが多かったので、夫と二人で食べるのは久しぶりです。ハンバーガーがおいしく、おなかがすいていたので、食事のしたくをせずに、すぐに食べられて、ありがたかったです。
　ちなみに、この店の名前、I Cento Passiはイタリア語では「百歩」という意味なのですが、この店は、店内に映画のポスターが張られ、ピザやハンバーガーにも映画の名前が使われていて、わたしが食べた、と言うより、最近好きで毎回食べるハンバーガーの名前も、New York Storiesと、映画の名前から来ています。店名も、映画の題名から取られていて、「百歩」という題は、主人公の家がマフィアのボスの家から百歩離れたところにあることに由来するようです。（参照ページはこちら）

　そうして、猫の日だったこの日の晩に、店を出て車に戻ろうとしたとき、夫が車のボンネットの汚れに気づいて言いました。着いたばかりの車はボンネットが温かいから、猫たちが上に乗りたがるんだよなあ。確かに、つい先日、夫が業者に頼んでぴかぴかにしてもらったばかりの車のボンネットは、土に汚れていたであろう猫の足跡でいっぱいです。百歩分の足跡さえあったかもしれません。
　ちょうど西日が当たって暖かい家の前の庭に、すぐ出発するつもりで夫が置いた車のボンネットが温かいので、猫たちが大喜びで、皆で上に乗ったのでしょうか。こんなふうに、夫から猫へ、猫から夫への置き土産があった猫の日と相なりました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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