イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

オルヴィエートからボルセーナ湖へ 散歩して確認 椿の森

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 まだ朝晩寒く、山の高みに雪が見えた上に、夫はテニスの練習などで疲れていたため、日曜は山には行かず、朝ゆっくりとうちを出て、いつものオルヴィエート郊外の日本料理店、Nihoriで、二人で昼食を食べました。

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Nihori Ristorante Giapponese, Orvieto (TR), Umbria 13/3/2022

 日曜だったので、コーヒーと水、サービス料も込みで12ユーロの昼食セットは頼めない可能性が高いと思い、オンラインでメニューを見て、何を頼もうかと考えていたのですが、幸いいつものランチメニューから注文できるとのことです。その方が、好きなものをどれも食べることができて値段も安いからと、結局夫もわたしも、昼食メニューから、最近ではいつも頼んでいるお決まりの料理を頼みました。

 寿司・刺身盛り合わせの皿が新しくなっていて、食べると白い梅の花が現れました。巻き寿司は、いつもなら三つとも鮭あるいはマグロであるのに、この日は、うち一つの具がアボカドになっていましたが、その代わり、サーモンのカルパッチョがいつもより厚めに切ってあって、うれしかったです。

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 好きな鮭の寿司・刺身を、店で一度存分に食べてみたいと思うものの、この店はエビのてんぷらもおいしいのです。もしアラカルトでエビのてんぷら一皿を頼んだら、それだけで満腹になってしまうに違いないので、いつものランチセットが、やはり好きなものをあれもこれも食べられて、懐にも優しいです。

 夫はセコンドとして、最近のお気に入りになっているレインボーロールを注文しました。アボカドと鮭とマグロで包まれた巻き寿司は、中に揚げたてのエビのてんぷらが入っているのですが、そのエビのてんぷらの衣がからりとしておいしいと夫が言います。

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 わたしたちが座った座敷席のテーブルと、その後ろのテーブルにだけ、赤いバラを生けた花瓶がなかったのですが、そう言うと、夫がこっそり、隣のテーブルの花瓶を取って、わたしたちのテーブルの上に載せてくれました。隣には結局、わたしたちがいた間じゅう誰も来なかったので、バラがその間も、食べる人の喜びに貢献してくれたということにしておきましょう。

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https://www.google.com/maps/

 オルヴィエートの崖下周遊トレッキングコースは、四季を通じて花や緑、風景を楽しむことができ、2時間しっかり歩くこともできるのでいいなあとわたしは思うのですが、夫はどうも飽きてしまったようです。

 そこで今回は、オルヴィエートの中心街へと向かう途中、いつも見かけていた道路案内標識にあった町、カステル・ジョルジョ(Castel Giorgio)を訪ねてみることにしました。

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Chiesa di San Pancrazio, Castel Giorgio (TR), Umbria

 ところが、行ってみると、観光するべき場所が特にあるわけではなかったので、教会だけ訪ねました。祭壇近くの青とも緑ともつかない優しい色や手前のアーチの下の模様が美しいなあと思いました。

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Lago di Bolsena (VT), Lazio

 そうして、カステル・ジョルジョを出たあと、道路地図を見て、南へと下り、サン・ロレンツォ・ヌオーヴォの町を通って、ボルセーナ湖Lago di Bolsenaに行くことにしました。

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 わたし自身は単純に、青空の下、湖を見やりながら散歩をしたかったのですが、ガソリンが高いしととまどう夫を説得するために、

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以前から夫が、近くまで行って確認したいと言っていた、ボルセーナ湖畔の遊歩道近くにある不思議な椿の森を見に行きましょうと言いました。

 去年の夏だったか、北西の岸辺の遊歩道を車で通ったことがあり、そのとき、奥の方にあるたくさんの緑の木々を見て、夫が「あれは椿に違いないけれど、どうしてこんなところにあるのだろう」といぶかっていたのです。そうして夫は、その後、ボルセーナ湖やボルセーナの町を訪ねるたびに、この椿の森を見に行きたいと言っていたのですが、帰りが遅くなりそうだったり、わたしが疲れていたりしたために、結局行かずじまいだったのです。

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 実はこの椿の森、大きい椿の木が広範囲にわたって密集する場所は、日曜に夫が、疲れたからと駐車場へと引き返し始めた場所よりも、さらに先にありました。

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 というわけで、夫はおそらく車から見ただけだと思うのですが、歩いて通ったわたしが見ると、確かに椿の木で、花の咲く木がところどころにあります。

 昨日は帰り道に、「きっと店がこうしてここで育てておいて、後で売るために栽培しているのだろう」と、夫が言いました。

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 帰りは、この日の散歩中、ずっと対岸に見えていた北東の岸にあるボルセーナ(Bolsena)の町を通って、ペルージャへと戻りました。

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 ボルセーナ(Bolsena)の町の傍らを通り、丘を登ってオルヴィエートに向かうと、

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左手に黄色い花がいっぱいに咲く野原がある松の並木道があり、

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丘を越えて、ジグザグの坂道を下っていくと、走る車から、凝灰石の断崖の上に建つオルヴィエート(Orvieto)の町がきれいに見える場所がしばしばあります。珍しく雲がなく、町全体に日が当たっていて、中心街がきれいに見えるからと、この日は夫に、展望台があるところで車をとめてもらって、撮影しました。

 はっきりと予定を立てずに出かけた1日でしたが、おいしい料理とすてきな散歩を楽しめて、充実した1日となりました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:移住・地方暮らし
by milletti_naoko | 2022-03-15 23:40 | Viaggi