イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

感染が増加する中 診察と検査を予約、地方ニュースの間違いにおいおい

 本来は定期的に受けなければいけない眼科の検診や血液検査を、感染が収まってからと、ずっと先延ばしにしていたため、ウンブリア州では残念ながら、今もさらに感染が増加中ではあるのですが、重い腰を上げて、今朝はかかりつけ医の診療所に行ってきました。イタリアでは、公的医療機関で検査や診療を受けるために、まずその検査や診療が必要だという文書を、かかりつけ医に発行してもらう必要があるからです。



 かかりつけ医の診療所も病院も、人が多くて待ち時間が長くなれば、感染の危険が高くなると考えて、これまで行かずにいたのですが、ふだんであれば少なくとも1時間半は待つ診療所で、今日は10分ほど待っただけで、すぐ診療を受けることができました。「血液検査を受けるなら、尿検査も」とまずはその文書を発行してもらったあと、わたしは両目とも飛蚊症を患っている上に、2016年に左目が後部硝子体剥離を起こしているので、定期的に眼底検査を受ける必要があるため、眼科での眼底検査についても、文書を発行してもらいました。それから、昨年、目の上にできてしまったできものを取ってもらうための診察についても、文書を発行してもらいました。

 診察は皮膚科、あるいは、できものがある場所が目に近いから眼科だろうと思っていたら、文書を見ると、形成外科(chirurgia plastica)となっていたので驚きました。と、この文書については、受け取ってすぐに確認したのに、うっかりして、眼科についての文書を見るのを忘れてしまったため、後でかかりつけ医のところに引き返すことになりました。かかりつけ医が発行した文書には、眼科診察(visita oculistica)としか書かれておらず、検査を受けるべき眼底(fondo oculare)の記載がなかったのです。薬局で眼底検査を予約しようとしたら、記載がないと眼底検査は受けられませんよと言われて、再びかかりつけ医の待合室で、自分の番を待ったのですが、医師にその旨を告げると、同僚から「眼底検査は15分間で、眼科診察は20分間」と聞いていたため、診察時間が長くなるからと、眼科診察だけを書いたのだそうです。ともあれ、再発行してもらった文書を持って、薬局に戻りました。

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 わたしと夫のかかりつけ医の診療所は、同じ建物の同じ階に薬局があり、しかも、その薬局内で、公的医療機関での検査・診療を予約することもできるので、とても便利です。さて、今日、3月16日水曜日の午前中に、わたしが医師に発行してもらった文書を見せて、薬局で予約できた診察・検査日は、形成外科の診察が3月22日、血液・尿検査が4月11日、眼科の診察が4月14日です。眼科の診察については、ペルージャ市内では現在では空きがなく予約できないとのことで、隣町のマジョーネまで行くこととなりました。

 いずれも、今朝の時点で、ペルージャ近郊で最も早く受けられる日に予約をしてもらったのですが、血液・尿検査が1か月近く先となったのは、感染下で1日の同じ時間帯に検査を受けられる人数に制限があるためだと思います。薬局で発行してもらった予約受付書を見ると、3月についても4月についても、保健所や病院に入るにはグリーンパスが必要で、かつFFP2マスクを装着する義務があるとのことで、これなら感染の恐れが少ないと、安心しました。これまでは予約と同時に薬局で料金も支払っていたのですが、今回はまだ日が先だから前日にでも払ったらどうですかと、薬局の人から言われて、診察日や検査日がもっと近づいてから支払うことにしました。保健所や病院で料金を支払うとなると、またそのために長い列に並ぶことになるため、できれば予約をした薬局で払いたかったのですが、確かに最も早い診察でさえ来週の話で、何かの都合で日時を変更する必要が出てくるかもしれません。薬局に行ったついでに、尿検査に必要な容器も購入すると、値段は80セントでした。

 眼底検査用の文書を書き直して再発行してもらうために、かかりつけ医のところに戻ってから、再び薬局に行き、どちらでもまたしばらく自分の番を待つこととなりましたが、それでも幸い、診療所の待合室で待つ人が少なかったおかげで、うちを出てから1時間半後に、家に戻ることができました。

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https://coronavirus.regione.umbria.it/casi

 かかりつけ医の診療所に人が少なかったのは、ウンブリアで感染がさらに拡大し、1日の新規感染者が2,303人、現在の感染者が18,003人という事態になっているためではないかと思います。



 ウンブリア州での感染が増加していて心配だと、ブログの記事を書いた翌日、午後2時からの地方ニュースを見ていたら、現在の感染者数(attualmente positivi)が1,543人だと言う報道があったので、驚きました。

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TGR Umbria delle 14 del 14 marzo 2022  In realtà erano 15,431!

 前日に、1日の新規感染者数が1500人を越えていて、現在の感染者数も1万数千人だと言う記事を書いたのに、わたしが勘違いしたのだろうかと思って確認すると、なんとRaiのウンブリアの地方ニュース、TGR Umbriaは、その日、15,431人であった現在の感染者数を、数字を一桁間違えて1,543人と、十分の一であるとして報道していました。

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 ただでさえ、皆に危機感がなく、そのために感染が増加しているというのに、こんなふうに数を間違えて報道してはいけないと、すぐに地方ニュース局に連絡しようと思ったのですが、メールを書いてもいつ読まれるか分からないので、ツイッターですぐに伝わるようにしました。この日の午後7時半からのニュースでは、感染が増加して警戒すべき状況であることが冒頭で伝えられ、その際、感染者数も正しい数字に改められていたのですが、昼のニュースで数を間違えたことには、いっさい言及がありませんでした。

 予約できた診察・検査日は6日後、約1か月後となりましたが、その頃には少し感染が落ち着き、安心して診察や検査を受けられる状況でありますようにと願っています。予約日時があまり先になりすぎると、感染者数そのものは少なくなっていても、もしグリーンパスの所持・提示やFFP2マスクの装着義務がない状況になってしまっていれば、その方が感染の危険が高まるわけですから、ちょうどいいときに予約ができたのではないかと、今のところは考えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by katananke05 at 2022-03-17 14:16 x
なんだかずいぶん大変な労力をつかうようなイタリア 医療事情のようですね〜
日本ではかかりつけ医のクリニックだと 血液検査などの結果は
その日にはわからないし
薬がでたら 出してもらった処方箋で だいたい近くにはある薬局ですぐに手に入ります〜
待ち時間はそう長くない〜
大病院だと 血液検査結果は1時間後にはわかり 薬もその病院でもらえます〜
ただし大病院はたとえ予約でいっても  診察に1時待ちはふつうですが、、 1にちですむのは
ありがたいです〜
だいたい大病院の診療は
かかりつけ医からの 紹介状がいりますが、、
まあ 諸外国と比べ 国民保険せいどのおかげで 一般に医療費が安いというのは
ありがたくおもっています〜
とくに病気が多くなる老人にはね〜

Commented by milletti_naoko at 2022-03-18 18:52
katananke05さん、私立の病院や検査機関を使わずに公的医療機関でということになると、かかりつけ医を通さなければいけないので、時間と手間がかかってしまうのですが、水曜は人が少ないので助かりました。薬局では列に並んで待ったのですけれども。

日本の大病院でも、予約があっても診療に1時間待つことがあるのですね!
by milletti_naoko | 2022-03-16 23:15 | Covid-19 Italia | Trackback | Comments(2)