夏の浜辺思わせる盛りつけみごと オルヴィエート日本料理店

　今日も、朝から空が曇り、冷たい北風が吹いていたので、山よりは町へ、そしておいしいものをと、オルヴィエート郊外の日本料理店に食べに行きました。

Nihori Ristorante Giapponese, Orvieto (TR), Umbria 19/3/2022
　そして、夫が頼んだ鮭の裏巻きが運ばれて来たとき、箱庭風の盛りつけが、どこか芸術的でさえあり、思いがけずすてきだったので、感嘆しました。夏の砂浜にビーチパラソルを立てて、日の光や波の音、海の眺めを楽しんでいるような雰囲気が伝わってきます。
　小道具をうまく使って仕上げてあるのもいいなあと思います。夫がこの鮭の裏巻きを頼んだのは久しぶりなのですが、店の人に尋ねると、いつでも誰にでもこの料理ならこう盛りつけるわけではなく、時間があるときだけなのだそうです。

　行くたびに少しずつ変化があって、最近少しずつ皿が変わっているのですが、今日は初めて、割り箸が店名を書いた箸袋に入っているのを見ました。
　寿司・刺身盛り合わせの巻き寿司は、今回はマグロだったのですが、中のマグロがこんなに大きいのは初めて見たように思います。

　今日は最初から、テーブルの上に赤いバラがあって、うれしかったです。
　３月１３日日曜日に行ったときには、それまでと同じように、テーブルに置かれた紙のメニューを見て注文するようになっていたのですが、今日は、テーブルの上にあるQRコードとスマホを使って、店のサイトに接続し、そこから直接食べたいものを注文するようになっていました。すでに何度も食べているわたしたちでも、要領が分からずにとまどったので、スマートフォンの画面で料理名を見ても、それだけではどういう料理かが分からない人や初めての客には、頼むのが大変だろうなと思いました。スマホの操作で注文を終えると、店の人がテーブルまで来て、口頭で頼んだものを読み上げて確認します。

　こういう方式にすると、店の人がこれまでなら、まずメニューを運んで、それから注文を取りに来てと、二度テーブルまで来る必要があったのが、一度で済むことになります。今日は、注文前から店の人がそばに来て、スマホでの注文の仕方を教えてくれました。ただ、メニューの写真を見ての方が料理を選びやすい上、客が注文する品数が増えそうな気もするので、今後もこの注文方法が続くのかどうか、気になるところです。

　一つ二つと夫が裏巻き寿司を食べていって、最後の二つが残ったときには、その間に立っていたビーチパラソルも、さらに一つ食べれば、傾いて倒れてしまうのではないかと思ったら、なんとなおもきちんと立っていたので驚きました。
　いつ行っても何かしら発見や驚くことが多く、一人１２ユーロでおいしい日本料理を満喫できるので、今日もまた食べに行くことができて、うれしかったです。
　この記事は予約投稿で、書いたのは３月１９日土曜日の晩です。
Nihori Ristorante Sushi Giapponese a Orvieto
Via Angelo Costanzi, 102 - 05018 Orvieto
Tel. : 0763 450593
Sito : NIHORI - Ristorante Giapponese Sushi a Orvieto e Fabro Scalo - HOME
FB : Facebook - Nihori - Informazioni

Articolo scritto da Naoko Ishii

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