イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

イタリアの父の日はイエスの養父 聖ヨセフの日、揚げ菓子・篝火で祝う3月19日

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 イタリアでは父の日を、幼子イエスの養父である聖ヨセフを記念する日、3月19日に祝います。聖ヨセフはイタリア語では サン・ジュゼッペ(San Giuseppe)で、そのため、3月19日土曜日にオルヴィエート(Orvieto)を訪ねたとき、

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Chiesa di San Giuseppe, Orvieto (TR), Umbria 19/3/2022

上の写真のサン・ジュゼッペ教会(Chiesa di San Giuseppe)の正面扉が開いていて、入ってみると、入れかわり立ちかわり、信者の人が来て祈りを捧げていました。

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 腕に抱く幼子イエスを優しく見つめる聖ジュゼッペの像を、窓から差す日の光が照らしています。

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Duomo di Orvieto, Orvieto (TR), Umbria

 崖下周遊トレッキングコースから坂道を登り、歴史的中心街に入ってからは、大聖堂を一目見て、駐車場に向かったのですが、

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大聖堂の正面の左上には、聖母マリアの結婚が描かれていて、中央左に聖母マリア、右に聖ヨセフの姿が見えます。

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 そうして、この絵では、聖ヨセフが聖母マリアの指に、指輪をはめているのですが、

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https://twitter.com/Umbria_N_Web/status/1504428116764241920

実はこの聖母マリアの結婚指輪は、15世紀からペルージャの大聖堂にあって、14の鍵で厳重に守られた金庫に普段は大切に保存されているのですが、今年3月19日、聖ヨセフの日には、特別に皆が見られるようになっていたと、ウンブリアの地方ニュースで報道がありました。

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 わたしたちは、贈り物は父の日当日に贈ったのですが、翌日が日曜で、大家族皆で昼食を共にしたので、その祝いのプリモは、義母に教わりながら、夫が初めて作ったパスタ・アル・フォルノ(pasta al forno)で、

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デザートにはわたしが、イチゴのクロスタータを作りました。二人ほど、イチゴは食べない、食べられない人がいたので、代わりに一部オレンジを載せました。

 クリームを作り始めてから、小麦粉がなくなったのに気づいて、代わりにスペルト小麦粉を使い、さらに砂糖も黒砂糖を使ったので、クリームの色が少しベージュがかっていたのですが、皆がおいしいと言ってくれたので、うれしかったです。


 ウンブリア州では、本来であれば、この聖ヨセフの日に食べる揚げ菓子があるのですが、健康上の理由などで食べられない人が少なくないこともあって、日曜は皆が食べられる果物たっぷりのクロスタータにしました。


 また、この記事を書くために、過去の関連記事を見返していて思い出したのですが、聖ジュゼッペを記念する日の前日には、大きなかがり火を焚く習慣が、イタリア各地にあるようです。

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 お菓子の話が出たついでに、3月20日日曜日は、ミサのあとで朝食にとバールに行ったため、朝食の時間が遅くなったのですが、イチゴが載ったミモザケーキを見て、思わず注文して食べました。

 そのため、せっかくの夫の力作のパスタは、昼食時には半分しか食べられなかったのですが、おいしかったです。

 ペルージャの大聖堂にあるとされる聖母マリアの結婚指輪については、またいつか機会をとらえて、お話しできたらと考えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2022-03-23 08:48
イチゴのクロスタータ
おいしそうですね~
イチゴ大好き。(#^^#)

クロスタータとは タルトのことなんですね。
タータ= タルト かな?

ヨセフさん= ジュゼッペさん なのね~

マリアさん=マドンナ でしたよね。

Commented by meife-no-shiawase at 2022-03-23 15:33
ご主人さまが作られたのはラザニアみたいな感じなのでしょうか。
平たい麺が好きなので興味津々です。

なおこさんのケーキも美味しそう♪
ちゃんと食べられない方のためにオレンジを♪
心遣いがさすがです。

健康上の理由で揚げ物を食べられないというのは
やはりカロリーが高いとか、そういうことからなのでしょうか。
Commented by milletti_naoko at 2022-03-23 18:40
のんさん、わたしもイチゴが大好きで、イチゴの季節になって、うれしい限りです。日本と違って、イチゴを使ったケーキやお菓子が、イタリアでは年中見つかるわけではありませんから、なおさらのこと。

Madonnaは今ではもっぱら「聖母マリア」を指す言葉として使われますが、madonnaはもともとはmia donna「わたしの婦人、女性」から派生した言葉で、古くは女性に呼びかけるのに使われていた言葉で、そこから大文字始まりのMadonnaが聖母マリアを指すのに使われるようになったようです。
https://www.treccani.it/vocabolario/madonna/
フランス語ではNotre Dameで、「わたしの」ではなく「わたしたちの」となり、「わたしの…」の方はmadameとなり、イタリア語とは別の意味で、「奥様、…夫人」の意味で使われているのもおもしろいなと思うのですが、そのあたりは次の記事に書いてありますので、もし興味がおありであれば。
https://cuoreverde.exblog.jp/24558983/
Commented by milletti_naoko at 2022-03-23 19:12
メイフェさん、ラザニアほどこってりはせず、義弟が肉の入ったソースを嫌うので、肉はトマトソースを作るのには使うものの、ソースそのものからは取り除いてあるのですが、よく似た感じです。

ありがとうございます。わたし自身、あれこれ苦手で食べられないものがあることもあり、せっかく作ったのだから皆に食べてもらえたらと、オレンジを載せてみました。

高血圧だったりコレステロールが高かったり、そういう理由からなんです。
Commented by ciao66 at 2022-03-23 19:32
聖ジュゼッペと聖ヨセフとが同じだとは知りませんでした。
音を並べてみると似ている気がしますね。gとj、pとf!
聖ジュゼッペの像はサン・ジュゼッペ教会だけに立派なものですね。聖父子像というのは珍しいような気がしますし、父の日と聖ジュゼッペの日が同じというのもなんとなくいいですね。
Commented by milletti_naoko at 2022-03-24 01:47
ciao66さん、わたしも聖父子だけの像は見かけることが少ないのですが、さすがにサン・ジュゼッペ教会ですね。

父親のお手本ということでしょう、いつだったか父の日に、フランチェスコ教皇もそう話していました。
by milletti_naoko | 2022-03-22 22:56 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)