イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

枝の主日オリーブの枝に天の祝福

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 カトリック教会では、春分後の最初の満月の次の日曜が、復活祭(Pasqua)と定められているため、日にちは年ごとに異なり、今年の復活祭は来週の日曜日、4月17日です。

 復活祭の1週間前の日曜日、つまり今年で言えば今日は、枝の主日(Domenica delle Palme)で、教会のミサで、最後の晩餐前から主の受難、十字架でのイエスの死までを語る聖書の場面が読み上げられます。また、例年であれば、枝の主日には、教会の入り口などに置かれている、祝福されたオリーブの枝を受け取り、前年飾った枝と取りかえて、翌年の枝の主日まで、家の部屋に飾っておきます。

 2020年3月からは、新型コロナウイルス感染症の拡大のため、



2020年の枝の主日は、イタリア全土がロックダウンとなっていたために、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂でフランチェスコ教皇が司るミサに、テレビの生中継を見るという形で、参列しました。そして夫が、テレビでオリーブの枝の祝福があるはずだと、あらかじめ庭のオリーブの枝を切って準備をし、その枝をテレビの前に置いておいたら、ミサが始まる前に、オリーブの祝福がありました。

 今朝参列したペルージャのわたしたちの教区教会のミサでは、聖書の読み上げが長いからと、説教が割愛されていたため、2年前の枝の主日におけるフランチェスコ教皇の言葉を、ここに再び引用し、ご紹介します。

「前には闇ばかりで先が見えない、皆から裏切られて見捨てられたと感じる、そういう辛く苦しい思いと定めを、主も自らが私たちのために経験されたのです。ですから、打開策が見つからず、裏切られ見捨てられた、そういうとき、主はすぐそばにいてくださるのです。悲嘆にくれるわたしたちに寄り添い続けられるように、その苦難すべてを自ら体験されたのです。」



 一方、去年の春は、ミサはずっとテレビ中継で参列していたのですが、枝の主日には、祝福されたオリーブの枝を受け取ろうと、夫が教区教会のミサに参列しました。そして、去年のことをわたしはすっかり忘れていたのですが、上の記事に書いてあるように、感染下であるために、ふだんなら入り口に置いてある祝福されたオリーブの枝がなく、各自がオリーブの枝を持っていって、ミサの間に祝福を受けることになっていたそうです。わたしは、この日は足を痛めてうちに残ったため、そのことは夫から聞いて記事には書いたものの、すっかり忘れていました。

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 と言うわけで、今朝は10時からの教区教会のミサに行ったものの、教会にオリーブの枝がないのに気づいて、家に引き返し、庭のオリーブの枝を、わたしたちだけではなく、他の家族のためにもと多めに切り取って、それから教会に戻りました。

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 わたしたちと同じように、もらえると思っていたオリーブの枝を持ってこなければいけなかったことに気づいて引き返す人や、それを残念がる人を、ミサの最中に何人も見かけました。

 感染下で長椅子に座ることができる人数が限られ、参列者が多かったため、わたしたちが教会に戻ったときには座れる席がなく、立ったままミサに参列したのですが、そのおかげで、パンテオンのように円の中央から差し込む日の光や十字架が描かれた祭壇の絵が教会の床に映る様子が美しく、また、象徴的だなと感嘆しました。ミサの途中で撮影しては失礼とも思い、1枚だけさっと写しました。

 まもなく大家族での昼食が始まりますので、これから下階に行ってきます。皆さん、どうかよい1日を。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by katananke05 at 2022-04-11 22:29 x
昨日の枝の主日、、
サボってしまいましたがさすがイタリアでは オリーブなのですね〜
こちらでは ソテツのかたい 先が刺々してる 葉をいただきます〜
来週は教会に行かないとね〜
まだ 日頃のミサは地区別の少数制のようですが
イースターは制限がないようです〜
Commented by milletti_naoko at 2022-04-16 05:01
katananke05さん、ソテツですか。それぞれの国で同じカトリック教でも使う木が違うのもおもしろいですね。

夕方に義父と見るテレビ放映のミサや祈りの会合も、復活祭が近づいて、参列する信者がかなり多くなってきました。
by milletti_naoko | 2022-04-10 20:05 | Feste & eventi | Trackback | Comments(2)