復活祭 うさぎ寿司・チョコ卵 ミサと復活し花咲く椿

　今日、4月17日日曜日は、復活祭です。大家族での祝いの昼食で、わたしは前菜に寿司を担当することになっていました。

　そこで、家族の皆が食べ慣れて、おいしいと言ってくれているいつもの巻き寿司を作り、ただし、復活祭だからと形と盛り方を少し変えて、一人ひとりの皿には、うさぎの顔の形になるように盛りつけ、もう少し食べてみたい人用に、盛りつけた一皿が花に見えるように、巻き寿司を並べてみました。
　最近、美しい手まり寿司の写真をよく見かけるので、趣向を変えて手まり寿司にしようかと思っていたのですが、「皆がふだんおいしいと言ってくれている寿司の方がいいんじゃない」という夫の助言に従いました。

　前菜には他にも、卵とチーズをたっぷり使った復活祭のパン（torta di Pasqua）があった上、続いて、パスタに子羊の肉に、付け合わせの野菜に、姪の手作りの復活祭のケーキ、チャラミーコラと、食べるものがたくさんあったので、巻き寿司は、写真に写っている分だけ、切ってテーブルに並べました。ただし、量は多めに作っておいて、必要とあれば、切って出せるようにしてありました。

　復活祭の日は、朝ごはんにも、前日に教会で祝福を受けた復活祭のパン（上の写真）やゆで卵を、同じ二世代住宅に住む皆といっしょに食べます。興味のある方は、上のリンク先の記事をご覧ください。

　例年は朝起きてすぐに、夫が復活祭の大きな卵型のチョコレートを贈ってくれることが多いのですが、今朝は何もなかったので、今年はないのかと思っていたら、教会のミサから帰宅したあとで、大好きなリンドールのチョコレート卵を贈ってくれたので、うれしかったです。

　今朝は、うちの近くにある教区教会のミサに、義弟夫婦と参列しました。
　「主はすでに満足している人ではなく、闇や苦しみの中にいる人の、その痛みの中に来てくださるのです」、「年に２回、復活祭は、新たに生まれ変わる、再生する、人生が新たなものとなる日です。入り口を閉じていた石がないということは、それまで閉じ込めていたものから自由になり、解き放たれたということなのです。洞窟の中に入る前と出たときでは服装（abito）が変わっていたように、習慣（abitudini）を変えて、人生を新たに生きる、そういう心意気で、今日は教会から出てください。」
　お義母さんの葬儀のときに、温かくすばらしい説教をした若い神父さんの言葉が、今日も心に響きました。上の写真は、ミサが始まる前に撮影したものです。祭壇を飾る花が紫陽花であることに驚きました。

　地面に植え替えてから、すっかり弱ってしまって花が咲かなくなった椿たちが、再び鉢に植え替えたおかげで、今年はようやく復活してつぼみがたくさんつき、今朝は、このあでやかな椿の花が咲いていました。

　日本を思わせる懐かしい花の椿も、三つ目の花がつぼみから開こうとしています。枝ぶりや咲き方は、おいおいという感じなのですが、もう何年もの間、花を咲かせることなく、葉や枝も弱っていたので、咲いてくれて本当にうれしいです。
　イタリア時間の午後５時（日本時間の4月18日零時）頃に、トーディに住む義弟の家族が出発し、それまで皆とおしゃべりをしていたため、記事の投稿が遅くなりました。昨晩から冷たく激しい北風が吹き続け、気温が再び急降下しつつあります。そうではあるのですが、コレステロール対策のためにも、これからまた近くの駅まで歩いて戻り、３０分ほど歩いてこようと考えています。
***********************************************************************************Buona Pasqua a tutti!
Oggi a tavola i coniglietti di sushi.
Sempre toccanti le parole di Don Simone:
"Uscite risorti, cambiate abitudini, trasmettete gioia."
Belli i fiori di camelie risorte e fiorite dopo tanti anni
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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