イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

中世の町並み・ひなげし畑 山へのドライブも楽しみ多し

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 土曜日にわたしたちが登ったフィオンキ山(Monte Fionchi、1337m)の登山口へは、ペルージャから、アッシジやスペッロなど、中世の町並みが美しい町のそばを通って進み、スポレートから山を登っていきます。

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Panorama dalla vetta del Monte Fionchi (1337m), Spoleto (PG), Umbria 30/4/2022

 登山口から2時間弱歩いてたどり着いたフィオンキ山の山頂からは、車で走ってきたテベレ川が流れる平野や、アッシジを中腹に頂くスバージオ山も見晴らすことができて、眺めがすばらしかったです。

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 そして、行き帰りのドライブ中にも、窓からたくさんの花や風情ある町並みが見えて、風景を楽しむことができました。菜の花畑のさわやかなレモン色がきれいです。

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 真っ赤なひなげしが一面に咲く畑もいくつかあって、通りかかるたびに、二人で歓声を上げました。

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 イタリアで今放映中のドン・マッテーオ13の舞台、スポレート(Spoleto)の町が近づいてきました。右手に大聖堂の鐘楼、前方には、ドラマでは刑務所という設定になっている城塞が見えています。このあと、車は城塞の建つ丘の下を通るトンネルを抜けてから、左折して、フィオンキ山登山口へと山を登っていきます。

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 普段は、フィオンキ山に登るときは、山頂を示す十字架の下で昼食を食べることが多いのですが、土曜は夫が、見晴らしをより楽しむためか、冒険気分を楽しむためか、こんな岩の上に座って、食べ始めました。

 わたしも最初は、夫の近くに座って食事をしていたのですが、高所恐怖症であるため、落ち着いて食べられないので、冒頭の写真の十字架まで引き返して、いつものようにその下で食べました。

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 食べたのは、行きがけに朝食にも立ち寄ったフォリンニョのおいしい店、Cucinaaで買ったミニグルメハンバーガー二つです。具はそれぞれ、パン粉をふりかけてオーブンで焼いたマッシュルームと玉ねぎ、ほうれん草とローストビーフで、どちらもおいしかったです。


 甘いものもおいしい店ではありますが、コレステロールと血糖値が気になる身なので、朝食にもミニグルメハンバーガーを一つ食べました。

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 食事をするわたしたちの前にそびえる緑の山の向こうに、遠く霞んで、白雪が残るシビッリーニ山脈が見えました。

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 スポレートからフィオンキ山へと登っていく道は、例年は今の時期、セイヨウハナズオウがちょうど花盛りで、花見気分を楽しみながら通ります。今年はもう花の季節が過ぎて、緑の葉が出始めた木も多かったのですが、こんなふうに今も花が美しい木もありました。下り道が終わってスポレートが近づくと、道の脇に、春咲きのシクラメンがそこかしこに咲いていました。

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 帰り道には、ドン・マッテーオのドラマでもしばしば登場するアルボルノス城塞(Rocca Albornoz)と橋、Ponte delle Torriがよく見えます。

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 おそらくは麦畑でしょう。真っ赤なひなげしなど、野の花がたくさん咲いてきれいな畑の傍らも、時々通ります。

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 菜の花畑の向こうに、トレーヴィ(Trevi)の町並みが写るように撮影しようと思ったのですが、カメラの準備ができたときには、菜の花畑が木々の向こうに隠れていました。

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 運転中、夫が眠気に襲われたため、帰りもフォリンニョのCucinaaに寄って、コーヒーを飲み、そのあとは、すぐ無料高速道路に戻らずに、スペッロまで一般道を通っていきました。

 前を行くバスがゆっくりと進んでいたため、車でのんびりと走っていたら、「あ、電車に追い越された」と夫が言います。

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 スペッロ(Spello)で再び高速道路に上ると、6月にはインフィオラータで、花びらの芸術が町を彩るスペッロの美しい町並みが、よく見えました。

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 日本では単にペルージャ空港と呼ぶ人も多いらしい、ウンブリア国際空港のそばを通ったとき、今にも着陸しようという飛行機が、ちょうどわたしたちの左手から飛んできて、車の上を通り、右手にある空港へと下降していきました。

 ペルージャからスポレートへは、電車で行くこともできます。わたしも、かつて友人を訪ねるために、電車で行ったことがあり、電車の窓からも今回ご紹介した中世の町並みの眺めを楽しむことができます。11年前にこの電車の旅をした日は、残念ながら雨が降っていたため、せっかく写した風景写真も曇り空の下ではあるのですが、車窓からの風景に興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ciao66 at 2022-05-03 14:23
ミニグルメハンバーガーの撮り方が面白いねと思いました♪斜めにして景色と一緒に撮ると戸外で食べている雰囲気が出ますね!丸い形も可愛くて美味しそうです。

赤いじゅうたんや黄色いじゅうたんを眺めながらのドライブはいいですね。トレーヴィの尖ったような三角の山の形そのままの街はユニークですね。列車で通った時に見たことが有りますが、その時には山の裏側がどうなっているのか、一度行ってみたいと思ったのですが・・・
Commented by milletti_naoko at 2022-05-03 18:07
ciao66さん、こういう風景を見ながら食べますよと、食べる前に目の前に広がる山の景色といっしょに撮影しました。ミニグルメハンバーガーと書いたのは、そう書いた方が特色がぱっと伝わりやすいだろうと思ったからで、店のメニューには、丸パン(pagnotta)と書かれていて、夫も「小さいパニーノ」と呼んでいました。グルメと書いたのは、中に挟んであるものが、魚や肉と合わせた野菜であることが多く、よくある挟まれているのはハム類やチーズだけ、野菜があってもサラダやトマトだけというパニーノより、使う食材にも味にも工夫があって、おいしいからです。高速道路からは若干離れているので、フォリンニョ在住の教え子が教えてくれなければ知り得なかった店で、ありがたいです。この日は店に屋内にも屋外にも人がたくさんいたので、はばかられて店の撮影はしませんでした。

今の時期は、目に入る風景にも、道端にも、何かしら花が咲いているので、ドライブが殊に楽しいです。丘の上の斜面に建物が並ぶトレーヴィの町は、名産の黒いセロリとオリーブオイルがおいしいことで知られていて、秋に催されるそのお祭りに行ったこともあります。裏側はどうなっているのでしょうね。考えたことがありませんでした!
by milletti_naoko | 2022-05-02 21:43 | Umbria | Trackback | Comments(2)