イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

物も人も大切に、ペルージャ伝統企業の今むかし、World Voice 連載

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 最近洗濯機の調子がすこぶる悪く、数週間までは、電源を切ろうとしてスイッチを押しても切れないので、電源プラグを抜く必要がありました。それが、2週間前あたりから、今度は洗濯中に、入っていたはずの電源が何もしていないのに切れてしまうため、洗濯が終わららないという事態になってしまいました。

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 そこで、考えた挙句に、スイッチの上に鉛筆を置き、上からテープを何重にも貼り、電源プラグさえ差したままにしておけば、スイッチが入ったままになるようにして、洗濯を続けました。

 夫と二人で暮らし始めた2005年秋に購入した洗濯機なので、もう17年近く使っていることもあり、修理するよりは買い替えるべき時期だと思うのですが、最近はガス代や電気代の高騰もあるので、以後はこんなふうに、だましだまし使っています。手洗いコースで洗濯する場合には、優しく洗うため、洗濯機がそれほど揺れることもなく、洗濯が無事完了するのですが、よりしっかりと洗うコースを選ぶと、すすぎや脱水で大きく揺れるときに、鉛筆がスイッチから離れて電源が切れ、洗濯が終わってしまうことがあるため、気をつけないといけません。

 17年は序の口で、実は我が家には、義父母が50年以上前に購入したのに、今も現役で活躍している冷蔵庫と自動車があります。


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https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/ishii/2022/04/post-39.php

 そんなふうに、かつてのイタリアでは、生涯使えるほど頑丈で長持ちする製品が作られ、ペルージャのペルジーナやルイーザ・スパニョーリの工場では、働く人も大切にされていたのに、今は商品を買い替えることを奨励するような広告が流され、また商品自体が長く使い続けることが難しいものとなり、同時に働く人の権利や命がないがしろにされつつあります。

 ニューズウィーク日本版の姉妹サイト、World Voiceに、「物も人も大切に、ペルージャ伝統企業の今むかし」という題で投稿した記事には、こうした状況を詳しく説明しています。

 よろしかったら、ぜひお読みください。

 わたしが幼かった頃、暮らしていた横浜の郊外には、各戸を訪問しては傘を修理してくれる方がいました。イタリアに来てから、できるだけ長持ちする丈夫な傘をと、できるだけイタリア製の頑丈そうな傘を選んで購入しているのに、しばらくすると壊れてしまうので、困っているのですが、ひょっとしたらこれは、イタリアだからということではなく、世界的な傾向なのかもしれないと、ふと思い当たりました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by はる at 2022-05-09 07:07 x
はい、昔は1生物を買って大事に使っていましたが、最近は
使い捨てがほとんどで、生産者もそうみたいですね。
我が家の冷蔵庫も30年過ぎてまだ頑張っています。でも電気代が高くなっているので、買い替えを思案中です。(笑)
子供たちも物を大切にという考えが失われているのでは?
逆になんでももったいないとゴミ屋敷問題も起きて
います。
Commented by nonkonogoro at 2022-05-09 08:51
日本には
アチコチにリペアショップがあるので
傘や靴裏などの修理はできますが
電化製品だけは 昔のパーツが残ってないとか言われて
断念することが多いですね。

ネットで検索していたら
ダイソーで 「傘の修理セット」というのが売られていて
驚きました。 自分でもできるのですね。。。


Commented by minoru2703 at 2022-05-09 12:39
何でも劣化するのは宿命で、特にゴムやプラスチック等の部品は必ず年数が経つと交換しなければならず
近年は交換費用や修理費用など人件費のほうが高く付くので買い替えたほうが安く付く場合もありますね
車の場合は近年のものは安全装置も充実しているし、古い車だと高速道路で突然止まったり人命にも関わります
洗濯機も電源が不良なら出火の可能性も考えられます象
古いものを大事に使うのは大賛成ですけど物によっては限度がありますね
Commented by milletti_naoko at 2022-05-09 18:26
はるさん、なんと30年以上冷蔵庫を使われているんですね! 義父母は、この半世紀前の冷蔵庫には冷凍庫がなかったこともあり、後に別の冷蔵庫も購入したのですが、古い冷蔵庫は今でも物置にあって、飲み物入りの瓶やスイカなど大きな果物を冷やすのに使われています。確かに昔の冷蔵庫は消費する電力の量もあまり考えずに作られているということがあるように思います。

大切に使いつつ、必要であるものとないものを見極めるのは難しいですよね。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-09 18:28
のんさん、靴の修理屋さんはイタリアでも見かけるのですが、日本には傘の修理もしてくれるところがあるんですね!

なんと傘の修理セットも売られているとは! 骨が曲がっては直すのが難しいですが、何か足りない部品があるだけなら、手軽に自分で直せそうでいいですね。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-09 18:38
みのるさん、おっしゃるように確かに、今の車の方が安全装置はずっと充実していますね。チンクエチェントなどのとても古い車に加えて、もう数十万キロ走った、あるいは数十年前の車も、イタリアではまだあちこちの道路や高速道路で見かけるのですが、車の調子が悪くなると、自動車修理工に持ち込んで、時には大がかりにあれこれ部品やエンジンなどを入れ替えて、延命措置を施している場合も少なくありません。

洗濯機は、電源のスイッチを押すボタンの内部の電源を入れる部分との接触が悪いだけだと思うので、こんなふうにしのいでいるのですが、おっしゃるように、出火の危険、また、中に入れた洗濯物が取り出せずに壊れてしまう可能性もあるので、できるだけ早く買い替えたいとは考えています。ありがとうございます。
by milletti_naoko | 2022-05-09 05:22 | Umbria | Trackback | Comments(6)