イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

そら豆とパンチェッタのパスタ エルバ島の旅思い出し畑の豆をむきむき

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 昨日、お義父さんが、畑で摘んできたそら豆とえんどう豆を、わたしたちにもたくさん分けてくれたので、今朝はまずひたすら、そら豆(fave)えんどう豆(piselli)をさやから出して、

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そら豆とえんどう豆を分けながら、容器や皿に入れていきました。

 義父は畑で、以前からずっと、えんどう豆も育てていたのですが、えんどう豆はお義母さんが収穫して、特に日曜の大家族での昼食用にと料理していました。そのため、わたしは、畑で取れたさや入りのそら豆は見たことがあっても、さや入りのえんどう豆は見たことがありませんでした。

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 上の写真で、右の二つがそら豆、左の二つがえんどう豆のさやなのですが、お義父さんがどちらも混じったまま、豆を分けてくれたとき、最初わたしは、えんどう豆のさやは、単にまだ小さいうちに摘んだそら豆のさやだと思い込んでいました。

 それで、義父の言葉に、「ああこれは、えんどう豆だったんですね」と言ったら、あきれられてしまいました。

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 えんどうは、中に時々、緑がそれはきれいな豆があって、畑の緑の宝石だなあと思いました。

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 ただ、以前はお義母さんがちょうどおいしい頃に収穫していたえんどう豆が、わたしも夫も義弟夫婦も今まで採ったことがないために採らずにいたら、育ちすぎてしまい、収穫されないまま炎天下で乾燥し始めてしまった模様です。というわけで、イタリアの料理の本に、硬さに応じて15分から30分間、沸騰した湯に塩を入れてゆでると書いてあるえんどう豆を、30分ゆでてもまだ硬いので、さらに20分ゆでたら、ようやく皮が何とか柔らかくなりました。

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 そら豆の方も、やはりかなり育ってしまった豆が多かったので、沸騰した湯に塩を入れ、30分ゆでました。ゆでたそら豆は、さらにその薄皮をむきました。

 そうして、玉ねぎ少々をオリーブオイルで少し炒めてから、パンチェッタを加えてさらに炒め、くたくたになるまでゆでて薄皮から取り出したそら豆、塩とコショウ少々を加えました。そうして、火を止めてから、このソースの上にパルミジャーノチーズをすり下ろして加え、オリーブオイルを上から回しかけて、ゆで上がったパスタを加えて混ぜて、そら豆とパンチェッタのパスタができ上がりました。育ちすぎて、薄皮を取っても少し癖のある苦味が残るそら豆が、パルミジャーノとパンチェッタのおかげで、独特のおいしいソースとなり、そら豆は苦手な夫も、おいしいと喜んでくれました。

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Ristorante Cacio e Vino, Isola d'Elba (LI), Toscana 24/5/2010

 実はわたし自身も、そら豆は昔から苦手だったのですが、かつてトスカーナのエルバ島(Isola d'Elba)を旅行中に、島のレストランで、そら豆とパンチェッタのそれはおいしいパスタを食べたことがあって、それ以来、時々自分でも、その味を再現しようと何度か作っているのです。

 夫は記憶にないようなのですが、今この記事を書くにあたって、調べてみたら、なんとそのときのレストランのそら豆入りのパスタの写真が見つかりました。

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 このCacio & vinoというレストランです。この名前の店は今もこの場所にあって、評判もいいようなのですが(リンクはこちら)、わたしたちが食べたのは12年前のことですから、経営者やシェフが変わっている可能性もあります。

 そら豆をこんなにおいしく食べられるパスタがあるのだと感嘆したことを、殊更に覚えていたこの店は、当時の旅行の写真を見ると、このメニューを書いた黒板の向こうに、

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青い海と緑の山、海岸線も見える、とても見晴らしのいい店でもあったようです。

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 記憶にはなかったのですが、こういう前菜も食べていました。

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 そうして、ひょっとしたらと思って探してみたら、この旅行のときにはまだ日記をつけていて、店について、こんなふうに書いてあります。

「たまたま風景が気に入って出くわした店で食べたのだけれど、値段が高いものの、とくにパスタがとてもおいしかった。店の主人夫婦の話を聞くのも、町の暮らしや島の産業についてよく分かり、興味深かった。主人マッシモが、待ち時間にと持ってきてくれた『Come eravamo』というエルバ島のかつての暮らしを語る写真集もおもしろかった。どうも昔はイルカもとっていたようだ。」

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 ブログを書き始めてからも、何度か日記を書き始めたものの、結局途中でやめてしまうことになり、最近ではもう日記を書こうともしなくなってしまいましたが、写真や日記を通して、こんなふうに自分自身では忘れてしまっていた旅のことを思い出せるのはいいなあと思いました。

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 せっかくなので、わたしも写った写真もご紹介しておきます。相変わらず目をつぶってしまっていますが、二人とも若かったなあ、あれからもう10年以上時が流れたのだなあと、自分たちの写真を見て、改めてそう思いました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ぴょんこ at 2022-05-21 01:15 x
ブログをいつも楽しく読ませていただいています。
ところでそら豆のソテーというのをネットでみて以来この食べ方にすっかりハマっています。 30分茹でなければいけないそらまめだとどうかわかりませんがいつか機会がありましたらぜひ試してみてください
sirogohan.com/recipe/soramamesote/
Commented by katananke05 at 2022-05-21 08:19 x
へえ〜ソラマメ苦手な方もいるんだと 大好きな私は 不思議?ですよ〜
ただ 塩茹でで 大概食べてしまうけど お惣菜のように お出し少々と お醤油 お砂糖少々で煮ても
美味しいですね〜
硬いのなら 茹でてから ミキサーでつぶして 生クリームとのポタージュ最高だわ〜
Commented by nonkonogoro at 2022-05-21 09:41
私も 子供の頃
エンドウ豆(関西では うすい豆と呼ぶ)が
大嫌いで 豆ごはんから 豆をほり出していましたが(笑)

今は
エンドウ豆も ソラマメも大好き。

新鮮な豆は
すぐ ゆであがりますね。

エンドウ豆は 豆ごはん
残りは さっとゆがいてから 冷凍保存。

ソラマメは
塩ゆでにして そのまま おつまみとして
食べることが多いです。

フレッシュな豆が
たくさん収穫できて いいですねえ。(#^^#)

Commented by tawrajyennu at 2022-05-21 10:00
こんにちは♪

そら豆というと、私の父が大好きで、この季節になると
ビールのおつまみに塩ゆでにしたものや、醤油漬けにしたものを
食べていたように思います。

パスタの作り方を読んでいたら、とても美味しそうなパスタだなあと思い、思わずごくんと喉がなってしまいました(笑)
仕上げにパルミジャーノをかけるのですね。
同じような作り方で、私は、ブロッコリーを使ってパスタを作ります。
ブロッコリーでも美味しいですよ。

そら豆が出てくる季節には、ちょうど新玉ねぎも出てくるので
必ず作るのが、その両方を使ったかき揚げです。
そういえば、今年はまだ作ってませんでした。



Commented by 3841arischan at 2022-05-21 22:00
なおこさん、以前、なおこさんがソラマメが苦手だったと伺って、私も、日本独特の料理だと苦手だったかも?と思い出しました!
確かにオリ―ブオイルやチ―ズと合わせると、凄く美味しく感じました(^^♪
私も、イタリア旅行で食べたグリ―ンピ―スのパスタを忘れることが出来ないくらい美味しかったのを思い出します(*^_^*)なので、この季節になると、必ず、ソラマメやグリ―ンピ―スのパスタを作りますよ~

コレステロ―ルの記事を拝見して、私も、LDLが高いので、何年も減らそうと納豆を食べて有る程度は減らしたのですが、そこから先は、やはり運動だと、最近は、9千歩(約5キロ)毎日歩いてますが、まだ血液検査してないからなんとも言えません!早足で歩いてるつもりですが・・・
なおこさんの記事、とても参考になりました!
日本とイタリアでは、基準値が違うのはご存知ですか?
日本のが厳しいので、こちらでは高目でも、そちらでは基準値内になるかもしれません(-_-;)
Commented by sunandshadows2020 at 2022-05-21 23:11
そら豆やエンドウ豆のパスタ初めて拝見しますが良いアイディアですね。
我が家は夫がどちらの豆も好きでマーケットで見つければ買います。
また乾燥したエンドウ豆のスープもパンチェッタと一緒にスープとしてよく利用します。
こちらは通年手に入るのでとても便利です。
若さ、お肌に現れていますね^ ^
Commented by koito_hari616 at 2022-05-22 14:47
こんにちは

えんどう豆、そら豆。。!大好きなんですが
シンプルに豆ごはんや醤油煮ぐらいしか私には頭が無かった(笑)
大好きなフジッリとのコラボは。。。レパートリーが広がりそう
パスタも出来るのですね。。。ウ~~~ン早く作りたい!
何しろnaokoさんは本場ですものね♪

10年以上前とは言えnaokoさん、とてもお若くて可愛い~♪
ご主人さまも素敵です~♪
Commented by milletti_naoko at 2022-05-25 19:56
ぴょんこさん、楽しみに読んでくださっているとは、うれしいです。ありがとうございます。水を使わずソテーとは、思いもしませんでしたが、なかなかおいしそうですね。ぜひ一度試してみたいと思います。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-25 19:58
katananke05さんは、そら豆がお好きなんですね! なるほど、和風に煮つけるという手もありましたね。今度試してみます。

ポタージュ、何度か作ってみたことがあります。風味が緩和されておいしいですよね。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-25 20:02
のんさんはなんと大嫌いだったエンドウ豆が、今はお好きなんですね。そうなんです。畑で育ちすぎてしまうと、茹でるのにもかなり時間がかかってしまいますが、新鮮な豆は柔らかくて、ゆで上がるのもすぐですよね。

そう言えばわたしも、グリンピースも苦手だったように思います。意外と和風より、イタリア風にオリーブオイルやパンチェッタなどと合わせた方が口に合うような気がするのは、わたしの好みだと思うのですけれども。

実はこの後、また大量にソラマメの収穫があったので、まだまだソラマメざんまいの日々が続いています。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-26 00:51
タワラジェンヌさん、こんにちは♪

お父さまがおつまみとして好まれていたんですね。醤油漬け、皆さんのコメントを通して初めて知ったのですが、おいしそうですね。レシピを調べて、試しに作って、まずわたし一人で食べてみて、夫の口にも合いそうだったら、さらに作ってみることにします。

チーズやパンチェッタと相性がいいので、機会があればぜひ♪ ブロッコリーなど、青菜とも、パンチェッタはよく合いますよね。ソラマメは苦味がチーズと合うので、生のままチーズといっしょに食べる場合も、こちらではよくあります。

かき揚げもおいしそうですね。今は花粉症で揚げ物は避けなければいけないのが残念です。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-26 01:10
アリスさん、そうなんです。よく考えると、わたしの頭にあるソラマメの料理って、ソラマメごはんであるような。食べ方次第でおいしいといえば、てんぷら以外でナスがおいしいと思ったのも、イタリアに来てからのように思います。アリスさんもチーズなどと合わせて、旅行でのご経験から、豆のパスタを作られているんですね!

納豆と言えば、夫がイタリアのどこかのサイトで、納豆に想を得て作られたコレステロール対策の薬のようなものを見つけていました! LDLは高いけれど、HDLも高いから必要はないけれど、健康のために歩くのだとはいったのですけれども。アリスさんは9千歩で約五キロ歩くことを継続されているんですね! わたしは最近は6キロ余りを1時間10分前後で歩いて、スマートウォッチには8100〜8200歩だと表示が出るのですが、つけているのが腕ですから、本当かしらと心配になってきました。すぐには効果が出ないこともあってか、かかりつけ医には半年後に再検査するようにと、わたしは言われています。

ご参考になったと知ってうれしいです。基準値は、わたしは、日本とイタリアの両方の値を参考にしています。どのみち、この年齢層の女性はLDLコレステロールが高くなりやすいということを考慮に入れて、かつ、HDLコレステロールが高いので、HDLとLDLの比率から考えると、これは危険ということはないようなのですが、何せこの数値のおかげで、体脂肪率が高すぎることにも気づいたので、食事の内容の見直しと運動の両方を続けていって、「打倒! LDLコレステロール&体脂肪」で頑張ります。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-26 01:15
お転婆シニアさん、ちょっと苦味と癖のあるそら豆は、チーズやパンチェッタと相性がよくて、パスタがおいしいなあと、初めて食べたとき、感動しました。

えんどう豆もパンチェッタと合わせるとおいしいですよね。そちらでは乾燥豆を使われるんですね。イタリアでは冷凍や缶入りのものを見かけることが多いように思うのですけれども。あの頃は本当に二人とも若かったなあと、肌と髪の色を見て、つくづく思いました。
Commented by milletti_naoko at 2022-05-26 01:25
結うさん、醤油煮! わたしは、今回皆さんのコメントを拝読するまで、醤油を使ったそら豆料理など思いもしなかったのですが、おいしく食べられそうですね。よさそうなレシピを探してみたいと思います。

フジッリはわたしも大好きです。口の中での感触もいいし、ソースがよくからんでくれますよね。できればぜひお試しくださいませ♪

ありがとうございます。あの頃は若かったなあと、写真を見て自分で驚いています!
by milletti_naoko | 2022-05-20 23:29 | Gastronomia | Trackback | Comments(14)