最近ペルージャでは、青空が広がり、暑いほどの日が続いています。
日曜に友人たちと中心街で昼食を食べたのは、この日は個人所有の館や庭園を、予約しておけば無料で訪ねることができるという催しがあって、朝も夕方も、その催しに参加したためです。
天気がいいので、目的地であるお屋敷へと、緑が広がる田園風景の中を走ると、眺めがすばらしかったのですが、ご覧のように道端には雑草、畑には作物と、今、花粉(pollini)が飛散してやまないイネ科の植物(graminacee)が一面に育つ中を長い間進まなければならなかったため、窓を閉めて、目や鼻のかゆみを感じたらffp2マスクをつけて対応しても、辛いときがありました。
Pollnet.it - Bollettino settimanale dei pollini - Stazione Perugia
上の表はペルージャの先々週の花粉飛散状況なのですが、わたしが出かけるたびに目と鼻で感じる症状からも、イネ科の花粉の飛散量は今も相変わらず多く、マツ(pino)をはじめとするマツ科(pinacee)の木の花粉の飛散も始まっているようです。
わたし自身は、オリーブ(olivo)の花粉で症状が出たことは、幸い今までなかったように思うのですが、オリーブの花もそろそろ咲き始めることでしょう。
そうして、わたしたちのうちは、窓を開けるとすぐに、庭木であるトキワガシ(leccio)の大木が2本、目の前にあるのですが、その花粉のために、うちの中でも庭や畑でも、気をつけていないと辛い日々が続いています。
日曜に友人たちとジェラートを食べたペルージャの公園にも、写真には撮りませんでしたが、花粉を飛ばしている最中のトキワガシの木がたくさんあって、友人たちも徒歩で、あるいは車で、トキワガシの近くを通るたびに、くしゃみをしていました。
上の広場に建っているのは、画家、ペルジーノ(Perugino)の像です。
ステロイド系の薬を使わず、薬草・食事療法で花粉症(allergia ai pollini)の症状を緩和するようになって、もう10年以上になります。イネ科や松の花粉が5、6月に飛散することは覚えていたので、幸い、クロスグリの芽の液も、継続して服用しているところでした。
日曜はジェラートを食べたものの、以後は甘いものや乳製品を避けて、花粉症の症状を抑えるように気をつけていますし、窓を開けての換気やウォーキング、水やりなどは、可能な限り、花粉の飛散量が少ないという午前9時まで、あるいは午後5時以降にするようにしています。
というわけで、イタリアにお暮らしの方、旅行を予定されている方で、花粉症の方は、くれぐれもお気をつけください。
*追記(5月26日10:17): イタリアの緑のハート(cuore verde)、ウンブリア州からお伝えするブログということで、URL(https://cuoreverde.exblog.jp)にもこの言葉があり、いつもはブログの記事中で強調したい言葉は、文字を緑色にしているのですが、今回は、記事で引用したペルージャの週間の花粉飛散報告(bollettino settimanale dei pollini)にあって、その表中に赤で下線を付した言葉とその日本語での意味を、対応が分かりやすいように、記事中で赤色の文字にしてあります。
毎週水曜に更新されるとのことなので、今見たら、新しい報告が出ていました。5月16日から22日にかけては、イネ科植物、オリーブ、マツ科の樹木の花粉飛散量がさらに増加し、表の右に記された傾向(tendenza)を示す記号から、今週もまた、こうした植物の花粉の大気中濃度が高い(concentrazione alta)状況が続くと予想されているとのことです。
Articolo scritto da Naoko Ishii
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