日の光まぶしく花咲く山に雹と雷雨

　昨日、午後１時過ぎに、散歩を終えて、山の家に帰ろうと歩いていたときにも、日の光はまださんさんと降り注ぎ、

Perugia, Umbria 28/5/2022
花が咲き始めたばかりの頃は、どこか線香花火を思わせていたエニシダ（ginestra）が、野山に咲く金色のまぶしい日の光のようにさえ見えました。

　テッツィオ山（Monte Tezio）では、スイカズラ（caprifoglio）も今が花盛りで、花の香りを楽しみながら、歩くことができました。

　ところが、夕方４時過ぎには、空がかき曇り、

色づくサクランボ（ciliegia）の向こうに見える

エニシダが咲きほこるテッツィオ山の上の空も、黒々とした雲に覆われています。

　一雨来れば、バラたちも息を吹き返し、大いに喜ぶことだろうと思いつつ、リミニへと戻る友人たちを見送ったあと、雨の降らぬうちにと、片づけて、ペルージャのうちに戻る準備をしました。
　天気予報では、ずいぶん前から、そして昨日の朝の段階でさえ、雨が降るのは日曜日とのことだったのですが、空模様から予想していたとおり、

車でミジャーナを後にして、ペルージャに向かううちに、ぽつぽつと降り始めた雨が、すぐにどしゃ降りになりました。

　そして、山を歩いていたときには、３０度近くだった気温が、わたしたちが車に乗り込んだときにはもう２２度に下がっていたのですが、雨の中を走るうち、気温が１５度まで一気に下がりました。
　時には雹さえ混じって、ワイパーを使っても前が見えにくい状況だったので、無事にうちにたどり着いたときには、ほっとしました。

　数年前に、夫がわたしの誕生日にと贈ってくれたバラも、雨のおかげで、元気を取り戻したようです。
29/5/2022
　今日、日曜日も、午後は雨になるという予報が出ていたので、今朝も雨が降るという予報を出すサイトもあったのですが、朝のうちに、ウォーキングを済ませました。義父には「空が暗いだろう。今にも雨が降りそうだよ。」と言われたのですが、「大丈夫。レインコートも携帯していますし、雨が降ったら戻ります。」と言って出発し、幸い、雨は降らず、少しずつ空が晴れてきたので、いつものようにサッカー競技場の向こうまで歩いて、引き返しました。
　今朝は慌ててカメラなしに出かけたため、上の写真はスマートフォンで撮影したものです。水たまりに、青い空とサッカースタジアムと木の緑が映って、きれいだなあと思って、写真を撮りました。
　雨が降らずとも、夕方になっても暑い日が続くと思われるので、これからはもっと早起きをして、こんなふうにウォーキングを、まだ涼しい朝のうちに終えられるようにできればと考えています。昨日の山歩きが、炎天下で標高差もあって大変で、疲れていたため、今朝はゆっくり歩いたのですが、毎日続けて歩くことができているので、よしとします。
******************************************************************In fiore anche i caprifogli e le rose,
crescono le ciliegie.
D'improvviso tuona, piove e poi grandina.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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