イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

雨降らずマスクなし外出増えて 大勢が花粉症悪化 今年のイタリア、World Voice 連載

 先週末の雨のおかげで、今週に入ってから、散歩道の路傍では花が元気に咲き、

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Perugia, Umbria 3/6/2022

蝶たちが、うれしそうに飛び回り、花の蜜を吸っています。

 ただ、雨のおかげで一度は低くなった大気中の花粉濃度は、今週に入って天気がいい暑い日が続いているため、また高くなってきている模様です。

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 イタリア中部では、6月に入ってもなお、オリーブなど、花粉症を引き起こす植物の花粉の大気中濃度が多い状況が続いています。感染下で規制が厳しかった2年のあと、多くの人々が屋外での生活をマスクなしで楽しむようになり、今年はイタリアでは、大勢が花粉症で苦しんでいるとのことです。

 こうした状況を、ニューズウィーク日本版の姉妹サイト、World Voiceに寄稿しました。よろしかったら、ぜひお読みください。

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https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/ishii/2022/05/post-41.php

イタリア各地の花粉情報と今後の予想

 イタリア全国各地における花粉情報、どの科のどんな植物の花粉の大気中濃度が高い状況で、今後の予測がどうであるかは、次のPollnetのサイトで知ることができます。

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http://www.pollnet.it/

 花粉情報を知りたい地域について、地図中の、あるいは右に並ぶイタリアの州・県名の中の該当する地域をクリックし、さらに現れた州の地図の中で、知りたい地域をクリックすると、下のように該当地域の過去1週間の花粉の飛散状況(situazione dei pollini)および翌週、つまり今週の花粉飛散予測(previsione dei pollini)を知ることができます。

フィレンツェの花粉情報 先週の飛散状況と今後の予測

 以下は、トスカーナ州のフィレンツェ(Firenze)の花粉情報なのですが、調べてみて、大気中の花粉濃度が高い(concentrazione alta)植物が多いことに驚きました。

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http://www.pollnet.it/WeeklyReport_it.aspx?ID=69

 上の表は、先週、5月23日から29日における各科・各植物の花粉の大気中濃度(concentrazione)を、高ければ赤中くらいであればオレンジ低ければ黄色、皆無あるいはとても低い状況であれば白で示しています。

 先週の花粉の飛散状況と今週の予測については、フィレンツェの場合には表の上に文でも記載があります。

 フィレンツェにおける先週のブナ科植物(fagacee)、特にオーク(quercia)、そして、イネ科植物(graminacee)オリーブ(olivo)の花粉の大気中濃度が著しく高いことに驚きました。右端に記号で表された予測される傾向(tendenza)から、これらの植物は今週もまた花粉の大気中濃度がひどく高い状況が続くと予測されていることが分かります。

 花粉の大気中濃度は、トネリコ(frassino)マツ科植物(pinacee)については減少、イラクサ(ortica)オオバコ科植物(plantaginaceae)については増加の可能性があると予測されています。

ベネチアの花粉情報 先週の飛散状況と今後の予測

 一方、ベネチア(Venezia)のあるベネト州(Veneto)については、先週の花粉飛散状況と今後の予測が、表がある各地域の情報を示すページではなく、その一歩手前、イタリアの全国地図があるホームページで、ベネト州という言葉、あるいは地図中の該当する地域をクリックして現れるページにあります。

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http://www.pollnet.it/ReportRegional_it.aspx?ID=10

 イタリア中部のフィレンツェでは、すでに花粉が多数飛散していて、今後減少するかもしれないというブナ科植物(fagacee)マツ科植物(pinacee)も、北部のベネチアでは先週は飛散が低く、オリーブやイネ科植物、オオバコ科植物、イラクサなどと共に、今週以降、増加が予想されるとのことです。

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http://www.pollnet.it/WeeklyReport_it.aspx?ID=55

 ローマやミラノの花粉情報もお知らせしたいと思ったのですが、Pollnetのホームページで、ラッツィオ州(Lazio)ロンバルディア州(Lombardia)にはまだリンクが張られていないので、先週の飛散状況と今後の予測が、まだ提出されていない、あるいはサイトに反映されていないのではないようです。

ペルージャの花粉情報 先週の飛散状況と今後の予測

 では、ウンブリア州のペルージャの状況はと言うと、

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http://www.pollnet.it/ReportRegional_it.aspx?ID=28

 先週は気温が高く雨が降ったために、夏に特有の多くの植物の花粉が爆発的に飛散したとのことです。州全体で最も花粉症を引き起こしやすい植物は、今なおオークやイネ科植物、オリーブで、現在も大気中の飛散濃度が非常に高いとのことです。

 今週、6月5日までの花粉飛散予測としては、先週と比べて実質的な変化はなく、夏特有の花粉症の原因植物、特にオリーブの花粉にアレルギー反応のある人は、十分に警戒することとあります。

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http://www.pollnet.it/WeeklyReport_it.aspx?ID=80

 同じイタリア中部にあるフィレンツェと比べて、ペルージャでは、先週末になって樹木の花粉の大気中濃度が若干低くなっているのは、土曜の豪雨のためだと思います。

 わたし個人としては、松の花粉の飛散が収まってきたことを知って、ほっとしています。

 けれども、例えば夏に、北イタリアや高い山などに行けば、イタリア中部や平地ではもう花粉が存在しないであろう木々などの花粉が飛散している可能性があります。ですから、花粉症を患う皆さんには、旅行前などに、旅行先の花粉の飛散情報を調べて、対策を練っておくことをお勧めします。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by koito_hari616 at 2022-06-04 15:59
こんにちは

モンシロチョウですね。。。
ポピュラーな蝶ですがそちらでもひらひらと飛んでいると思うと
不思議な感じです

私も花粉症。。。で、乾燥アレルギーだから皮膚も痒いです
鼻水も出ます。。。マスクは必須です
日本ではマスクは普通に見慣れた光景ですが
そちらはやはり。。。違うのでしょうね
お大事になさってください
Commented by milletti_naoko at 2022-06-06 01:37
結うさん、こんにちは。木や草も花も、動物や虫も鳥も、意外と同じものや似たようなものがイタリアにもあったり、いたりするんですよ。

結うさんも花粉症で、皮膚もアレルギーがおありなんですね。
最近ではイタリアでもマスクをする習慣ができてきているので、幸いわたしも、屋外で花粉を感じたらつけても以前ほど目立たなくなったと思います。今はまたどんどん規制が解除されていっている状況ではありますけれども。ありがとうございます。
by milletti_naoko | 2022-06-03 23:56 | Salute | Trackback | Comments(2)