イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

渓谷を歩けば蘭とマルタゴン・リリーそして見晴らし

 木曜の夜遅くにマルケ州に住む夫のいとこから、翌朝、スクローザ渓谷を歩こうと思うんだけれど、いっしょにどうかという誘いがあり、

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金曜の朝はその誘いに乗って、車でマルケ州のセーフロに行き、いとことその友人の二人と、川の流れに沿って渓谷を歩きました。

 森を抜けようとしたとき、差し込む日の光が見えてきて、もう少し先まで登って、眺望を楽しんでから引き返そうと夫が言うので、疲れてはいましたが、さらに頑張って山を登り、この眺めのいいところまで歩きました。せっかくだからと、皆のリュックサックを重ねた上にカメラを置いて、自動撮影で撮ったのが、上の写真です。

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 昨秋、シビッリーニ山脈を夫と歩いていたら、山中でたまたまこの夫のいとこと友人と出くわしたことがあり、以来、いつかいっしょに山を歩こうという話はあったのです。(記事はこちら

 出発地点はこちら、セーフロの村に近い、標高506mの地点です。実は、わたしたちはかなり前に、一度この渓谷を歩いたことがあります。

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 猛暑の予報が出ていたのですが、わたしたちが歩いた渓谷、Valle della Scurosaは、その名のとおり、森の木々が生い茂って暗いところが多く、おかげで日中も暑さにあまり苦しまずに歩くことができました。

 5km先にある水源を目指して歩こうと、いとこの友人から聞き、川床が乾いて水のないところが多い川を遡っていきます。

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 水が流れていると、空気もひんやりし、岩間を流れる様子に風情がありました。

 渓谷を歩く間に、何度か川を渡らなければいけないときがあったのですが、幸い、水がない場合、あっても川がとても浅い場合が多く、問題なく渡ることができました。

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 様々な品種の蘭の花が、森の中で、きれいに咲いていました。

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 マルタゴン・リリーが咲いているところを見られて、うれしかったです。

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 出発から約2時間後、清らかな水が岩間から流れ出す、川の水源にようやくたどり着き、

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さらに少し登って、よさそうな場所を見つけて、昼食を食べました。夫が野イチゴを見つけて、分けてくれました。甘くておいしかったです。

 5kmの登り道は長く、出発地点までまた同じだけ歩かなければいけないので、ここで引き返すのかと思ったら、夫のいとこがせっかくだからと、25分歩けば着けると表示のあった泉まで歩こうと、さらに山を登っていくので、わたしたちもいっしょに登ることになりました。

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 時々、とてもみごとなブナの木に出会いました。

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 標高1130mのBocchetta della Scurosaから、さらに 登って、

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下方の平野を見晴らすことができる上の写真の場所まで歩き、今回はここで引き返すことになりました。冒頭の記念写真は、ここで撮影したものです。

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 帰り道は、下りが多かったのですが、石がごろごろして歩きにくいところや、地面が泥がちで滑りやすいところもあり、気をつけながら、皆の後について、いえ、皆の後方で、必死に歩きました。

 蝶たちにもたくさん出会いました。

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 往復12.85kmの登山は、渓谷とは言えやはり暑く、また標高差もあるので大変で、到着地点に戻れたときには、ほっとしました。心拍数も考慮したと思われるカロリーの表示は、1320kcalとなっていました。

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 登山を終えて、いとこたちと別れ、ペルージャへと車で戻っていると、先ほど歩いたスクローザ渓谷を、上から見晴らせるところがありました。

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 こちらは、山小屋の前にあった登山地図を写真に撮って、わたしたちが歩いた道をピンクの線で示したものです。山歩きに慣れた男性3人と歩いたため、大変ではありましたが、久しぶりに山を歩いて、美しい花や風景に出会えて、うれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2022-06-18 08:42
山歩きに慣れた 男性3人と
ご一緒に歩かれて 大変だったと思いますが
楽しい経験になりましたね。

ドイツの方も
こうして 山歩きがお好きと聞いたことがありますが
イタリアの方も 休日などは 山歩きされる方が
多いのですね。
もちろん日本でも 山登り 山歩きは
ずっとブームとなっていますけれど。

野生のラン 百合の花
どれも 自然な姿で いいですねえ。(#^^#)

Commented by koito_hari616 at 2022-06-18 19:57
こんにちは

森林浴は清浄されて身体が活性化しますよね
フィトンチッドとか言う物質に身体が癒されるのでしょうね

大きなブナの木が素晴らしいの一言です
マルタゴン・リリーと言うお花を初めて知りました
可憐です。。

水源と言うのはこれが大河の源なのと言うぐらいに
楚々として流れるのが信じられないような感じです

素晴らしいですね~♪
イタリアを更に好きになりました!
Commented by milletti_naoko at 2022-06-19 05:58
のんさん、3人は時々わたしを待ってくれたのですが、それでもやはり追いつくのに必死で、そうして、冒頭の記念写真の場所までの登り道は、特に最後あたりは本当に大変だったのですが、渓谷を歩いて、きれいな風景が見られてよかったです♪

3人は以前から山が好きな人たちですが、感染下に入ってからは、山を歩く人口がさらに一気に増えたように思います。日本でももう長い登山ブームがあるのですね。

ありがとうございます。蘭はもちろん、マルタゴン・リリーは見られることがまれなので、出会えてうれしかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2022-06-19 06:06
結うさん、こんにちは。登っていくうちにブナの森に入り、みごとな美しい木があちこちにありました。おっしゃるように、歩くのは大変でしたが、優しく美しい緑がうれしかったです。

マルタゴン・リリー、これまでは、7月頃に標高の高い山の日当たりのいい開けたところで見かけたことが多いように思っていたので、それも一つだけのことが多かったので、木が生い茂る渓谷にいくつも群れて咲いているのを見て、驚きました!

今の時期は、水源に水がない可能性も多いのですが、湧き出る水が地面に流れ出ていて、飲むこともできました。

温かくうれしいコメントをありがとうございます♪
by milletti_naoko | 2022-06-18 07:30 | Marche | Trackback | Comments(4)