懐かしい店のアイスをたそがれのトラジメーノ湖で

　トラジメーノ湖（Lago Trasimeno）のあまりに美しい夕焼けに、二人して席を立ったため、記念日だからと、

Lago Trasimeno al tramonto, Umbria 16/6/2022
この日は食べようと考えていたデザートは、

夕食を食べた店では食べられなくなってしまいました。そこで、河岸を変えて、車で移動し、

サン・フェリチャーノ（San Feliciano）の港近くにあるバール、Il Chioscoで、

ジェラートを買いました。


　かつてはサン・フェリチャーノを近隣の村と結ぶ道路沿いにあり、特に夏にはよく通って、おいしいジェラートを楽しんでいた店、Polo Nordが、しばらく前に閉店してしまい、今は、このバールの中で、ジェラートを販売しているのです。

　わたしはいつものように、イチゴ味（fragola）のジェラートと、生クリームのジェラートに砕いたブラックチョコレートが入ったストラッチャテッラ（stracciatella）を、小さいコーン（cono piccolo）に載せてもらいました。
　ジェラートをよそってくれたのは、以前の店の人で、わたしたちの顔を覚えてくれていました。

　店で椅子に座って食べることもできたのですが、せっかくだからと、トラジメーノ湖を見晴らせるベンチまで歩き、そのベンチに腰を下ろして、ジェラートを食べました。
　ここでもまた、湖の水位がかなり低くなり、桟橋近くの湖面を、水草が覆っています。

　桟橋の向こうに見えているのはポルヴェーセ島（Isola polvese）、レストラン前の桟橋近くから写した２枚目の写真に写っているのと同じ島です。
　街灯の白い明かりや

たそがれの空が、穏やかな湖面に、そのままに映っています。

　このサン・フェリチャーノの港近くにも、猫の保護区があります。猫たちは、上の写真の左手奥に並ぶ、小さな木の家に住んでいます。
　そのため、岸辺を散歩していたら、そこかしこで猫に出会いました。先を歩いていた夫が、猫の背中をなでてやっています。

　少し輪郭がぼやけてしまっている上の写真にも、猫が１匹潜んでいます。
　上の写真の撮影時刻は、午後９時２９分です。もう遅いからと、この後はペルージャの家へと向かいました。
　湖の美しい夕焼けとたそがれ、おいしいジェラートを楽しむことができて、うれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓　記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。↓　Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)