イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で

 一歩足を踏み入れるとそこに、地上の楽園とも思われるような、緑豊かで花が咲き、果物にあふれ、鳥たちが集う庭が広がっている。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_23300862.jpg
Affreschi della Villa Livia, Palazzo Massimo, Roma, Lazio 1/7/2022

 青空の下、庭の緑や動植物がていねいに描かれ、熟れた果実の香りがして、小鳥のさえずりまで聞こえてくるようなフレスコ画に感嘆しました。ローマ国立博物館、マッシモ宮(Museo Nazionale Romano、Palazzo Massimo)の3階で足を踏み入れたリヴィアの家(Villa di Livia)の広間は、四面の壁に、美しいフレスコ画が描かれています。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_02152827.jpg

 『地球の歩き方 イタリア』の説明には 〜わたしが昨日もローマに持って行った、今なお大いに役に立ってくれているのは2002〜2003版ではありますが〜 次のように書かれています。

3階、第2室の「リヴィアの家のフレスコ画」Villa di Liviaは紀元前20〜10年に描かれたもので、アウグス帝と妃リヴィアの家から発掘されたもの。緑の庭園が壁面いっぱいに広がり、豊かな生活を感じさせる。
 
古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_23375994.jpg

 こんなすばらしいフレスコ画を完成させる技術が、今から2千年も前にあったとは。こんなにも美しい広間を創り上げようと考えたとは。そうして、今なおそのみごとさを、細部まで鑑賞し、楽しむことができるとは。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_03132741.jpg

 フレスコ画に彩られた広間の天井は、白いプラスチックのような、天幕のようなもので覆われ、曇っていた空が晴れると、広間の明かりも増して、そうすると、それまでは何となく見ていた壁面の絵まで、その魅力が格段に増すので、あまりにも美しい絵と風景を、たたただしばらく見守っては撮影していました。中央にあるソファーに座って、休みながら、絵の美しさと楽園のような庭の雰囲気のただ中に入っていくのが一番だろうと思いつつ、つい、「日が差した今は、この壁面がさらに美しい」と、カメラを構えてしまっていました。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_01573003.jpg

 昨日は、ローマに向かう電車の中で、この博物館に行くことを決めたのですが、訪問時間の目安は2時間半と何かのサイトに書かれ、入場券を購入した際に館員に尋ねても「2時間」という返事が返ってきました。わたしがマッシモ宮に着いて、入場券を購入したのは午後3時20分過ぎ、予約していたペルージャへと帰る電車の便が出るのは午後6時2分でした。そうして、ふだんわたしは、目安と書かれている時間よりもかなり時間をかけてじっくりと見ることが多いので、昨日はとにかく全部見て回ることを重視し、説明はあまり読まず、これがいいなあと目と心に飛び込んできたものだけ、説明を流し読みし、あるいは説明を写真に撮って、歩いて回りました。というわけで、先に引用した『地球の歩き方 イタリア』に書かれた説明は、今、この記事を書くにあたって、初めて読みました。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_23564833.jpg

 感嘆した絵やモザイクについては、後で読もうと説明を写真に写しはしたのですが、今はまだそれを読み返す時間がありません。取り急ぎ、特にきれいだなあと思ったものを、ここにいくつかご紹介します。

 鮮やかな色づかいとデザイン、その取り合わせがなんともすてきだなあと思ったのが、こちらの壁画です。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_00252909.jpg

 この魚のモザイクも、ここまで精密に対象をとらえ、魚の表情や個性まで表れるように、さらに、全体的にうまく調和が取れるように、描いていて、みごとだなあと思いました。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_00273478.jpg

 モザイクというと、わたしはこれまで、教会の装飾を見ることが多く、また、古代ローマ遺跡のモザイクを見たことはあっても、断片的にしか残っていなかったり、どこか欠けていたりするものを見たことが多かったので、宗教がらみではないモザイクのデザインや色づかい、技術が、古代ローマでここまで洗練されていたこと、そして、多数のモザイクが、ほぼかつてのままに残っていることに驚きました。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_00295616.jpg

 この装飾も、大胆な色づかいやデザインに魅かれました。よく考えてみると、ポンペイの遺跡もまた古代ローマ時代のものではあるのですが、古代ローマの装飾に、こんなに独創性や多様性があるのだと、昨日このマッシモ宮(Palazzo Massimo)を訪ねて、初めて知りました。

 1階と2階は、彫像や石棺が多く、興味深い展示品や美しい彫像もあるものの、わざわざ訪ねることもなかったかと思っていたのですが、3階の展示を見て、訪れて本当によかったと思いました。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_23433318.jpg

 ただ立っていても汗が流れるような猛暑だったため、昨日のローマでは、駅や大使館からさらに遠いヴィラ・ジュリアに行くのは断念し、代わりに、大使館とテルミニ駅の間にあるマッシモ宮を訪ねることにしました。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_01024215.jpg
https://www.google.it/maps/dir/ROMA

 ローマ・テルミニ駅から歩き始める前に、スマートウォッチで屋内ウォーキング開始としておけば、GPSが歩いた道筋をそのままきちんと記録しておいてくれたのに、そうしなかったために、後から歩いた道筋をグーグルマップで再現しようとすると、手間と時間がかかる上に、実際の道筋とは多少ずれがあります。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_01115707.jpg

 他のホームに比べて、ひどく遠いウンブリア方面行きの電車が出るホーム、Binario 2 Estから、行きはしばらくずっと駅の構内を歩いてからマルサーラ通りに出て、帰りは、テルミニ駅の構内を歩いてホームに向かっていたら、一部区間が進入禁止になっていたため、いったん駅の外に出て、しばらく歩道を歩き、それから案内表示に従って再び構内に戻ったのですが、グーグルマップでは、駅の構内を通るようには道筋を指定できないからです。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_01181774.jpg

 ペルージャからの電車はローマ・テルミニ駅に、ほぼ定刻どおり、午後2時前に到着し、わたしはまずは一直線に日本大使館へと歩いていきました。ただし、上の地図でお分かりのように、地球の歩き方の地図には、名前が記されてない通りも多々あるため、少々遠回りをすることになり、それでも2時20分過ぎには大使館に着きました。ただ、他にも数人、門の前で待っている人がいたため、しばらく外で待ってから中に入り、投票を済ませて外に出たら、もう午後3時でした。門衛さんも中の受付の方も、在外投票の役員をしてくださっているお二人の日本の方も、皆とても親切で、無事に投票を終えることができて、ほっとしました。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_01245982.jpg

 さて、ここで再び博物館に話を戻します。どういうわけか館内には、こんなふうに3階は「団体での観覧のみ」という表示があったのですが、けれどもこの表示は日本語だけ、あるいは、ひょっとしたら、上に書かれていたドイツ語との2言語だけで書かれているのです。実際、他の個人や家族での観光客も皆、3階を自由に訪ねていて、3階自体には何も表示がなかったので、感染下にあったときに入場する人数を制限するために置かれた案内表示が、不要となった現在も、日本語で何と書かれているのか館員には分からないので、そのまま残っているのではないかと思います。

 ちなみに、このマッシモ宮は、効きすぎない程度に冷房が効いていて、ところどころに腰を下ろして休める椅子やソファーがあり、さらに、入り口近くを始め、各階にトイレがあるので、暑さから逃れるにも、行きたいときにトイレに行き、休みたいときに休むにも、とても便利です。

古代ローマの装飾の美しさに感嘆、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ在外投票の後で_f0234936_02024928.jpg

 ローマ国立博物館のサイトによると、マッシモ宮は、現在は、火曜日から日曜日、午前11時から午後6時までの開館で、ただし入場は午後5時までとのことです。また、一般入場料は8ユーロで、オンラインで予約購入する場合にはさらに2ユーロの追加料金がかかるとのことです。さらに、購入から1週間、マッシモ宮には2度、ディオクレアヌスの浴場跡、アルテンプス宮、バルビの地下墓地には、それぞれ一度ずつ入場できる12ユーロの共通券があるとのなので、古代ローマに興味があり、ローマに長く滞在できる方には、おすすめです。

Palazzo Massimo Museo Nazionale Romano
Largo di Villa Peretti, 2 - 00186 Roma
Sito: Museo Nazionale Romano - Palazzo Massimo

***********************************************************************************************************************
Stupendi gli affreschi della Villa di Livia, moglie dell'imperatore Augusto.

Ieri ho visitato il Museo nazionale romano di Palazzo Massimo
dopo aver votato nell'Ambasciata del Giappone.
Bellissime le decorazioni interne ed esterne delle abitazioni nell'epoca romana.
***********************************************************************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

ブログテーマ:5月16日は旅の日
Commented by ciao66 at 2022-07-03 08:29
 「マッシモ宮」にあるローマ国立博物館は駅のそばに有ってアクセスが容易なこともいい点ですし、ここのモザイクやフレスコ画は素晴らしいですね!

 実は私も2006年に行ったことが有ります。なかでも田園の中に自分がいるかのような感覚になるような、リヴィアの家のフレスコ画が白眉でしょう。このフレスコ画には海洋文明の香りのようなものも感じました。

 ちゃんと3階を見逃さずに、ゆっくり楽しめて良かったですね。猛暑の中、お疲れさまでした!

 こちらは私が行った時の記事です。https://ciao66.exblog.jp/1463663/
Commented by 224sora at 2022-07-03 09:11
わぁ~素晴らしいですね✨
リヴィアの家のフレスコ画、紀元前に書かれたものなんですね!椅子に座ってずっと観ていたくなりますね♡

Commented by tawrajyennu at 2022-07-03 11:49
こんにちは♪
選挙の後に、当初の予定を変更されてマッシモ宮に行かれたのですね。
とても、美しいフレスコ画に、タイルの装飾、本当に見事だと思いました。
写真で見ても、そう思うのですから、本物を目の前にしたら、
いくらでも、時間の許す限り、見ていたくなるほどですね。
6年前にローマには、行ってるのですが、ここにはいってないのを、この記事を見て後悔しました。
また行く機会があるかどうかわかりませんが、もしあったら、その時は、是非行ってみたいと思います。
よい時間が過ごせてよかったですね。
Commented by katananke05 at 2022-07-03 13:15 x
この最初の 森の中の鳥や木々や果物がなっている楽園のような壁画は
随分前にテレビで紹介されて
覚えております〜
高い天井までの壁画だったかな、、と うろ覚えでしたが
天井までは 描かれてたけど
かけてしまったのか
あるいは 描かれてはなかったのか?
どうだったのでしょうか?

この展示室の えの上部分にある 四角いものは なにかしら、、
ほんと美しい絵ですね〜
実際に 周りの風景はこのようだったのでしょうね〜
座ってゆっくり眺めたら
2000年前のローマに
もどれそうです〜
暑い中でしたが 有意義な 「選挙投票」でしたね〜
Commented by koito_hari616 at 2022-07-03 14:45
こんにちは

マッシモ宮のフレスコ画の美しい表情に驚きでした
優しくて。。こういう事を言っては何ですがイタリアっぽくないような。。
やはり、イタリアはデザインの源ですね!
刺繍のドロンワークもイタリアからと、先生が仰っていました
Commented by yuta at 2022-07-03 18:02 x
フレスコ画素晴らしいですね。
まさに地上の楽園です。
イタリアは絵画だけでなく音楽も素晴らしいですね。♪

在外投票されたんですね。
私はいつも期日前投票してます。
今週投票に行く予定です。
Commented by PochiPochi-2-s at 2022-07-03 19:59
こんばんは。在外投票、ご苦労様でした。

”魚のモザイク“
ずい分前、ポンペイの遺跡を訪れた時に、このようなモザイクを見たに思います。
昔雑誌でイタリアのラヴェンナbのモザイク画を見て、その時以来ぜひその街に行きたいと思ったものですが機会を逸していまだに残念に思っています。
行けるかなぁ?
Commented by milletti_naoko at 2022-07-03 21:19
ciao66さん、ローマは見どころが多いので、こんなに駅に近い便利なところにあるのに、すっかり見逃していました。3階に上がれてよかったです。美しい壁画に感動しました。さすが皇帝の奥さんの家!

リンク先の記事、拝見いたしました。考古学史跡をたくさん訪ねられる入場券を有効活用されたんですね。さすがです。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-03 21:51
soraさん、こんなにみごとで美しいフレスコ画に囲まれた広間、すてきですよね。共感してくださったと知って、うれしいです♪
Commented by milletti_naoko at 2022-07-03 21:56
タワラジェンヌさん、こんにちは。
このフレスコ画の一部は、地球の歩き方にも館内でもらった案内にも写真があるのですが、まさかこんなに広い部屋の四面の壁いっぱいに、ここまで美しく描かれているとは思いもしなかったので、感嘆しました。

6年前にローマにいらしたんですね。機会があれば、ぜひ。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-03 22:02
katananke05さん、この壁画がある広間の前の廊下に展示された、発見当時に撮影された写真を見ると、白黒写真ではあるのですが水色の絵の上の線あたりにすぐ天井があって、天井は木の角材をいろいろな方向に張り渡して覆ってあります。というわけで、それほど高い天井ではなく、何かが描かれているようにも見えないので、ひょっとしたら、どこか別の館か何かの壁画をご覧になったのかもしれませんね。

絵の上にある四角いものは何か、また時間のあるときに、撮影しておいた壁画の説明を読んでみますね。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-03 22:09
結うさん、こんにちは。
わたしも驚きました。こんなに繊細でしかも美しい写実的な絵を描ける芸術家が、2千年も前のイタリアに、古代ローマにいたとは! 近代・現代の装飾ではないかと思うほど、完成度が高く、そうして本当に保存状態がすばらしいのですもの。

そうですか。なんと刺繍の技法も、イタリアで発達したとは!
Commented by milletti_naoko at 2022-07-03 22:13
yutaさん、こんなみごとなフレスコ画が2千年も前にと感嘆しました。四方にこの絵が描かれた中にいると、静かで美しい庭園のただ中にいる気分になれそうです。音楽もすばらしいものが多いですよね。

日本もひどく暑いようですね。お疲れさまです。なんといつも期日前投票をされているんですね。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-03 22:24
PochiPochi-2-sさん、こんにちは。ありがとうございます。

ポンペイにもこういうモザイクがあるのですね。ラヴェンナのモザイク、すばらしいですよね。教会装飾の美しいモザイクはよく見る機会があるのですが、それよりはるか昔の古代ローマ時代の紀元前にも、これだけすばらしいモザイクやフレスコ画を創り上げる技術や独創性があったのだと驚きました。いつか行ける機会がまた来ますように。
Commented by meife-no-shiawase at 2022-07-03 22:50
一枚目をパッと見た時に背景の山が美しいなーと思って・・・・
こういう景色のところに行かれたのかと思ってしまいました。
すごく美しく、まるで写真のようです。
2000年前の技術が???すごすぎますね。
この前にいたらずっと見ていたくなって動けないですね。

見せていただけて嬉しいです。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-04 00:55
メイフェさん、おっしゃるように写真のように細部まで緻密にとらえて描いていて、何より色彩も絵も美しいので、なんとこんな絵を2千年前に描いた人がいて、その絵が今もこうして残っているとはと、ただただ感嘆し、そうして驚きました。

見てくださって、感動を共有してくださったと知って、わたしもうれしいです♪
Commented by harupita at 2022-07-04 06:31

ローマでの在外投票を終えて
、ローマ国立博物館に行かれたのですね。
四面の壁に描かれた美しいフレスコ画
2000年も前にこのような繊細な
フレスコ画
ソファに座って長い時間眺めていたいような
フレスコ画ですね。

モザイク画の魚たちの描写も
よく観察されて再現されていますね。

外観も歴史を感じます。

猛暑は日本もイタリアも続いているのですね。
台風も発生したので
猛暑、台風、それからコロナがまた
増えてきているようです。

在外投票のブログを読ませて頂き
私も投票へ行こうと思います。
毎回行くのですが今回は少し
迷っていたので背中押される思いです。

Commented by katananke05 at 2022-07-04 10:13 x
いえいえ テレビで見たのは
この絵で、、
高い天井のは ドイツの
誰か王様の部屋の壁画と
混同したのかも、、
この壁画は 本当に夢見るような 「楽園」風景です〜

こんなに 人っ子一人いない部屋で ひとりで静かに鑑賞できて
うらやまし〜
ほんと幸運でしたね〜
わざわざ選挙に出かけたなおこさんへの ご褒美ですね〜
Commented by milletti_naoko at 2022-07-04 18:21
葉流さん、近年あちこちで訪ねたウンブリア州のお屋敷でも、ルネサンス以降、あるいは現代になってから画家が描いた、空色を背景に自然の風物、緑や風景、鳥などを描いた壁画を見たのですが、そのはるか昔、2千年も前に、ここまで美しいフレスコ画が描かれていて、今に残っているとはと、本当に驚きました。

日本は台風もですか。日本でも、新型コロナウイルの感染が増加し、相変わらずの猛暑が続いているのですね。イタリアでもです。どうかお体をお大事にお過ごしくださいね。わたしも、体調を崩さないよう気をつけて過ごしたいと考えています。今日は、朝8時前に家を出ても、歩くうちに気温が30度近くになり、汗が流れ落ちるほどでした。

葉流さんが投票に行こうと、迷いから気持ちが変わられるきっかけに、この記事がなったとしたら、とてもうれしいです。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-04 18:31
katananke05さん、そうだったんですね。空色を地に、緑や鳥、花を描いた壁画は多く、わたしもウンブリア州のお屋敷いくつかで見かけたことがあるので、似たような絵が天井の高い館にあるのかと思っていました。

人気の多い広間なので、入ったら人がいたり、人がいないと思って撮影したら入って来る人がいたりで、実は3回訪ねて、人がいないときを見はからって、あるいは人がいない方の壁の写真を撮ったんですが、これが真夏だったり週末だったりすると、きっと訪れる人が絶えなかったと思うので、おっしゃるように、やはり遠出をしたおかげで見ること、十分に鑑賞すること、愛でることができたのでしょうね。ありがとうございます。
Commented at 2022-07-11 05:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-11 05:45
鍵コメントの方、まさにお言葉のとおりです。
長い間発見されずにいたおかげでしょう。今もかつてとほぼ同じように、見る人を感嘆させる魅力が生き続けているように思います。
by milletti_naoko | 2022-07-02 23:47 | Lazio | Comments(22)