イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22323698.jpg
 おととい、7月5日の朝は、いつものウォーキングの道のアーティチョーク(carciofo)のてっぺんの花が、ようやく咲きました。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_21595753.jpg
Perugia, Umbria 5/7/2022

 全身に朝日を浴びた花が、きれいです。

 さて、最近はひどく暑い日が続いているため、畑に野菜を取りに行くのは、義父や夫に任せていました。昨日の朝、ウォーキングを終えてから、サニーレタスを収穫しようと、久しぶりに畑に行ってみると、

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22091603.jpg

なんとうちの畑でも、アーティチョークが花盛りではありませんか。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22112087.jpg

 そうして、どの花にもミツバチ(ape)たちがいて、蜜を集めている模様です。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22122188.jpg

 養蜂箱がずらりと並ぶ、そのすぐ近くでアーティチョークが咲いているので、それでミツバチがたちが花に群がっているのだろうと、そのときはそう思いました。

 炎天下、ミツバチたちものどが渇くのでしょう。給水場で水を飲む蜂がたくさんいます。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22175121.jpg

 畑では、ズッキーニ(zucchina)が次々に育っています。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22185714.jpg

 このあと、収穫したレタスやミニトマトを洗おうと、水を張って浸していると、レタスの中で涼んでいたのか、それともレタスを食べていたのか、中からカタツムリ(chiocciola)が出てきました。



  暑い夏には、スズメバチ(vespa)がレタスの葉と葉の間に入り込んで涼を取ることがあり、そういうレタスを水につけておくと、スズメバチが数匹、葉の間から出てきて飛び回ったり、葉の周囲を歩いたりすることさえあります。

 カタツムリさんはもちろん、外の草原の上に放してやりました。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22273403.jpg
6/7/2022

 話は変わって、ウォーキングコースのブラックベリーは、日かげでは咲く花がある一方、できた実はまだ青いのですが、こんなふうに日当たりのいい小道では、

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22323698.jpg
7/7/2022

きれいな赤い色になった実もあれば、黒々と熟した実まであります。

 山を歩いていて熟したブラックベリー(more)を見かけたり、摘んだりするのは、10月の初めだったように覚えているので、驚きました。

 今、確認のために過去記事を見てみると、アッペンニーニ山脈の山では、9月・10月、ペルージャのテッツィオ山では、標高が低いこともあってか、9月にブラックベリーが熟しているようです。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22400366.jpg
6/7/2022

 ニワトコ(sambuco)も、まだすべて実が緑である場合が多いのですが、中には、こんなふうに、赤や紫に熟し始めた実が混じっている場合もあります。

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22442129.jpg

 最近では、朝も太陽がまぶしく輝いて暑いので、うちを出るのが遅くなるほど暑くなってて困るからと、怠け心を制して、うちを出ています。今日もきれいに咲いているだろうなと、アーティチョークの花を楽しみに歩きます。

 昨日までは、この道沿いの花には、他の虫を見かけることが多かったのですが、

熟す果実 働く蜂とうちでも花盛りアーティチョーク_f0234936_22524887.jpg
7/7/2022

今朝よく見たら、このアーティチョークの花やその周囲にも、ミツバチやクマバチの仲間がたくさんいます。こうして虫たちが運んでくれる花粉のおかげで、ひょっとしたらこれからも少しずつ、このあたりにアーティチョークが増えていくかもしれません。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

ブログテーマ:6月1日は写真の日
Commented by cut-grass93 at 2022-07-08 08:36
アーティチョーク
って全然知らなくて、この前も紹介されていましたが、
調べたらキク科あざみの種類の食べ物なんですね。
東京ならまだしも、こちらの田舎では
まだまだ存在感のない食材です。
こんど見かけたら買います (^^)/
Commented by meife-no-shiawase at 2022-07-08 11:53
すごいですね。
先日、なおこさんのブログでアンティークのお花を初めて知り
今日はこんなに咲いている様子を見せていただき、びっくりばかりです。

そしてもっとびっくりなのが、お水を飲んでいるハチがいっぱい!笑。
なんだか可笑しくて何度もお写真、見ちゃいました。
本当にたくさんのハチが!ハチも暑いんですね。

葉っぱの日陰に隠れているなんていうのもすごい。
でも本当に怖いです。
私も1匹、遠くに確認しただけでも怖くてぎゃーーーってなてしまいます。
過去ブログでたくさん葉っぱから出てきたというのに
なおこさんがどれだけ驚かれたか想像して、こちらも心臓がバクバク。
でももう1匹ぐらいでは動じないなおこさんがすごいです。笑。
でも刺されないようにくれぐれも気をつけてくださいね!!!
Commented by ciao66 at 2022-07-08 18:09
アーティチョークの花の色が微妙に色が違うと思ったのです。赤紫と青紫とがあるのでしょうか!あるいは光線の加減なのでしょうか?散歩道でもご自宅でもどっちも楽しめるのがいいですね。

そして、ブラックベリーの実が早くも、もう食べごろの気配で、見ればかじってみたくなりそう!赤いのも、オレンジのも、熟したのも混じって、なかなかカラフルな様子で目でも楽しめますね。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-09 04:14
草刈真っ青さん、そう言えば、愛媛ではわたしが住んでいた頃には、まだズッキーニを見かけたことがありませんでした。

アーティチョークは、下処理がなかなか厄介な野菜なので、日本の市場で出回るまでには、レストランはともかく一般家庭でもとなると、なかなか難しいかもしれませんね。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-09 04:22
メイフェさん、ありがとうございます。アーティチョークは、つぼみがまだ若いうちに採って食べてしまうので、普通は花を見ることはないのですが、うちの畑では時々こうして、毎年残ってしまって咲く花がありますし、なぜか小道の脇に育つなぞのアーティチョークがあって、花を咲かせたりもしています。

水を飲む蜂たち、かわいらしいですよね。きちんと一列に並んでいるところも、さすがに蜂さん、という感じですし。昨夜はようやく雨が久しぶりに降ったのですが、長いこと雨が降らなかったので、ここでもなければ、蜂も水を見つけるのが難しいのでしょう。

わたしも虫があまりいない環境で育ったので、苦手なのですが、虫にも動物にも慣れて育った夫が、「蜘蛛やスズメバチぐらいでそんな悲鳴を上げて、心配したじゃないか」と怒ることもあって、また、寝室の壁にサソリがいたり、階段にゲジゲジがいたりということもまれにですがあるため、だいぶ慣れました。

ありがとうございます。実は夫や義父も、ミツバチやスズメバチに刺されて、ひどく腫れてしまったことがあります。わたしも気をつけます。と言いつつ、蜂の写真を撮ろうと、水辺や花に近づきすぎたりはしているのですけれども。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-09 04:28
ciao66さん、確かに微妙な色の違いはあるようですが、おそらく一方は日の光を浴びていて、一方はオリーブの葉の影にあってと、そういう条件のために、その色の違いが拡大されているようにも思います。以前にも何度か畑で花を見たことがあるのですが、まさかこんなに咲いているとはと驚きました。

そうなんです。ブラックベリーは、緑の実も、そうして特にルビーの赤い実がきれいで、色を見るのも楽しみです。
Commented by koito_hari616 at 2022-07-09 12:14
こんにちは

イタリアのカタツムリ。。。お洒落ですね。。
赤い鉢でしょうか?角が可愛い。。こちらではとんと見かけません
何故でしょうか?私が見ていないだけも。。
スズメバチも可愛い。。と、言いたいですが
こちらは刺されると大変なことになりますので
お気を付けてください!
何と言ってもアーティチョー紫野おのお花ですね~
素晴らしいです
色とりどりでカラフルなお花たち♪
Commented by milletti_naoko at 2022-07-09 14:56
結うさん、おはようございます。
うちでは、カタツムリ、テラスにいたりすることもあって、足元に注意しないといけないほどなんです。

蜂には気をつけます。ありがとうございます。最近夫が、養蜂箱のミツバチを観察していて、3匹に一度に刺されて腫れてしまったばかりでもありますから。
Commented by sunandshadows2020 at 2022-07-11 22:51
何とも言えない美しい色のアーティチョークの花ですね。
私も我が庭のアーティチョークは全て摘んで食卓へ、なので花はハイキング途中で楽しみます。
野生化して増えている様であちこちでその花が見られるハイキングは嬉しさを増します。。
強い野菜ですよね、雨の降らないこちらでも毎年咲いています。
なおこさんの菜園、一度全体像を拝見したいです。
広いでしょうから一枚の画像に収めるのは難しいでしょうか?
Commented by milletti_naoko at 2022-07-12 04:38
お転婆シニアさん、すばらしい、さすがです。すべてきちんと収穫されたんですね! ハイキング中に野生化した花がそんなに見られるとは、この辺りでもそのうち、そういうことになるかもしれません。ただし、大学の工学部の脇とは言え、入り口の近くであり、小道を挟んで向かいには畑があるのですけれども……

この翌日はびっくりするほどたくさんのミツバチたちが花に飛び込んで蜜を集めていました。

義父の菜園、広いからと言うよりは、オリーブ園の木々の間に植えられているので、全体像を収めるのは難しいです。トマトは棒を立ててあるので、その向こうは見えませんし、夫がトマトを育てているところも、はるか端にあるので、近くに行かないと見えません。義母が亡くなり、夏は義弟夫婦がるすであるため、かなり規模を縮小してはいるのですが、場所は集中せず、ばらばらなのです。
Commented by tawrajyennu at 2022-07-13 11:18
こんにちは♪

アーティチョークは食べたことがありますが、花を見たのは初めてです。
アザミの花と同じようですね。

蜜蜂が水を飲む・・・というのは、初めてですが、確かに飲んでいますね。
我が家でも、蜜蜂を飼っていますが、庭の池のところで飲んでいる姿は見たことがありません。

なんと、スズメバチがレタスで涼んでいるとは!!
蜜蜂もいるし、スズメバチ対策とかは、されていないのでしょうか?
我が家は、ぶどうジュースとお酢、お酒などを混ぜて作ったものをペットボトルに入れて、入ったら出られないような穴を開けたものを、あちこちにぶら下げています。
それとも、スズメバチとも共存ということかな?
Commented by milletti_naoko at 2022-07-13 17:50
タワラジェンヌさん、こんにちは♪

そうなんです。アザミの親戚なので、やっぱり花が似ていますね。
蜜蜂がこうして水を飲むところ、これまでにも何度か見かけたことがあります。

ペットボトルに入れてぶら下げて、と言うのは我が家でもしているのですが、オリーブの木につく蝿対策であるようです。義父も夫も、身近にスズメバチやミツバチがいるのは当たり前だと(サソリや蜘蛛も)考えているようなので、そういう意味では、共存という姿勢なのでしょうね。
by milletti_naoko | 2022-07-07 22:58 | Fiori Piante Animali | Comments(12)