イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

旬のトマト卵炒め 庭の花と新入り子猫

 最近は、ズッキーニに続いて、畑でトマトがすくすくと育ち、赤く熟していっています。というわけで、夫の幼い頃からの懐かしの味、母の味のトマトの卵炒め(frittata ai pomodori)も、

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14/7/2022

この夏はもう2度作りました。消費が追いつかないほどにトマトが採れて、鶏もどんどん卵を産む季節に、旬のものをおいしく食べられる、義父母にとってはそういう料理だったのではないかと思います。

 今年はあまりの暑さのためか、どういうわけか鶏の産む卵の数ががくりと減ってしまったために、手軽にできる夫の大好物を、この夏はまだ2回作っただけです。

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 赤く熟したトマトを一口大に切って準備し、フライパンにオリーブオイルを熱して、玉ねぎをしんなりするまで炒めたら、トマトも加えて、蓋をして、出てきた汁気が煮つまる手前まで、煮立てます。味つけは、我が家の場合は塩のみで、玉ねぎを炒めているときに少々加え、トマトをフライパンに入れたら、さらに塩を加えます。

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 玉ねぎとトマトが入ったフライパンが火にかかっている間に、割った卵にも、塩を少々ふりかけて、かき混ぜます。うちでは夫が、卵の黄身が若干半熟状態であるうちに火を止めてほしいと言い、卵が柔らかいうちに食べるのを好むので、そうしているのですが、お義母さんは、卵が完全に固まってから火を止めていたように思います。

 分量は目分量で、卵やトマトや玉ねぎの大きさにもよりますが、この日は、卵4つ、玉ねぎ一つ、そうして、トマトも4つくらい使ったように覚えています。玉ねぎが紫玉ねぎなのは、この日たまたまうちに紫玉ねぎしかなかったからです。夫もわたしも、玉ねぎを多めに入れて作って食べるのが好きなのですが、どれだけ入れるかは、作る人の好み次第だと思います。

 ところで、卵をかき混ぜるのに、わたしは菜箸を使うのですが、夫や亡きお義母さん、そうしてイタリアの人は、概してフォークを使うのが、おもしろいなあと思います。

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28/5/2022

 そう言えば、先日山の家に泊まりに来た友人が、「わたしが考案したとっておきの卵の混ぜ方があるのよ。ほら、ようく見て。」と言ってから、ジャムが入っていたガラス瓶を洗い、中に数個の卵を割り入れて、蓋をしてから、卵入りのガラス瓶を、バーテンダーがシェーカーを振るようにシャカシャカ振りました。そうすると、確かに友人が誇らしげに言うように、卵はみごとに、きれいに混ざっていました。ただ、瓶の方が皿よりも、洗うのに手間がかかるので、わたしは今も卵は皿に割り入れて、菜箸でかき混ぜています。

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10/7/2022

 7月の上旬は、猛暑が続いていても、たまに雨も降ったので、まだこんなふうに、思い出したように咲いたバラの花やつぼみも、庭にありました。

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 6月20日頃から咲き始めた紫陽花、こんぺいとうは、幸い今も咲き続けているのですが、この頃の方が、花に勢いがあったように思います。

 昨秋から雨がほとんど降らず、大地が乾いている上に、ひどく暑い日が続くため、他のヨーロッパ各地同様、イタリア、そしてウンブリア州でもナルニなどで、火災が多発しています。

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https://www.3bmeteo.com/meteo/perugia

 しかも、こんなふうに雨の降らぬ猛暑が、さらに少なくとも2週間は続くという予報が出ています。天気予報では、ペルージャの現在の気温は約36度となっているのですが、先ほど外に出てみると、日陰になっているテラスさえ、サウナのように暑く、40度はあるのではないかと感じられます。



 と言うわけで、これからも、早朝の涼しい間に空気を入れ換えて屋内を冷やし、日中はよろい戸や窓を閉めて、冷房が扇風機しかない我が家でも、暑さを乗り切れるように努めたいと思います。

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 半ば野良猫、半ば家猫という猫が、うちの周りに数匹いるのですが、最近は、かわいらしい子猫が2匹、その仲間入りをしました。お母さん猫が警戒心が強い猫なので、子猫たちも、まだわたしたちの窓までは来たことがないのですが、誰もいない駐車場で、こうしてのんびりくつろぐ様子を、上階の窓から、こうして撮影することができました。

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17/7/2022 6:24

 昨日とほぼ同じ時刻に起きても、今朝は月がさらに空の高みにあり、さらに少し欠けていました。

 イタリアでは、新型コロナウイルス感染症の感染が急速に拡大し、わたしの身の回りでも、友人や親戚などの間に、感染者が続出しています。3連休を迎えている日本でもまた感染が深刻で、猛暑の地域もあると聞いています。

 皆さん、どうかお体を大切にお過ごしください。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by zao480 at 2022-07-18 00:25
トマトと卵炒めは我が家でも夏の定番料理です(ただ、うちでは中華だし味です)。なおこさんは玉ねぎも入れているということで、炒め玉ねぎの甘みも加わって美味しそうですね。画像を拝見するともしかして紫玉ねぎなのかも?と思いました。先日知人に紫玉ねぎを頂いたので、今度はそれを加えてみます。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-18 04:20
zao480さんのお宅でも、夏の定番料理なんですね! わたしが日本に住んでいた頃は、トマトの値段が高いので、炒めようとは思いもしなかったのですが、台湾にお住まいのメイフェさんからも、昨年、台湾でもトマトと卵をいっしょに炒めて、中華風に味つけするのだと教わりました。

ふだんは玉ねぎは紫ではない、茶色か白い皮に包まれた中は白い玉ねぎを使うことが多く、その方が仕上がったときに、卵の黄色がきれいなのですが、これを作ったときは、冷蔵庫に紫玉ねぎしかなかったんです。でも、どの玉ねぎでもおいしくできますよ。
Commented by 224sora at 2022-07-18 08:14
イタリアはトマトがたくさん採れるのでしょうね!!
私もスクランブルエッグに湯むきして小さく切ったトマト
を混ぜ込むような感じで、塩とお砂糖少々の味付けでよく
作ります!
私もご主人と同じで半熟が好きかなぁ♪
今度、タマネギを入れて作ってみますね!

猛暑に水不足、コロナもまた増えてきて…大変な夏ですが
なんとか元気で過ごしましょう(^^)/
Commented by cut-grass93 at 2022-07-18 09:34
イタリア、ギリシャはなぜか野良猫が多い地域ですね。
冬が過ごしやすいからでしょうか。
人々もノラを大切に扱っているようですし。
Commented by django32002 at 2022-07-18 12:08
こんにちは。
可愛い子猫ですね!
猫飼いたいのですが、住環境的に無理なんです・・・。
こんな子猫がいたら楽しいだろうなぁ。

Commented by toshis_photoblog at 2022-07-18 12:55
なおこさん
トマトの卵炒め、もちろん美味しそうですが、ハートの形がかわいいです~。
ヨーロッパは猛暑続きで火災や死者が出ているそうで、日本では想像できま
せん。どうぞ、十分気を付けて暑さをしのいでお過ごしください。
toshi
Commented by ciao66 at 2022-07-18 17:22
トマトと卵と玉ねぎで出来たハート形のお料理!
これは愛情がこもった逸品でしょう。見た目ですぐに判る!
栄養バランスも良さそうですが、トマトは豊作で卵は猛暑で不作とは、都合よくはいかないものですね。
混ぜるのにどうするか、という話も興味深かったです。
箸なのかフォークなのか瓶なのか、瓶を洗うのは面倒そうですね。後始末も重要なお料理の要素ですから。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-18 18:53
soraさん、うちではたくさんのトマトを消費する目的もあってか、トマトはたっぷり入れて、ジュースのようになって、さらに煮つまるに近いところまで煮立てています。トマトの形が残るのも彩りがきれいで、おいしそうですね。玉ねぎも、その場合もきっと合うのではないかと思います。

ありがとうございます。本当に、何とか元気に乗り切りましょう!
Commented by milletti_naoko at 2022-07-18 18:54
草刈真っ青さん、保護区があって、猫の世話を食事だけではなく、医療的観点からもしてくれる地域も少なくないんですよ。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-18 19:03
Yorozuさん、お母さん猫がかばうように隠している子猫ちゃんたち、ブログへは初登場です♪

皆がいっしょに猫の世話を代わるがわるにできる、時間のある人、家はあるけれど時間のない人など、猫の好きな人が皆で自分たちの猫を育てる、そういうのもいいなあと、コメントを拝読して思いました。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-18 19:48
toshiさん、ありがとうございます。
夫も最近は、慣れたのか何も言わないのですが、喜んでくれていますように。

できるだけ涼しく、心地よく過ごせるように気をつけて、何とか乗り切ります! toshiさんもどうかお体を大切にお過ごしくださいね。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-18 19:51
ciao66さん、こんにちは!
先ほどニュースで、40度の暑さになるとトマトが暑さにやられてしまうからと、早めにトマトを収穫する農家の様子が報道されていました。トマトは幸い今のところは豊作なのですが、どうかこれからも何とか持ちこたえてくれますように。

興味を持って読んでくださって、ありがとうございます。フォークだとかき混ぜるのが大変だから瓶なのかなと思ったのですが、そうなんです。瓶って後から洗うのに手間がかかりますよね。
Commented by katananke05 at 2022-07-19 14:17 x
ハート型にしてるところがくばり 素晴らしいですね〜
いまこちらも そうトマト高くないので (卵もやすいかな)で まねしてみますね〜
日本人は器用だからお箸でなんでも できますね〜
柔らかいものなら切ることもね〜
わたしも 中華だしであじつけするかもだけどね〜
わが町はそう大雨でないけど 他の地方ではこのところ 大雨で 水不足をなげいていたところも
もうたくさん、、というような状況です〜

Commented by harupita at 2022-07-19 16:44
こんにちは。コメント欄が
すごく小さいのでコメント
し辛くなりました。
目があまり良くないので
何故エキサイトブログはこんなコメント欄にしたのか
謎です。

トマト、玉ねぎ、卵

これは簡単で手軽に揃う材料、いいですね。

やってみますね。

naokoさんのお宅のような産み立て採りたてではないけれど

ごめんなさい

コメント欄が小さいと
書き辛いものですね。

大きくする方法がわかったら教えて下さいね。

コメント欄に混乱しています、葉流
Commented by milletti_naoko at 2022-07-19 19:41
Katananke05さん、ありがとうございます。
なんと日本でも今はそれほどトマトが高くないのですね!
好みもあると思いますが、旬のトマトがたくさん食べられますので、ぜひ一度。

こちらの太陽とそちらの雨を交換できればいいのですが、うまくいかないものですね。どうかそちらでは早く雨がやみ、こちらでは早く降りますように。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-19 19:45
葉流さん、こんにちは。
なんとコメント欄、恐ろしく小さくなってしまっていますね。さっそく元に戻してくれるようにお願いのメッセージをエキサイトブログに送ってみました。これでは、ワード文書にコメントを書いてからコピーして貼りつけでもしないと、まともな文は書くのが不可能であるように思います。

ぜひ一度、お口に合うといいのですが。

不必要な手間がかかり、大変ですよね。早く元に戻りますように。
Commented by koito_hari616 at 2022-07-19 19:59
こんにちは

なぜこんな小さな窓のコメント欄なんでしょうか?
分かりませんが。。。
トマトを炒めて卵でとじる
良い出汁とお味なんでしょうね
私も作ってみたいです

お花も相変わらず綺麗です

当方は雨が強く降ってひんやりです。。

お身体にお気を付けてお過ごしください
Commented by milletti_naoko at 2022-07-19 20:51
結うさん、こんにちは。

わたし自身は、パソコンでブログを読んで、コメントも書くことが多いので、自分が他の方のブログにコメントを書くとき、ブログの内容とそぐわないように確認しながら書けるので、別窓でコメントが開くようにしているのですが、今皆さんのブログをおうかがいして、別窓でない場合には、コメント欄は以前のままであることに気づきました。

コメント欄を早く元に戻してくださいと、エキサイトブログにはさっそくお願いしたのですが、なかなか戻らないようであれば、今日のところはコメントが同じページで開くようにした方がいいかもしれませんね。ただ、エキサイトブログの方に、きちんと問題がある現状を見ていただくためには、このままにしておく必要があるため、皆さんにご迷惑がかかって、難しいところです。

畑で採れたての新鮮なトマトの味に玉ねぎの甘みが混じった、野菜だけの味に塩を入れて味つけしています。

ありがとうございます。結うさんもどうかお体を大切にお過ごしくださいね。
Commented by sunandshadows2020 at 2022-07-21 08:34
トマトと卵、最初の出会いは台湾の友人が料理してくれた一品でした。
悪くないなと思った印象があります。
我が家も夫は半熟気味を好みますが、私はサルモネラ菌が恐ろしいのでしっかり調理したい方です。
今チョリソが手元にあるのでそれも入れたら美味しいのではと思います。
近いうちに作ってみたいと思います。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-22 01:31
お転婆シニアさん、やはり卵とトマト、台湾でよく作られる料理なんですね。

サルモネラ、半熟気味でもやはり残るんですね。わたしったら、心配はしながらも、生卵で卵ごはんを、時々食べてしまったりしているのですけれども。

チョリソ、初めて知りました。本当にスペインで作るのかどうか知りませんが、昔日本で見て作ったことのある、スペイン風オムレツに近いものになるかもしれませんね。
by milletti_naoko | 2022-07-17 22:40 | Gastronomia | Comments(20)