イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

真夏も雪積もる高みへと空をゆくロープウェイ Skyway Monte Bianco

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 ヨーロッパの最高峰、モンブラン(Monte Bianco、4810m)が間近に迫る展望台へと、クールマイユールから登っていくロープウェイ、Skyway Monte Biancoについて、先日の記事でお話ししたら、

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Monte Bianco (4,810m) 16/8/2016 13:02

そのゴンドラが360度回転しながら登っていくということに関心を持たれた方が多かったので、今回は、360度回転することで、どんな眺めが楽しめたかを、ご紹介します。

 ちなみに、360度のすばらしい眺望は、このロープウェイの到達地点であるエルブロンネル展望台(Punta Helbronner、3446m)からも、楽しむことが可能です。

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11:54

 まずは、クールマイユール(Courmayeur、1300m)の駐車場に車を置き、切符を購入し、それから階段を登って、ロープウェイ乗り場へと向かいます。

 上の写真の端に一部見えている、ロープウェイの旅や周囲の自然を紹介する案内看板から、皆さんのご参考になればと、Skyway Monte Biancoの通過地点と、中から見える風景が描かれた部分を切り抜いたのが、次の地図です。

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 右下の空色で囲んだ部分に書かれていますが、クールマイユール駅から乗り換え中継地点のパヴィヨン駅までが10分、同じくクールマイユール駅からエルブロンネル展望台までが20分と、ロープウェイは、かなりの速さで進んでいきます。

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12:22

 8月15日、フェッラゴストとその前後は、イタリアでも、旅行に出かける人、旅行に来る人が最も多い時期で、わたしたちが乗ったゴンドラには、他にも大勢の観光客が乗り込んでいました。

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12:28

 高みに上がるにつれて、道路が少しずつ遠くなり、家が小さくなり、遠くの山々が見えてきます。ゴンドラに乗り込む1枚上の写真から6分後には、もうこんなに高くまでやって来ました。下方にはまだ、ロープウェイ乗り場であるクールマイユール駅が小さく見えていて、わたしたちの少し下方では、ゴンドラが、クールマイユール駅へと下っていっていました。

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12:29

下方の渓谷に流れる川や、遠くの山々が見えてきました。最初のうち、ゴンドラは、木々が立ち並ぶ緑の斜面を登っていきます。

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12:30

 中継地点のパヴィヨン(Pavillon、2173m)に到着しました。

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12:36

 行きは、パヴィヨン駅から降りることなく、そのままエルブロンネル展望台行きのロープウェイに乗り換えます。さらに登っていくゴンドラから、高山植物園がよく見えました。

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 アルプスの山は、ある程度の標高までは緑の草に覆われ、木も生えているのですが、さらに高みへと登っていくと、斜面はむきだしの岩となり、そのところどころを、氷河や雪が覆っています。

 切り立った岩の側面が、眼前に迫ってきます。

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12:40

 これが、エルブロンネル展望台がある駅でロープウェイから降りる前に、ゴンドラの中から撮影した最後の写真です。左下に、わたしたちが食事をしたトリノ小屋が写っています。

 エルブロンネル展望台では、モンブランやアルプスの近くの高峰が間近に見え、遠くの山々まで見晴らすことができます。展望台で眺めを楽しみ、記念撮影をしたあとは、トリノ小屋まで行って昼食を食べて、雪の上の散歩をしばらく楽しみました。(詳しくはこちらの記事

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14:58

 エルブロンネル展望台から下るときは、

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15:00

トリノ小屋と一面に積もる雪のすぐ近くを通ります。

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15:01

 かと思うと、眼前に、雪が積もった灰色の岩の急斜面が迫り、

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15:02

 ぐるりと回りながら、さらに下ると、山の斜面が緑となり、下方の川や遠くの山並みが見えてきます。

 こうして到着したパヴィヨン駅で、今度は降りて、高山植物園を散歩してから、クールマイユール駅に戻るため、ロープウェイに乗りました。

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15:47

 車や徒歩では、たどり着くことが難しいモンブランの高みに、360度の眺望を楽しみながら登っていき、再び地上へと戻る際にも、移り変わる風景を楽しむことができて、かけがえのない体験をすることができました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2022-07-27 09:49
以前
シャモニーから エギュイユ デュ ミディ(モンブラン) に ロープウエイで登ったことがありますが
naokoさんのは イタリア側からのロープウエイなんですね。
支柱が 崖の途中の岩に取り付けられていて
それを見てしまったら とても恐ろしくなった記憶があります。

Commented by zao480 at 2022-07-27 09:52
わあ、さすがは観光先進国、回転するゴンドラはなかなかいいですね。山形側の蔵王山のゴンドラは100人乗りでとても大きいのですが反対側が見えないので、反対側も見えたらいいのにと思っていました。
私は地面を走る鉄道でもあちこち見ていたい性格なので、新幹線では人の頭越しに反対側の窓を眺めたりしていたのですが、最近はコロナのせいであまり座席で立ち上がったり関係ない方向をずっと見ていたりするのがはばかられるので、ちょっとつまらないです。飛行機もなるべく外が見やすい窓際を予約したりしていますが、反対側も見てみたい衝動に駆られてしまいます。あんまり動き回ると不審者と思われてしまいますねぇ(;'∀')。
Commented by cut-grass93 at 2022-07-28 21:13
もう少し若ければこんな山に登りたい。
心臓を悪くして10年前に山はやめてしまいました。
それまでは狂ったように登っていましたが。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-28 21:18
のんさんはフランス側から登られたんですね。

わたしも高所恐怖症なのですが、幸い眺めに気を取られて、こわがっているひまがありませんでした。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-28 21:23
zao480さん、なんと100人乗りとは、そんなに大きいゴンドラがあるとはと驚きました。そうなんです。乗るところによって見えたり見えなかったりするわけではなく、乗る人数もそれほど多くないので、皆が360度の風景を、登ったり下ったりしながら見られるのがいいなあと思いました。

新幹線や飛行機はさすがに360度回転はできませんが、確かに、見たい風景がいつも同じ側にあるとは限りませんものね。電車に乗っていてわたしも、ああ、ここは反対側の窓から見たいなあと思うこと、この間ローマに行ったときにありました!
Commented by harupita at 2022-07-28 21:52
こんばんは。

360度の景観、、
やはり全方向で見られるのは
絶景を余すことなく体感出来ますね。

一面に積もる雪のすぐ近くを通ったり
雪が積もった灰色の岩の急斜面が迫まってきたり
緑の斜面も眺めたりと、
本当にとことん景色を楽しんでもらおうと
考えていますね。
モンブランの高みに、360度の眺望を楽しみながら登っていき、再び地上へと戻る際にも、楽しめて
良い体験ですね。
なかなかこういう体験は出来ないと思います。

高所恐怖症なので、怖いけれど見てみたいような
そんな展望ですね。

日本では360度見せてくれるようなのは無いのでは?
まず雄大な自然も全く違っていますよね。
丁寧に説明して下さってありがとうございます。葉流
Commented by milletti_naoko at 2022-07-28 22:28
草刈真っ青さん、ここは、ロープウェイで一気に登って、そこから散歩をすることもできますので、機会があればぜひ。いえ、ここに限らず日本でもイタリアでも、ロープウェイで登って、高い山からの風景を楽しめるところが、もちろん自分の足で登るのとは違いますが、きっといくつもあると思うんです。
Commented by milletti_naoko at 2022-07-28 22:47
葉流さん、こんにちは。

たまたま回っているときに通りかかる場所によって、見える景色はやはり変わってきますが、それでも360度を見ながら登ることができると、そのおかげで景観を余すことなく楽しめて、ありがたかったです。

わたしも高所恐怖症ではあるのですが、このときは風景に見とれて、幸い恐がることを忘れていました。

こちらこそコメントをありがとうございます。一記事に載せる写真は15枚までと決めていて、割愛に割愛を重ねた結果なので、温かいお言葉、うれしいです♪
by milletti_naoko | 2022-07-27 04:11 | Valle d'Aosta | Comments(8)