頼みの雨降らずでも涼しく大掃除今夜は眠れますよう

　ひどく暑い日があっても、早朝は気温が低く涼しいことが多いので、猛暑が２、３日続く程度であれば、早朝に家の中に、屋外の涼しい空気さえ取り込んで、後はよろい戸も窓も閉め切って、熱い日差しや熱い空気が入らないようにすれば、なんとか涼しく過ごすことができます。

　ところが、猛暑が１０日、２週間と続くと、屋外の気温が早朝になってもそれほど下がらなくなる上に、家の壁も熱をため込むので、早朝に換気をしても、真夜中の外気温が30度、屋内は28度で、さあ、寝室のよろい戸は閉めたままとするとして、窓は開けて寝る方がいいのか、もっと涼しくなるまで開けるのを待つ方がいいのかという状況になってしまいました。

　あまりの暑さに、なかなか寝つくことができず、眠ってもすぐに目が覚めるので、スマートウォッチが、今週はよく眠れていませんと指摘してくれなくても、睡眠の質が悪く、眠れていないのはよく分かっています。けれども、こればかりは気温が下がってくれないと、どうにもなりません。
　そんな中、昨夕、そして今日も夕方、久しぶりに雨が降る、それも雷を伴う大雨となるだろうという予報が出ていたので、庭の草木のためにも、気温が下がるだろうという期待のためにも、その雨を楽しみにしていました。昨日の午後５時からの授業には、雹が降ってきたらどうしようという心配もしながら出かけたのですが、雹は幸い降らなかったものの、恵みの雨も降りませんでした。

Perugia, Umbria 27/7/2022
　今日などは、いつも参考にする天気予報サイトが二つとも、雨が降ると予報を出していたばかりか、昨夕の地方ニュースでも雨だと言っていたので、雨を心待ちにしていました。

　そうして、午後５時半近くに、こんなふうに四方の空が雲に覆われ、雨が降っているらしきところが見えた上、昨日までは真夜中になっても30度あった気温が、25度近くまで下がりました。

　そこで、この機会を逃すまいと、家中の窓を開き、久しぶりに掃除機を取り出して、家中に掃除機をかけ、モップもかけました。ホウキで掃いたり、モップをかけたりはしていたのですが、掃除機は、使うと熱風が出るので、家の中をこれ以上暑くしないために、使わずにいたのです。
　結局、頼みの雨は我が家の周囲にはまったく降らず、午後７時頃には日が差して暑くなったので、いったん窓を閉めたのですが、幸い日が沈むと涼しくなったので、屋内が少しでも涼しくなるように、窓を開け放しておきました。
　おかげで、28度だった室温が26度まで下がったので、今夜こそ、どうかよく眠れますように。そうして、我が家の周囲にも、どうか早く雨が降ってくれますように。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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