イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

夜明かりに美しく涼しい山の村、サント・ステーファノ・ディ・セッサーニオ

 イタリア中部では、最高気温が40度近くにもなるという、その酷暑を逃れようと、グラン・サッソ(Gran Sasso)の標高の高い村、サント・ステーファノ・ディ・セッサーニオ(Santo Stefano di Sessanio)に、最初の晩の宿を取りました。

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Santo Stefano di Sessanio (AQ), Abruzzo 4/8/2022

 2009年のラクイラ地震の被害の爪痕は、今もなお残っていますが、以前に比べて再建が進み、観光客も戻っている様子を見て、安心しました。

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 以前とは違う宿に泊まったら、歴史的中心街から宿まで行く道が分からず、グーグルマップに助けを仰いだものの、昼食後の暑いさかりに、思いきり遠回りしてしまいました。

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 夕食に軽くサンドイッチを食べて、半月が雲間に輝くのが見える宿のテラスから中心街へと歩いてみて、

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村の歴史的な入り口であるメディチの門(Porta Medicea)へと

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登っていく長い階段が見つかりました。

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 中心街では、二つの世界大戦の間、1923年から1930年にかけて、村の人々の暮らしを写した写真展、IL TEMPO QUIが、夜明かりの下、当時の村の様子を彷彿とさせていました。

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 この翌日、金曜日は、山の別の村に泊まったのですが、イタリア時間の今日、土曜日の朝、再びサント・ステーファノに立ち寄り、村の通りや建物に展示されている写真展を訪ねることになりました。

 今夜と明日、つまり、土曜と日曜の晩は、ラクイラの町はずれのB&Bに泊まり、ペルージャには 月曜に戻ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by katananke05 at 2022-08-07 11:47 x
海外で迷うと とっても心配、、
それも英語が通じないところだとね、、
イタリア フィレンチェだったか
夜食べに出て 友と二人
タクシーに乗り、、
さて ホテルの名前、、と言うところで 迂闊にも きちんと書いたものを持ってなくて、、
当時のニュースになったポルノ女優?の名前に似てた、、と
」チッチョリーの??ホテル?」と一生懸命いってたら
ドライバーさん それはこの「ボイン」の 女だろうが、、と
ハンドル両手離し
胸のところで ボインボイン、、
やっとわかってホテル到着だったけど 冷や汗かいたわ〜
たいがい どうにかなってるけど
危ない危ない いい加減なあたくしです〜

Commented by yuta at 2022-08-07 14:39 x
イタリア中部も40度近くとかなり暑くなりますね。
体温を超える暑さは経験がないですが、命に関わる危険度が高いでしょう。
サント・ステーファノは古い落ち着いた街ですね。
写真展も良さそうです。
良い旅を!。
Commented by cut-grass93 at 2022-08-07 20:35
ウワー、素晴らしい。
私の大好きな石組みの古い建物です。
なんというか、壮絶な歴史の舞台がそのまま
今も生きていて、この中にタイムスリップしそうです。

イタリアは二度行きましたが有名な観光地を
お上りさんのようにパパパパと走りながら
見ただけなんです。
安物のグループツアーだから仕方ないですが。
こんな場所でユックリ絵が書けたらと思います。

この中のどれかを是非また絵に描かせていただきたいです。
石だけと言うのは描きにくいですが。

よろしくお願いします。
Commented by cut-grass93 at 2022-08-07 20:36
書き添え忘れました。

私のつたないブログをかなり前まで遡って
読んでいただき、感謝しています。
Commented by meife-no-shiawase at 2022-08-07 22:21
ご旅行中なのでコメントは控えようと思ったのですが
あまりの美しさに思わず・・・。

石好きなので(笑)
日本のお城の石垣とか大好きなのですが
ヨーロッパの石も素晴らしいですね。
お写真を見ているだけで胸がドキドキしちゃいます。

楽しい旅を続けてくださいね~♪
Commented by harupita at 2022-08-09 17:07
こんにちは(*^^)v

グラン・サッソの標高の高い村、サント・ステーファノ・ディ・セッサーニオ
村のお写真、石造りの家々、石段も写真で見ると
美しいけれど実際に暮らしている方は
足腰が鍛えられて健康面は強化されていますね。

特に4枚目のフォトが素敵ですね。
アーチ形の中に見える家や夜空や灯り
テーマパークのような素晴らしさ、

メディチの門。・・・メディチ家って昔習った記憶が
。。すごいお金持ちで色々な援助をされた?
すみません。芸術家をサポートでしたっけ?知識が無くて済みません(*- -)(*_ _)ペコリ

1920-1930年の村の人々の暮らしを写した写真展

昔の様子が良く伝わる写真展ですね。
もう火曜日なのでペルージャに戻られたのですね。

素晴らしい旅ですね。残りのブログまた
ゆっくり読みますね。葉流
Commented by milletti_naoko at 2022-08-11 05:50
katananke05さん、機転が通じて、なんとかホテルにたどり着けて本当によかったですね。

わたしもそう言えば、アッシジ郊外でミュージカルを見た帰りに、CDを買おうと列に並んでいたら、いっしょに来ていたツアーの客が皆帰ってしまい、一人で歩いて帰った記憶があります。2
Commented by milletti_naoko at 2022-08-11 05:52
yutaさん、屋内に冷房がない家が、うちをはじめとして多いので、こういう日が長く続くと、家の中が暑くなって、本当に過ごしにくくなります。

写真展もとてもよかったです。近いうちにご紹介できればと考えています。ありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2022-08-11 05:57
草刈真っ青さん、こんなふうに昔の町並みが残る村が、イタリア全国に残っています。

イタリアも広いので、短い時間で名高い町をまわろうと思うと、どうしても急ぎ足になりますよね。

いつかまたご自身で実際に訪ねられる日が来ますように。
Commented by milletti_naoko at 2022-08-11 06:02
メイフェさん、こんばんは。
いえいえ、うれしいコメントを、ご多忙の中、ありがとうございます♪

旅行中に投稿していたスマホの写真を、昨日のうちになんとかカメラの写真と置き換えたのですが、同じ写真を撮っていないものがいくつかあり、すでに書いていた文面にも即すように、以前とは違う風景の写真に取って代えたものもあります。新しい写真も、お気に召すとよいのですが。

ありがとうございます。楽しい旅を終えて、無事にうちに戻りました♪
Commented by milletti_naoko at 2022-08-11 06:08
葉流さん、こんばんは。

イタリアの村には、こんなふうに急な斜面や階段を歩かなければいけないところも多くあります。ペルージャやシエナなど、大きい町になると、現代ではエスカレーターができていて、楽に移動できる方法もあったりするのですけれども。

ありがとうございます。村の入り口である門の向こうに、夜明かりに照らされた家が見えて、きれいだなあと思いました。

フィレンツェ、トスカーナのメディチ家が、この村を治めていた時期があって、この門はその頃にメディチ家によって築かれたとのことです。

少しずつまた旅についてお知らせできればと思います。ありがとうございます。
by milletti_naoko | 2022-08-06 16:47 | Abruzzo | Comments(11)