イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

イタリアとウンブリアの感染状況 今や新規感染100%がオミクロン株、秋にはケンタウロス型が主流となるか、World Voice 連載

 ニューズウィーク日本版の姉妹サイト、World Voiceに、「イタリアとウンブリアの感染状況 今や新規感染100%がオミクロン株、秋にはケンタウロス型が主流となるか」という題で記事を書いて、寄稿しました。よろしかったら、ぜひお読みください。

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https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/ishii/2022/08/-ba5.php

 この記事には、ブログ記事にも掲載したトラジメーノ湖のザリガニと魚の祭りの写真を掲載しています。

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San Savino, Magione (PG), Umbria 20/8/2022

 この村祭りの晩、夕食後、まずは城壁内のコンサートをしばらく聞いたのですが、そのコンサート前に、夫の親戚の若い女性がたまたまいるのに気づいて、しばらく話をしました。夫の従兄の娘さんだったのですが、彼女が家族で海に休暇に出かけて、帰ったら皆が感染してしまっていたという話は、夫はすでに聞いて知っていたようです。村祭りの晩には、もう元気そうだったのですが、陰性になってから1か月も経つというのに、最近になってようやく声が出るようになったのだと聞いて、驚きました。

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Dipinto di Antonella Piselli, Perugia, Umbria 28/8/2022

 また、日曜日に昼食にと呼んでくれた、このすばらしい絵を18歳のときに描いた友人も、感染したお義母さんがようやく回復し、ほっとしていたものの、風邪を引いたと思い込んでいた自分自身は、のどの痛みとひどい疲れが、1か月ほども続いたのだそうです。そうして、彼女が住むアパートの住人皆が、新型コロナウイウス感染症に感染して、まったく同じ症状に苦しんでいたことを知り、実は自分も感染していたのだということに、気づいたのだそうです。

 知人の中には、自分で抗原検査キットを使って検査して、陽性という結果が出たのに、職場でばい菌のような扱いを受けるのが嫌だからと、職場の人には知らせずに、陰性になるまでは、有給休暇を取り、症状がほとんどなかったので、家でのんびりと過ごしたという人もいます。

 こんなふうに、わたしが知っているだけでも、感染していながら、感染者数には反映されていない数字があり、また、今後もこうした人たちが、自身も知らなかったために、あるいは意図的に、自分が感染したことを人に知らせずにいたために、直前に接触した人が実は感染していたのに無症状で、自分では気づかぬままに、感染を拡大してしまうという可能性もあるかと思います。

 というわけで、自分の身を守るために、今後も必要を感じるときには、たとえわたし一人でも、マスクをつけていようと考えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by cut-grass93 at 2022-09-02 08:40
マスク不要というイタリアでも実態は深刻なんですね。
こちらでは感染してもデータを撮るだけで
全然治療してくれないので、
そのように隠れて自宅待機するのが
正解のような気がします。
20~30%の人が後遺症で苦しんでいるようです。
高齢者は認知症の後遺症。
感染しないように自己防衛するしかないです。
Commented by koito_hari616 at 2022-09-02 14:32
こんにちは

コロナ。。。ケンタロウス型って。。。恐ろしい
上半身と下半身が違う神話の生き物ですよね。。。確か??

日本でも外している人が目につきますね。。
イタリアでマスクしていたら目立つでしょうね。。
何時になったら。。。ですね
Commented by harupita at 2022-09-02 15:08
こんにちは。

♪イタリアとウンブリアの感染状況 今や新規感染100%がオミクロン株、秋にはケンタウロス型が主流となるか♪

読んできました。
イタリアではもうマスクつける人がほとんどいない状況なのに、まだ完全なる収束を見ていないのですね。

日本はまだまだ感染者も死者数も多いけれど、以前よりも警戒心は薄れていますね。
でもマスクはよほど屋外でない限り、外すことはありません。

国民性の違いかもしれませんが、naokoさんはマスクをつけたり手の消毒をしたりは
お一人でも続けていくのですね。
私もこちらで、マスクとはまだ付き合い、消毒も怠らずに暮らそうと思います。
第八波がやって来ないとも限らない、、先は不透明ですね。葉流
Commented by milletti_naoko at 2022-09-02 22:00
草刈真っ青さん、ウンブリア州では、感染者数や入院患者数が減ってきたので、感染者用に割り当てていた病床を、少しずつ通常の病床へと戻していくそうです。義父が感染したときは、かかりつけ医が自宅に検査をしにきてくれて、翌日熱が出たときは、電話を通じてだったかもしれないのですが、処方箋を出してもらって、薬を買うことができましたし、こちらでは、医療での診察や治療が必要な場合には、まだ診てもらえる余裕が、今のところはあるように思います。

後遺症に苦しむ方がそんない多いとは。今後またいくつか新たな波が来る可能性もあるので、どうか国や自治体で、医療機関でしっかり対応ができるように対策を立て、実行してほしいものです。
Commented by milletti_naoko at 2022-09-02 22:05
結うさん、こんにちは。
イタリアでも、スーパーでの買い物など、屋内になると、マスクをしている人も増えるのですが、屋外ではかなり混んでいても、していない人が多いので驚きました。レストランでも大勢が集まって会食しているのをよく見かけます。どうか秋になってまた感染者が急増ということのありませんように。
Commented by milletti_naoko at 2022-09-02 22:10
葉流さん、こんにちは。
リンク先の記事も読んでくださったのですね。ありがとうございます♪

まだまだ感染者が多いのに、あまりにも高すぎる数字だった頃からは減少しているからと、皆が安心しきっているのが気になります。まあ、わたしがこの村祭りの晩同行した3人も、すでに感染して陰性となって間もないわけで、そういう人が多かったのかもしれないのですけれども。

9月いっぱいに仕上げなければいけない大きな仕事もあって、病気になっている余裕もないので、できる限りの対策は今後も取っていくつもりです。誰と会っても、屋内でもマスクをしない南米から帰ってきた義弟たちとも、大家族での日曜の昼食を共にする際には、やはり外さなければいけないかなと思いつつ……

葉流さんもどうかお大事にお過ごしくださいね。
by milletti_naoko | 2022-09-01 21:03 | Covid-19 Italia | Comments(6)