イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

金いろに夕日ひかり青鷺の飛ぶトラジメーノ湖

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 9月4日日曜日は、トラジメーノ湖の北のほとりのあるトゥオーロで二重にかかる虹を見て、桟橋を歩いたあと、南の湖畔にあるサンタルカンジェロで夕日を見送ろうと、車で向かいました。

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Lago Trasimeno, Magione (PG), Umbria 4/9/2022

 南西の岸辺に出ると、再び湖が見えてきます。

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Sant'Arcangelo sul Trasimeno, Magione (PG), Umbria

 サンタルカンジェロ(Sant'Arcangelo)に着いて、駐車場から桟橋へと向かうと、猫たちが3匹並んでいます。

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 桟橋の先端に浮かぶ島は、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)に浮かぶ3島のうち、最も大きく自然が豊かなポルヴェーセ島(Isola Polvese)で、この島は冒頭の写真にも写っています。

 桟橋の左手には、桟橋とほぼ並行に、キャンプ場のある岸辺がしばらく続いています。

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 桟橋をさらに歩くと、キャンプ場のある岬の向こうに、雲間から金色の光を放つ夕日が見えてきました。

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 桟橋から右手を見やると、上の写真はズームで拡大して撮影しているのですが、中世の町並みが美しいサン・サヴィーノ(San Savino)が、そして、そのはるか向こうにはテッツィオ山(Monte Tezio)が見えます。

 湖の水位が下り、水温が高くなってしまったためか、水面がかつて見たことがないほど、水草に覆われています。

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 再び左手、南西の空を見ると、しばらくは雲間から姿を現して、白く明るい光を放っていた夕日が、

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雲の後ろに隠れて、金色の光で、雲と空と湖を照らしました。

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 アオサギが飛ぶよと夫が教えてくれたので、桟橋の右を見ると、確かに1羽、大きな羽を広げて飛んでいます。

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 アオサギは、まずは桟橋と並行に飛んでいき、

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 前方で向きを変えて、ポルヴェーセ島の前、そして、桟橋に立つわたしたちの前を、北東から南西へと飛び、

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夕日と共に空も湖も金色となった世界へと向かっていきました。

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 さざ波の立つ湖面に、夕日が金色の光の帯を投げかけています。

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 後ろをふり返ると、空にも湖面にも細長く伸びる雲が、夕日の光を浴びています。

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 青い空と白い雲も、夕日が放つ茜色の光も、そのままに映す湖の向こうへと、夕日は

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少しずつ沈んでいきました。

 この日も思いがけず、それは美しい夕景を見ることができて、うれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:9月3日は口コミの日
Commented by cut-grass93 at 2022-09-15 08:29
ホントひどい。湖に水が少ないですね。

降るところにはメッチャ降って洪水をおこし
降らないところは徹底的に干ばつを起こす。
地球温暖化の典型的現象です。
これからどうなるのでしょう。
考えると不安です。
Commented by koito_hari616 at 2022-09-15 12:42
こんにちは

神話の世界のような空と湖ですね~!
Commented by milletti_naoko at 2022-09-15 20:17
草刈真っ青さん、今日は雷を伴う大雨となり、今後は雨の日も時々あるようなので、どうか湖の水位が元に戻っていくよう願うばかりです。

温暖化を防ぐべく、少しでも書く国が、一人ひとりが、自分にできることから改善していって、それが防止につながっていくとよいのですが。
Commented by milletti_naoko at 2022-09-15 20:18
結うさん、雲に見え隠れする夕日の方が、かえってこんなふうに美しいことがあります。さらにアオサギまで見て、写真にとらえることもできて、うれしかったです♪
Commented by meife-no-shiawase at 2022-09-15 21:42
トラジメーノ湖。
水草が見えているというはなかなか見たことがなかったです。
まだ雨が少ないでしょうか?

それでも太陽の光が金色に映る水面は美しいですね。

ご主人さまが月の満ち欠けを参考に散髪されるって驚きました。
それは昔からなんでしょうか?
すごく興味津々です。
Commented by milletti_naoko at 2022-09-16 00:10
メイフェさん、わたしたちも、ここまで水草に覆われている湖は、今年になって初めて見ました。この岸辺は、特に桟橋の右手に、広範囲が茶色い水草に覆われている湖面があったので、驚きました。

岸辺を離れると、やはり水深が深くなるからか水草もなく、夕日の光が映って、それでもきれいです♪

近所に暮らす親戚も、果物を植えたり剪定したりする時期も月の満ち欠けで決めると言っていましたし、実際にそういう指示を記した暦もイタリアでは雑誌にページがあったりするんですよ。少なくともわたしと出会った20年近く前から、夫はすでに月の満ち欠けを散髪の参考にしていたように思います。
Commented by ririrouzu at 2022-09-16 07:14
夕景の姿は、何処にいても同じ感情が持てるのを、今日の映像より強く感じました
Commented by milletti_naoko at 2022-09-16 15:08
ririrouzuさん、夕景は美しいですよね。
by milletti_naoko | 2022-09-15 05:55 | Umbria | Comments(8)