水あふれる大雨の後のペルージャ散歩道

　９月２９日木曜日から、ゆっくりと脚に無理のない速さと距離をと心がけながら、ペルージャの市民の緑の散歩道、Percorso Verdeでのウォーキングを再開しました。マレンマ旅行中にはりきって歩きすぎたための痛みも去り、９月末が締め切りだった大きな仕事を終えるめどもついたからです。相変わらず雨は毎日降っていたのですが、その雨の合間に歩きに行くと、

Perugia, Umbria 29/9/2022
予想以上に、道に水が多いので驚きました。この日は、久しぶりだった上にゆっくり歩くのだからと、カメラも持って行ったので、水たまりに映る絵や空、緑がおもしろいなあと、

足を止めては写真を撮りました。
　一方、翌日、９月３０日金曜日は、やんだ雨がまた降り出す可能性もあった上、足を止めずに歩き続けようと、カメラは持たずに出かけました。
30/9/2022
　そうして、道がさらに水があふれているのを見て、驚きました。幸い、こんなふうに水に覆われた道や地面の近くに、アスファルトの道が平行に走っていたので、ここまで道が水だらけだったりぬかるんでいたりした場合は、アスファルトの道を歩くことができます。

　上から２枚目の写真の場所も、翌日はこんなふうに水びたしになっていました。

　夏の間はほとんど水がなかった小川にも、かなりの量の水がほとばしるように流れていました。

　ふだんは水がないところにさえ、水が流れていました。

　空に雲が多いために、見られずにいた月を、この日はようやく見ることができました。久しぶりに月が見えたのがうれしくて、スマートフォンを取り出して写真を撮り、以後はあまりにも水が多い様子を記録しようと、結局、あちこちで足を止めては撮影しました。

　月が見える空の下では、野バラの実も赤く色づいてきれいでした。
29/9/2022
　けれど、その前日、カメラで撮ったこちらの写真の方が、実の赤い色が際立っています。

　南天の実と葉も、赤みを帯びてきています。

　出かけた先々で見かけていた花が、ペルージャのサッカー競技場の前にも咲いていました。

　そうして、そのスタジアムの向こうには、雨を予感させる雲が見えていました。
　こんなふうに雨の日が続いて、先週末にはすっかり気温が下がったものの、今週の日曜からは雨が降らず、晴れ間も見えて、昨日も今日も、最高気温が23度に持ち直したので、ほっとしています。とは言え、昨夕は午後７時過ぎにウォーキングを終えると、もう空が暗く、日が短くなっていることを実感しました。

　１０月１日土曜日はオルヴィエート崖下周遊トレッキングコースを歩き、翌日曜日の夕方に、市民の緑の散歩道を、「まだ雨水が道に残っているのではないかしら」と心配しながら歩くと、あんなにあった水がすっかり消えていたので、驚きました。


　９月２４日はポルヴェーセ島、１０月１日はオルヴィエート崖下周遊トレッキングコースを歩き、ゆっくり歩いた上に、しばしば足を止めて写真も撮ったのですが、

上のスマートウォッチのウォーキング記録のうち、それ以外の日の記録は、今回の記事で紹介した散歩道を歩いたときのものです。９月３０日は、道に水たまりやぬかるんでいるところがあまりにも多いので、足を下ろす場所や歩く道を、気をつけて選ばなければいけなかったために、前日に比べて歩く速度が落ちているのですが、少しずつ歩く距離を伸ばし、歩く速度も速めていっています。ただし、急に走り出すことだけはしないように気をつけています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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