イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ハロウィン飾りイタリアの日本料理店にも

 ハロウィンについて、ローマ教皇がカトリック教ではなく異教の祭りだと見解を示したのは、イタリアでも子供たちがハロウィンに変装して近所の家を回ったり、ショーウィンドウにハロウィン飾りが現れ始めた数年前のことだったでしょうか。日本のキリスト教ではない家庭でもクリスマスを祝うように、イタリアでも、カトリック教会の見解にはとらわれず、カトリック教徒でもハロウィンを楽しむ大人や子供が、近年はさらに増えてきているように思います。

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Ristorante Giapponese Nihori, Orvieto (TR), Umbria 29/10/2022

 ハロウィンが間近ということで、昨日昼食を食べに行ったオルヴィエートの日本料理店、Nihoriでも、店頭にかわいらしいハロウィン飾りがありました。

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 テーブルにも、小さいカボチャの置物があって、その中に包み紙に入ったキャンディがいくつか入っていました。

 昨日は前菜、プリモ、セコンドとして、わたしは春巻き、寿司・刺身の盛り合わせと鮭の焼き串、夫はギョウザ、野菜の焼きそば、鮭の裏巻き寿司を頼みました。いつものようにおいしかったのですが、出てくる順序の関係で、夫もわたしも食べ残すことになり、箱に入れてもらって、うちに持ち帰りました。



 そうして持ち帰った夫の残りの鮭の裏巻き寿司は、生のままで食べるのはいかがなものかと、今朝、豆腐とワカメのみそ汁を作ったときに、この鮭の裏巻き寿司と野菜がたっぷり入った春巻きと鮭の焼き寿司の残りを入れて、生だった鮭がきちんと煮えるまで料理しました。残り物をおいしく、しかも時間と手間をかけずに食べようと考えた朝食だったのですが、結果的に、鮭が入っていたために、懐かしい石狩鍋風味のみそ汁となって、おいしかったです。

 わたしは、幼稚園の最後の数か月から小学校5年生まで札幌に住んでいたので、石狩鍋はよく食べたのですが、今朝、鮭が入ったみそ汁を食べて初めて、その味を思い出したのですから不思議なものです。

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 いつも楽しみにしている言葉入りのクッキーには、「煩わされることのない落ち着きを示せ」とありました。

 心を悩ませる、悲しませることがありはするのですが、うれしいこと、美しいこと、よいことにできるだけ目を向けて、心を落ち着けて、日々を生きていきたいと改めて思いました。

Nihori Ristorante Sushi Giapponese a Orvieto
Via Angelo Costanzi, 102 - 05018 Orvieto
Tel. : 0763 450593
Sito : NIHORI - Ristorante Giapponese Sushi a Orvieto e Fabro Scalo - HOME
FB : Facebook - Nihori - Informazioni

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:ハロウィン
Commented by cut-grass93 at 2022-10-31 10:54
ハロウインの目的はバカ騒ぎじゃないのに
それが、単なるバカ騒ぎだけで済まなくて
韓国の153人圧死事件になってしまい、
バカ騒ぎも考え物です。

こんな国にないよね。
こんなことで将来の日本は大丈夫かと不安になります。
Commented by koito_hari616 at 2022-10-31 11:47
こんにちは

かぼちゃの置物?には、魔除けの意味が有るとか無いとか
こじ付けかもしれません

ハロウィーンは若者たちの仮装好みに拍車をかけたように
盛り上がっていますね
昨日の韓国の悲劇が日本の本番の今夜に起こらないように
願うばかりですね。。

良い事に目を向けて、嫌な事は早めに解決して
ストレスを少しでもなくしましょう!
Commented by meife-no-shiawase at 2022-10-31 13:32
パッと思いついたアイディア料理が、なんともなつかしい味になっていたとは!
私も石狩鍋って好きです。
鮭のお出汁が出たスープってすごく好きなんです。
台湾の市場でも時々、鮭の頭の部分だけボンっ!ってそれも2匹分の大きなサイズのが安く売っていたりするので
そういう時はスープにしてお味噌で味付けします。
台湾の人も大好きみたいで好評なんですよ。

なおこさんの考え方。とても好きです。
私もできるだけポジティブに。楽しいこと嬉しいことをたくさん感じ取って毎日過ごしたいなって思っています♪
Commented by katananke05 at 2022-10-31 16:53 x
わたしも これからの日々が
数えられるようになって来たこんにち〜
楽しいことを見つけ 楽しいように考え 1日が しあわせとおもってすごせるように と願っていますよ〜
自分だけでなく 人も幸せと感じてくれるような共に過ごせる時間を
大切にしたいですね〜
Commented by milletti_naoko at 2022-10-31 19:39
草刈真っ青さん、いろんな文化や慣習を取り込んで楽しむこと自体は、それだけ異文化に寛容であるということであると思うのですが、楽しめるはずの機会がそんなに多くの方の死につながる事故になることは恐ろしいですよね。

イタリアでは大雨や洪水が起こった場合に地質的に被害が起こりうる場所が国土の大半で、被害者が出ると「予告されていた悲劇」という言葉がニュースで使われたりするのですが、大勢が集まると危険である可能性がある地域というのも、あらかじめ各国で考えて、そういう場所ではそうした催しを開催しない、あるいは、順路を規定したり人数を制限したりする必要があるのではないかと感じています。
Commented by harupita at 2022-10-31 21:15
こんばんは、
ハロウィン飾りイタリアの日本料理店でも、招き猫とコラボしていますね。

サーモンをお味噌汁にしたら
石狩鍋風味に感じたのですね。
子供の頃食べなれた味は
忘れていても咄嗟に思い出すのですね。
札幌に住んでいらしたのですね。
言葉入りのクッキーも、良い言葉ですね。

ハロウィン、韓国の事故は一通にするとか、人数制限も必要でしたね。
でもコロナで我慢していたので皆集まってしまったのかな?

孫姉妹が4年間通った香港日本人学校では学校で仮装パーティあったので、ドレスなど
作ったり小物を創ったり
ハンドメイドを楽しんでいましたね。日本では全くそういうことはありません。


あまりハロウィン日本人とは関係ない気もしますが
渋谷は毎年大騒ぎのようです。
Commented by uto2317 at 2022-10-31 22:19
 こんばんは。
 ハロウィンはカトリックの祭りではなく、
どこかの国の小さな行事だったと聞いたことがあります。
 有名になったのは、アメリカの仮装パレードとかのせいでしょうか。

 本来の意味を理解していなくても、楽しめればいいですが
危険を伴う騒ぎになってしまうのは残念ですね。
Commented by milletti_naoko at 2022-11-02 16:37
結うさん、こんにちは。

カボチャをこの時期に使う慣習がある地域は、イタリアにもいくつかあったそうで、先日調べていて驚きました。

本来楽しみであるはずの日に大勢の人が命を失うとは、本当に恐ろしいことです。感染の規制がなくなり、久しぶりということでさらに多くの人が訪れたためもあるのでしょうが、たくさん人が集まり得る場所の安全管理の大切さを思います。

温かいお言葉をありがとうございます♪

Commented by milletti_naoko at 2022-11-02 17:21
メイフェさんも石狩鍋がお好きなんですね!

石狩鍋や羊肉を使ったジンギスカンなど、今になって思うと、札幌に暮らしていた頃だけに食べた料理というのがあって、小学校5年生で、まずは東京に、それから四国にと引っ越してからは食べる機会がなかったように思います。鮭はお出し汁のスープ、確かにおいしいですよね。冷たい生の鮭などを温めようと考えてだったのですが、思いがけず懐かしい味の味噌汁ができて、うれしかったです♪

台湾ではなんと鮭の頭だけを売って、スープにされるんですね。

ありがとうございます。メイフェさんのそのお気持ち、ブログの題やユーザーIDにも表れていて、目にするたびに幸せにあやかれるような、そんな気もしています♪
Commented by milletti_naoko at 2022-11-02 17:24
katananke05さん、年を重ねて、なおさらに1日やひとときを大切にされようとするお姿、すてきですね。

そうなんです。感染下で人と会う機会がぐんと減った期間が長かった分、人といっしょに過ごせる時間、会える機会を大切にして、共有していけたらなとことさらに感じています。
Commented by milletti_naoko at 2022-11-03 21:12
葉流さん、こんにちは。この招き猫、顔いっぱいの笑顔も色や形もかわいらしいので、見るたびにいいなあと思います。確かに、うまい具合にやはり笑顔のカボチャが並ぶ直線上にありますね!

行動も心も、慌ててもあまりいいことはないので、書いてあるように落ち着くことが大切だなと思います。

香港はやはりかつて英国の植民地であったこともあって、日本人学校でさえ仮装パーティーを行うほど、ハロウィンの行事が定着していたのですね。そう言えば、従来はハロウィンの慣習がないイタリアでも、姪たちがまだ幼い頃に、学校で何かハロウィンの行事があったと聞いたように思います。
Commented by milletti_naoko at 2022-11-03 21:19
うと十三夜さん、こんにちは。

そう言えば、赤と白の衣装を身にまとったサンタクロースも、もともとは北欧の行事だったのが、アメリカのコカコーラの宣伝で世界に広まっていったのでしたっけ。

世界でさまざまに形を変えて行事を楽しめるのはいいのですが、本当に、皆が危険を冒さずに安心して楽しむことができるようであって欲しいものです。
by milletti_naoko | 2022-10-30 23:46 | Feste & eventi | Comments(12)