イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

紅に虹色にシビッリーニ山脈 紅葉で彩るハグマノキ

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 10月8日土曜の朝、シビッリーニ山脈(Monti Sibillini)の山のふもとにある聖地、ノルチャ(Norcia)の町から

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Norcia (PG), Umbria 8/10/2022

二千メートル級の高峰の間に広がるカステッルッチョの高原(Piani di Castelluccio)へと、

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車で斜面を登っていくと、

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その中腹あたりの斜面や道端を覆うハグマノキ(学名Cotinus coggyria、イタリア語名 scotano、albero di nebbia)の紅葉が、みごとです。

 見えたかと思うと、窓の向こうに消えてしまうため、行きはこういう写真しか撮影できなかったのですが、

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帰りの下り道では、紅葉がどのあたりだったかを覚えていたので、

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車内からでも、何とかカメラに収めることができました。

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 そうして、夫や友人も撮影したいと考えていたおかげで、車から降りて撮影することもできました。

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 青空の下、まだ緑の木々の間で、一足先に紅葉が始まったハグマノキの紅葉が、斜面のあちこちを彩って、とてもきれいです。

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 互いにすぐ近くに生えている木でも、紅葉の進み具合が違っていて、その色の変化もおもしろいです。

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 どの角度から、どんなふうに見ると、より色が映えて、きれいに撮影できるのだろうと、皆でしばらく道端を歩き、

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紅葉を愛でて、撮影しました。

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 そうして、車に乗り込んで、紅葉と眺めを楽しみながら、山を下っていきました。

関連記事へのリンク
- 巡礼者見送りノルチャからカッシャ・スポレート
- 愛と平和の聖女 聖リータにと赤いバラを手に登る岩山、カッシャ ロッカポレーナ
- 秋色のノルチャ・カステッルッチョ・スポレート
↑ いずれも同じ日、今年10月8日の小旅行についての記事です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:紅葉の1枚
Commented by ciao66 at 2022-11-05 08:07
ハグマノキの紅葉、走りながらは難しいですね!
ゆっくり止まって撮ると、鮮やかな姿が判りますし、
撮り方の工夫も出来ますね!
紅葉への光のあたり具合と、ときには、自分自身の手元の光の状況も把握も要る気がします。
良いお天気で、紅葉を楽しめるといいですね!
Commented by cut-grass93 at 2022-11-05 08:29
紅に虹色がビッシリあるのかと思ったら読み間違い
シビッリーニでした (^^♪

カステルッチョの名前はどこかで絵を描いた記憶のある名前です。思い出せない。
ハードディスクを探すのもメンドクサイのです。
なにしろイタリアの絵だけでも100枚ぐらいあります。( ^^) _U~~
遠景の写真を見ると「これぞイタリアの村」だという感じがしました。なんかあくせくしていない。

こんな小さな村でも電信柱ってないんですね。
日本は電柱が多くて遅れているって昔から言うけれど
思うに電線敷設経費の負担者が誰かとか
水没災害が多いなど無理なことが多いのかもしれません。
Commented by nonkonogoro at 2022-11-05 08:41
可愛らしい感じのする紅葉ですね。

ハグマノキ(白熊の木)で 検索したら
スモークツリーと呼ばれている画像が出てきましたが
これは スモークツリーとは違って
しっかりした カエデのような葉っぱなのですね。

Commented by milletti_naoko at 2022-11-05 19:56
ciao66さん、登りは特に、助手席からだと車線のすぐ右手にある紅葉は、撮影が遅れ気味でいい写真が撮れなかったので、下りは撮りやすかった上に、車からも降りて、歩きながら紅葉を間近に見て、そうして撮影もできて、本当によかったです。
Commented by milletti_naoko at 2022-11-05 20:06
草刈真っ青さん、シビッリーニ山脈の名前は、その中にシビッラ山と言って、かつて山の高みの洞窟に巫女(Sibilla、日本語ではギリシャ語から「シビュラ」というようですね)がいて、多くの人が信託を受けようと訪ねていた山があることに由来しています。

そんなにたくさんのイタリアの風景の絵を描かれたんですね! たくさんあると探すのが大変ですよね。わたしも旅行の写真や地図やパンフレットを探そうとすると、あまりにも多いので、見つけるのに苦労します。

電信柱と言えば、ペルージャの我が家の近辺では、どういうわけかつい最近になって、電柱を地中化する工事が始まり、どうやら停電が多いのはそのためであるようです。
Commented by milletti_naoko at 2022-11-05 20:14
のんさん、スモークツリーと呼ばれるのは、おそらくふわふわの花が咲くからで、その花がまだ少し残っている木も、中にはありました。丸っこい葉っぱが色づいて、きれいでした♪
Commented by katananke05 at 2022-11-05 21:34 x
紅葉が10月はじめでも見事に始まってますね〜
白熊の木、、 このCotinus coggyriaで しらべても
スモークツリーがでてきましたから
これもいろいろに紅葉するし
間違い無いですね〜
ホワホワの花で 素敵なリースが出来るのですよね〜
日本でもこの夏が暑くて
そのあと 急に冷え込んだ時があり
紅葉がとても綺麗にみられそうです
Commented by milletti_naoko at 2022-11-05 22:54
katananke05さん、この紅葉が見られたのは、標高千メートルを超える高さの斜面だったので、ふもとよりは一足先に、色づく木々の葉が見られたのだと思います。

なんと花がリースに使われるのですね! 花の名残がまだ残っているハグマノキも、まだところどころにありました。

なるほど、日本でもやはり冷え込みがあってこそ、きれいな紅葉が見られるんですね。
by milletti_naoko | 2022-11-04 23:26 | Umbria | Comments(8)