雹降れど予報出て待つも雪いまだ降らぬペルージャ

　からんころんからん。

Perugia, Umbria 19/1/2023

　軽やかに高く響く音に、雹が降っていることに気づいたのは、おととい、１月１９日木曜日の朝のことです。

　正午過ぎには、空が白くなって、まもなく降る雪を予感させました。


　この日はウォーキングには夕方出かけたのですが、ラジオニュースで、イタリアの多くの地方で雪が降ると言っていました。晩には、夫が友人と二人で夕食に出かけたのですが、天気予報ではペルージャでも、ちょうど午後８時頃から翌朝までずっと雪が降るとのことだったので、夫が無事に帰れるかどうか心配していました。
　ところが、この日以来ペルージャでは毎日雪の予報が出ているのに、ちらりと降るのが見えてもそれはわずかの間で、結局雪の降らない日が続いています。昨日電話で話したエミリア・ロマーニャ州の友人も、「天気予報では降るはずだった雪はまったく降っていない」と言っていました。
　我が家から車で出かけるには、人通りの少ない急坂の私道を登らなければいけないため、雪が降って積もったり凍結したりすると大変ではあるのですが、木々も畑の作物も、じっくりと土壌に水分を蓄えてくれる雪を心待ちにしているはずです。わたしも雪が見られるのではないかと、木曜の晩から時々窓の外を楽しみに見やっているのですが、雪は降るかに見えてすぐに空中から姿を消してしまいます。
https://www.ilmeteo.it/portale/meteo-oggi?refresh_ce

　今日土曜日も、イタリア中部で広範囲にわたって雪が降るという予報が出ています。
https://www.ilmeteo.it/meteo/Perugia?tipo=3h&g=1

　ペルージャでは、今日も午後３時から明日の正午にかけて雪が降り続けるという予報が出ていて、しかも明朝６時から８時にかけては大雪になるとのことです。
　さあ、予報は当たるでしょうか。この記事を書いているうちに午後３時になって、
21/1/2023
空に雪がちらつき始めました。
　風に流れるか細い雪はカメラではとらえられないのですが、向こうに見える日曜の町の丘の周囲のオリーブの木々は、雪が積もっているのかいつもより葉が白く見えるように思います。

　明日は久しぶりに、すっかり雪に包まれた風景を、窓の外から眺めることができるでしょうか。きっと明日こそはと今から楽しみです。

　去年も雪は降ったのですが、標高の低い我が家では、地面に積もるほどは降りませんでした。（記事はこちら）

　学校のテラスからこんこんと降り続ける雪を見たのは、2021年11月29日だったのですが、その雪でさえ地面には残りませんでした。さて、この冬こそ、ペルージャの雪景色を久しぶりに見ることができるでしょうか。

　

Articolo scritto da Naoko Ishii

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