イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

雪で停電ロウソク手に歩く暗いうちの中 ペルージャ

 昨日は、午後3時過ぎになって、雪が降りしきっていた間は見えなかった日曜の町の丘が

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Perugia, Umbria 23/1/2023. 15:15

ようやく見え始めました。緑の木々も地面も雪化粧をしていて、きれいです。

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17:40

 日の入りの30分後には、沈んだ夕日の光が下方から低い雲を照らしていたためか、空や丘の上が、淡いオレンジ色の光に包まれていました。

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 丘の上に建つ大きな丸い建物の屋根も、雪が積もって白くなっています。

 昨日は確か、午後2時前にウォーキングから戻ったときから、何度か停電がありました。幸いしばらくすると電気は戻ったのですが、この写真を撮った頃は、午後4時半頃から停電になったまま、いつまでも電気が復旧しないので困り、それほど明るくなくてもできる家事などをしながら、家の中をうろうろしていました。義父や義兄とも話をして、二世代住宅の家の全体が停電であることが分かりました。

 そうするうち、空も家の中も暗くなってしまいました。停電などの障害が発生したときにそれを知らせるための電話番号にスマートフォンから電話するものの、電話がつながりません。スマホのバッテリー残量が少なかったので、職場の夫に電話をして、家の停電を伝え、もし手元に充電コードがあるようなら職場で充電しておくようにと伝えました。

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17:44

 窓からの光が暗くなってしまう前にと、家の中で使えそうなロウソクを探し、あれこれ苦労しながらロウソクに火をつけました。クリスマスに友人が贈ってくれたロウソクが、まさかこんなところで役に立ってくれるとは思いませんでした。ガラスの容器があるおかげで、手にこのロウソクを持って家の中を移動することができます。

 せっかくだからフランス語を勉強しようかと考えたのですが、ロウソクの光は、本やノートを広げて書き込むには暗すぎます。

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18:03

 6時過ぎになって、MacBookでスマホを充電することを思いつきました。そのためにMacBookを起動して、ディスプレイの輝度を明るくすれば、その光で勉強ができるかと思ったのですが、それほどの明るさはありません。

 いつまでも電気が戻らないので、職場から戻った夫と、久しぶりにマジョーネのピザ屋に夕食に出かけました。

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 ところが食事を終えて帰宅しても、我が家とその近所だけは、まだ停電が続いています。車で出かけてみて、ペルージャの他の地域には街灯も家もちゃんと明かりがあるので、停電にはなっていないことが分かりました。どおりで「ペルージャが停電」というニュースを検索しても見つからないわけです。

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20:30

 そこで、本を読もうと考えたのですが、ロウソクの光ではあまりにも暗すぎます。ちなみに、この右手にある本が、ルパンシリーズ3冊を読み終えたあとに、読み始めた本です。

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 停電だと暖房もつかないため、雪が降って積もるほど寒い日なので困りました。居間には薪ストーブがあるので、夫は帰宅してすぐに薪を屋内に運び込み、ピザ屋から戻ってからストーブに火をつけました。

 昔むかし、友人がキャンプ用の手動で充電して点灯できるランプを贈ってくれたことがあります。そのランプを探して充電すると、本を読めそうな明るい光が周囲を照らしました。

 けれども、さあそろそろ本を読もうかと考えていた午後9時頃に、幸い電気が戻りました。思いがけず長い数時間の停電で、日頃どれだけ電気に依存しているかを再確認しました。ロウソクを手に家の中を歩き回って作業をしながら、昔の人々の暮らしは大変だったろうなと改めて感じたのでありました。

 義父によると、昔山の家に住んでいた頃には、雪の重さで電線が切れて停電になることがよくあったそうです。昨日はそれほどたいして降ったわけでもないのに、停電が長く続いて驚きましたが、午後9時になってからであっても、その日のうちに電気が戻ってほっとしました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:雪景色の1枚
by milletti_naoko | 2023-01-24 23:59 | Valle d'Aosta