イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

オルヴィエート向かえば満ちるテベレ川と白い月

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 オルヴィエートに向かった先週の土曜日、3月4日は、朝から久しぶりに青空が広がっていました。ペルージャからオルヴィエートへと車で向かうと、途中から道がテベレ川沿いに進み、川を何度か渡るのですが、

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4/3/2023

この日は川が満水で、しかもきれいな緑色をしていたので、驚きました。

 さらに進むと、テベレ川のダム湖、コルバーラ湖が見えてくるのですが、

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湖も満水で、日にきらめく湖面がきれいです。

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25/2/2023

 1週間前、2月25日土曜日に同じ道を通ったときには、テベレ川も

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Lago di Corbara


コルバーラ湖も、かなり水位が低くなっていたのですが、雨が降ったために満水となったのでしょう。

 この日は空は曇っていましたが、風が吹かず湖面が穏やかったために、ほとりの丘や緑が、コルバーラ湖にきれいに映って見えました。

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 上の写真は、ガードレールの間から、湖面に映る風景を撮影したものです。

 ペルージャもオルヴィエートも、最近は雨が降らない日でも空が曇りがちで、月がなかなか見えません。

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Perugia, Umbria 24/2/2023

 ほっそりとした美しい月を夕空に見るのを楽しみにしているのですが、今回は、月に出会えたのが、三日月を過ぎてからでした。

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Orvieto (TR), Umbria 4/3/2023

 だからこそ、土曜日にオルヴィエートの中心街を歩いていてドゥオーモが見えてきたとき、

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その左手の空に白い月がかかるのが見えて、うれしかったです。

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Cresce la luna, sta crescendo anche il livello
del Tevere e del Lago di Corbara. 4/3/2023
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by cut-grass93 at 2023-03-07 07:59
ドゥオーモの壁はモザイク模様とでもいうのでしょうか。
とても美しいですね。
なおこさんにこんなにUPで見せていただくのは初めてかも。

昔の人はメンドクサイのによく建設するなあと変に感心し。
ちょっと中東の文化の影響を受けたようにも見えます。
素材は何でしょうね。石ではなさそう。
Commented by katananke05 at 2023-03-07 10:08 x
最近月をみないけど
宇宙飛行士にえらばれた 米田あゆさん
月に行くのがのぞみだと、、
すごいチャレンジ精神、、
あそこまで人類がいった、、と
空の月をみて 思ったのは 50年も前なのね〜

車でちょっとのところに
綺麗な川や 石造りの遺跡のような建物がある風景
素敵だわ〜
Commented by sunandshadows2020 at 2023-03-07 23:39
確かフィレンツェのドウモも側面が縞模様、そしてオルヴィエートのドウモも同じく縞模様。
それには何か意味がありそうですね。
どちらも最初見た時なぜか意外に思ったのでした。
何故なら縞模様はややもすると少しカジュアルに思えるからかなと?
Commented by meife-no-shiawase at 2023-03-08 21:45
お月様。
夜の黄色いお月様もいいですが、日中に見つける白いお月様ってなにか新鮮ですよね。

ドゥオーモのてっぺんに見えるのは何か人物でしょうか?
壁に何箇所か突起が出ているのもなんだろう・・・
今まで気が付かなかったです。
Commented by milletti_naoko at 2023-03-14 20:57
草刈真っ青さん、ありがとうございます。ドゥオーモ正面のモザイクはみごとで、特に日の光にきらめくときは殊更に美しいように感じています。

建造には外部にも内部にも、さまざまな色の大理石が使われています。
Commented by milletti_naoko at 2023-03-14 21:01
katananke05さん、わたしが教えた社会人の日本語の生徒さんで、ちょうど月面着陸の頃にグレンダイザーなど日本の宇宙を舞台にしたロボットアニメがいろいろ放映されたんだと言っていた人がいます。世界中に影響があったようですが、なんと日本の女性も!

オルヴィエートまではペルージャから車で1時間10分ほどなのですが、日帰りできるところに美しい町や自然が多いこと、ありがたいです。
Commented by milletti_naoko at 2023-03-14 21:08
お転婆シニアさん、側面の縞模様、また機会があれば調べてみますね。

よく似た縞模様を持つのは、フィレンツェのドゥオーモではなくて、シエナのドゥオーモが記憶に残っているのではないかと思います。わたしが大学院課程に通って住んでいたときはちょうど再建中だったので、再建が終わってからいつか訪ねたいと思いつつ、かなりの時が経ってしまいました。
Commented by milletti_naoko at 2023-03-14 21:12
メイフェさん、そうなんです。まだ明るい空に白い月が見えると、なんだか宝物を発見したようなうれしい気持ちになるわたしです。

この人物のような像、わたしもコメントをいただいて初めて気づきました。壁に出ている突起は、石積みの壁の補強のために使われています。
by milletti_naoko | 2023-03-06 23:59 | Umbria | Comments(8)