イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

菩提樹の巨木に会い眺めと花楽しみ下るテッツィオ山

 土曜日は、アドリア海岸のリミニからはるばる来てくれた友人二人と、11時半過ぎにミジャーナ・ディ・モンテ・テッツィオ(Migiana di Monte Tezio、標高529m)の山の家からテッツィオ山(Monte Tezio)を登り始め、ひたすら山を登り続けたあと、今度は急な傾斜を一気に下って、菩提樹の巨木を訪ねました。

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Monte Tezio, Perugia, Umbria 25/3/2023

 下って下って菩提樹にたどり着いたのが午後1時過ぎで、すっかり疲れていたこともあり、古木を眺めながら、用意していた昼食を食べました。せっかくなので、皆で記念写真を撮影しました。

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 食後は、巨木に会うために下った分も、再び急な斜面を登っていき、標高942mに立つLa Terza Croce「第三の十字架」に、午後2時過ぎに到着しました。

 テッツィオ山は標高961mです。山頂は上の写真で奥の方に進み、左手へと登ったところにあるのですが、ご覧のようにここまで登ると道も山もなだらかで、すでに十分に眺めが楽しめます。そこで今回も山頂までは行かずに、このあとは、

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尾根道を通って、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)などの眺めを楽しみながら、少しずつ山を下っていきました。

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 山の高みの草原には、クロッカスやキバナノアマナなどの花が咲いていました。

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 尾根道付近では、牛の群れの間を通り抜けなければいけないことも多いのですが、今回はわたしたちが通る道のはるか向こうに、放牧された牛たちが小さく見えました。

 イタリア中部の山の山頂付近に木がなく、草原になっているのは、放牧された牛や馬、羊などの動物たちが木の芽が出て若いうちに食べたり踏みつぶしたりしてしまうので、木が育たないためです。

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 ゆるやかな尾根道を登ったり下ったりしたあと、少しずつ狭く急になっていく坂道を下っていきました。

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 どんどん下っていくと、登るときに近くを通ったプロコーピオ城(Castello di Procopio)が、左手下方に見え始めます。

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 このあと、夫とフランコはそのまま登山道を進んでいったのですが、マヌエーラとわたしは、道よりもかなり上にあるLa Seconda Croce「第二の十字架」まで斜面を登っていきました。

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 1枚上の写真では極めて小さく遠くに見えていた十字架が近づいてきました。左手奥に見える横長の台形の山はスバージオ山で、アッシジ中心街の町並みが、その中腹に白く小さく見えています。

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 大きな十字架まで登って眺めを楽しんでから、再び遠く下方に見える登山道へと、急な斜面を下っていきました。

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 さらに下って、La Prima Croce「第一の十字架」まで来ると、プロコーピオ城がすぐ下方に見えます。

 テッツィオ山の山すその向こうには、テベレ川が流れる平野があり、奥にはアクート山、カトリア山など、わたしたちも登ったことのあるアッペンニーニ山脈の山がそびえています。

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 第一の十字架の近くから下をのぞき込むと、こんなふうにわたしたちの山の家やミジャーナの村の家が見えます。

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 青い山が連なる奥には、まだ白い雪を頂くシビッリーニ山脈(Monti Sibillini)も見えました。

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 森の木々の間を、山の家へと下っていくときにも、セイヨウサンシュやスモモ、スミレなど、木の花と野の花が目を楽しませてくれました。夫が一足先に帰っていた山の家にわたしたち3人もたどり着いたのは午後4時過ぎ、朝うちを出発してから約4時間半後のことでした。

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 スマートウォッチの記録では、7.15km、3時間26分の山歩きとなっていますが、昼食休憩のときなど、屋外ウォーキングの記録を一時停止にするのを忘れたり、あるいは、休んだあとに出発して、しばらく歩いてからウォーキングの記録を再開したりしたことが何度かあるため、実際には歩いた距離も時間も、もう少し長いはずです。ちなみに、上の地図中黒い線で記されているところが、ウォーキング記録を再開しないまま歩いたところです。

 久しぶりにテッツィオ山を第三の十字架まで登り、春の花とすばらしい眺めを楽しむことができて、うれしかったです。


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Pranzo al Grande Tiglio, poi verso la Terza Croce ammirando fiori e panorami.

Monte Tezio, Perugia Umbria 25/3/2023
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:今日いち「ハピネス」だった事
Commented by ririrouzu at 2023-04-01 08:11
生き生きしてい貴女姿が目に浮かびます。人間て好きなことをしている時って一番充実しますね!
Commented by koito_hari616 at 2023-04-01 11:58
こんにちは

十字架は巡礼の為の十字架なんでしょうか?
それにしても雄大な景色ですねぇ~♪
Commented by cut-grass93 at 2023-04-01 16:13
ペルージャに住む「くらいしちぐさ」さんという方をご存じかしら。
このエキサイトを使っておられます。
https://art08.exblog.jp/
Commented by milletti_naoko at 2023-04-02 23:01
ririrouzuさん、ありがとうございます♪ 夫と出会うまで、自分がこんなに登山を好きになるとは思いもしませんでした。
Commented by milletti_naoko at 2023-04-02 23:21
結うさん、こんにちは。
十字架は、村を守ってくださいという祈りを込めて、近くの村の住民たちが立てたのだそうです。

ありがとうございます。眺めがすばらしかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2023-04-02 23:27
草刈真っ青さん、存じ上げております。
ブログのお友達で、このブログを始めたばかりの頃にはコメントの交流も時々ありました。一度だけ、実際にお会いしたこともあるんですよ。
Commented by meife-no-shiawase at 2023-04-04 12:12
なおこさん♪
健康的でいいですね~。
今回の一枚目はご主人さまが自撮りスタイルで撮影されたのかな?いいバランスでみなさんが収まっていますね♪

遠くの方にのどかな牛たち。
牛の群れを通り抜けるのは大丈夫なんでしょうか?
こうやって遠くで眺めているのは大丈夫そうですが・・・。
イノシシのようには向かってこさそうですが。

3時間半~!それよりももう少し長いとは。
気持ちの良い山歩きで心身ともに元気になりそうですね♪
Commented by milletti_naoko at 2023-04-04 16:59
メイフェさん♪

この菩提樹の巨木は、垂直に近いと感じられるくらい急な斜面に立っているので、斜面の上の方に立つ夫が、うまく撮影してくれました。

牛の群れは、雄牛がいると危険もあるのですが、雌牛だけであれば意外と大丈夫で、それでもわたしははらはらしながら、牛の中を通り過ぎて歩いたことが、これまでにもこのテッツィオ山に限らず時々あります。一度だけ、そうやって通り過ぎてずいぶん経ってから、ふと気づくと牛2頭がわたしたちの後について来ていることに気づいて、しかもその一頭が確か雄牛だったので、速足で逃げ切ったことがあります。夫は、わたしたちを飼い主と勘違いしてついて来たのではないかと言っていました。

山を歩くときは、5時間を超えることもあるのですが、テッツィオ山の今回の山歩きは、急な登り下りが多かったので、3時間半でも他の長時間の登山と同じくらい運動することができたように思います。

眺めも花もきれいで、歩くことができて本当によかったです♪
by milletti_naoko | 2023-03-31 21:53 | Umbria | Comments(8)