八重桜咲いてうれしいペルージャ散歩道

　ペルージャでは今、八重桜がきれいに咲いています。

Percorso Verde, Perugia, Umbria 20/4/2023
　いつものペルージャ市民の散歩コースを歩いていて、思いがけず八重桜が咲いているのに気づいて、驚いたのは数日前のことです。最近は雨が降って地面が泥がちになることが多かったので、しばらくアスファルトの道路を選んで歩いていました。北風に泥が乾いただろうと、再び砂利道や土の道を歩き始めた数日前に、久しぶりの道に咲く八重桜の花に気づいたときには、すでにたくさんの花が咲いていました。

　この小さな八重桜の木は、背の高い木々に囲まれています。

　そこで、日中は晴れとの予報が出ていた昨日は、太陽が空高く昇り、桜の花に日が差すであろう頃に、カメラを携えてウォーキングに出かけました。

　花を下から見上げる形になり、さらに太陽の光はその花の上から注いでいたのではありますが、きれいに開いた花はもちろん、まだ開きかけの花もバラのようできれいだなと、八重桜の花を愛でました。
　市民の散歩コースには、ほぼ平行に走って、時々交わる小道や道路がいくつもあります。昨日は帰り道に、サッカー競技場のすぐそばを通り、そのおかげでスタジアムのすぐ近くにも、花盛りの八重桜の木があることに気づいたのですが、駅やスーパーに寄り道をして疲れていたので、寄らずに歩き続け、
21/4/2023
今日再びカメラと共にウォーキングに出かけて、その桜に会いに行きました。

　桜の木はここでも大きな木々の影になってしまっていて、その後方にはサッカーの練習場があります。
　この八重桜は斜面に生えている上に、低い位置にも花が咲いているおかげで、

マダニがいませんようにと祈りながら、草むらの上を歩いていって、

すぐ近くから撮影することができました。背景にぼんやりと映る赤い建造物はペルージャのサッカー競技場です。

　雨の日がしばらく続いていたために、花に気づくのが遅れてしまいましたが、こうして美しい八重桜を見ることができて、とてもうれしいです。


　去年の１１月半ばに書いた上の記事で、３枚目の写真にある葉がオレンジ色の小さな木が、実は八重桜だったことが今になって分かりました。去年の春にも咲いていたのかもしれないのですが、この市民の散歩道を歩き始めたのは５月１日以降のことだったので、その頃にはもう花が終わっていたのでしょう。
　上に引用した記事には、サッカー競技場の前に立つイチョウの黄葉の写真もあります。八重桜やイチョウがスタジアムの近くに植わっているのは、ひょっとしたら中田選手に敬意を表してのことかもしれないなと、ふとそんなことも思いましたが、その理由は定かではありません。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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