ポプラの実ぱかんと開き綿毛の降るペルージャ散歩道

　いつものペルージャ市民の散歩コース、Percorso Verdeにはポプラ並木があり、この数日はその近くを歩くと、

Percorso Verde, Perugia, Umbria 24/5/2023
ポプラ（pioppo）の綿毛が雪のように風に舞い、

地面にたくさん積もっています。

　数週間前に、首飾りのような緑の実がたくさんできたポプラの実に初めて気づいたとき、うちに帰って調べてみて、この実が熟して割れると、中から綿毛が出てきて、種を運んでいくのだと知りました。

　それで、しばらくの間は、綿毛が積もったところを通り過ぎるたびに、

緑の実が割れて、綿毛が出てきているのが見られるのではないかと、しばらく目を凝らしてみたのですが、そういう実は見当たりません。

　そこで今日、ふと思いついて、まだ木の枝についている実を観察しながら歩いていたら、

　熟してこげ茶色になった実がぱかんと二つに割れて、中から綿毛が出ている様子を、

あちこちで見て、撮影することができました。

　こういう実は高い枝にあることが多いので、幾度かは焦点が合わずに撮影をあきらめました。
　いったん茶色くなった実の中から綿毛が出てくるのだと分かると、

地面に落ちた綿毛の上に、役目を果たし終えた割れた実が散らばっているのが、見つかるようになりました。
　しばらく前に路傍の草が刈り取られて、タンポポやキンポウゲ、ボラジの花が姿を消したのが残念なのですが、

草花がなく、ポプラの綿毛だけが積もるところでは、割れたポプラの実も見つけやすくなっています。
　今日はそんなふうに、特に綿毛が多いところで立ち止まっては撮影したので、ウォーキングにいつもより時間がかかってしまいましたが、なぞを突き止めて、その気になる綿毛が飛ぶ前の姿をカメラに収めることができて、うれしかったです。

　雪のような綿毛は、地面だけではなく、木の葉の間にも積もっていました。
**********************************************************************************I fiocchi di pioppo escono dai frutti maturi e spaccatie poi volano.**********************************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

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