緑と花彩る山登ったあとは野菜たっぷりの昼食を外で

　日曜の朝、テッツィオ山（Monte Tezio）を登ったとき、最初のうちはわたしも野生のアスパラガスを探して摘んだのですが、

Monte Tezio, Perugia, Umbria 28/5/2023
夫や友人の一人は登山の間じゅう、ずっと野生のアスパラガスにも目を光らせて、
見つけては収穫していたので、かなりの量になりました。けれども、卵料理にするには卵の数が足りなかったので、

野生のアスパラガス（asparagi selvatici）は昼食のパスタの具になりました。オリーブオイルとニンニク、唐辛子もたっぷり使っています。

　日当たりのいい十字架の近くでは、エニシダ（ginestra）が花盛りだったのですが、

イヌバラ（rosa canina）もあちこちできれいな花を咲かせて、

山を彩っていました。

　ニワトコ（samuco）も満開で、友人がその大きな白い花を摘み、レモンと共に水に浸して、香りのいいおいしい飲み物を作ってくれました。

　山を下ってから皆で協力して準備した昼食は、テーブルを外に運んで食べました。

　野菜たっぷりで、皆でわいわい言いながら食べる昼食はおいしかったです。
　エミリア・ロマーニャの友人たちが暮らす付近では、幸い洪水の被害はなかったのですが、友人たちの中には被災地に行って、泥水をかき出すのを手伝った人がいたり、例えば上の写真に写っているインゲン豆など、購入することで被災地を支援できる食べ物を買って持ってきてくれたりした人がいて、被災地の状況などを語ってくれました。

　友人の一人は、自分が教えている子どもたちが被災地支援のためにビーズで作った作品を購入して、わたしたちへの贈り物にと持ってきてくれました。心のこもったハートのマグネットをありがたく受け取って、山の家の冷蔵庫の扉に飾りました。

　午後３時頃には、大家族での日曜の昼食を終えた義弟たちの家族や義父も、ジェラートを手土産に山の家に来てくれました。友人が朝から用意してくれたたっぷりのイチゴを、ジェラートを入れたコップの上に載せて食べると、とてもおいしかったです。

　香りのいい美しいバラが、山の家の入り口を彩っています。

　一方、入り口の左手にあるオレンジのバラの方は、最近になってようやく咲き始めたところです。

　小さなサクランボの実が、色づき始めています。
　あられが降ったと知って、昨夕仕事から帰った夫が心配して、山の家に様子を見に行ったのですが、幸い山にはあられは降らなかったらしく、植えたばかりのトマトの苗は無事だったそうです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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