雲がもくもくガッツポーズ

　シーツとタオルを干し終えて、予報どおり夕方までは降りませんようにと願いながら空を見ると、

Perugia, Umbria 8/6/2023

雲がガッツポーズを取っています。

　そうして、「がんばれ」、「いい調子だぞ」とガッツポーズを送ってくれている雲が、その右手にもいくつもあります。

　夕方６時頃から雨が降るという予報が出ていた昨日は、

7/6/2023

朝こんなに空高くまで雲がわき上がっていたので、雨が降りませんようにと願いながら、ウォーキングに出かけました。

　四方に入道雲が見えたものの、幸い雨が降ったのは、午後７時半に個人授業の生徒さんたちを見送ったあと、水曜にできなかった筋トレをして、それから遅い夕食を食べていたときでした。

　一方、今朝は、オンラインミーティングの後に洗濯を始めて、そのときに空を見たら、

8/6/2023

鳥の羽のような不思議な雲が、空に二つ浮かんでいます。

　告白します。本当は最初はゲジゲジに見えて、おもしろいなあと思って、カメラを取りに行ったのです。このとき遠くに見えたわき上がる雲が雨の前触れでなければいいなあと思ったので、洗濯物を干したあとで西の空を見たら、雲がガッツポーズを送っていくれていたのでありました。

　そうして今朝のそのときの空は、青いキャンバスに、誰かが白で筆の描きぶりを試しているような、不思議な雲であふれていました。

　夫は昨日、無事友人たちに合流し、１日の行程をしっかり歩き終えて、宿に到着しました。満足そうな声が電話から聞こえて、安心しました。

　今年の６月のカレンダーの写真が、夫が今いっしょにIl Cammino dei Borghi Silentiのトレッキングコースを歩いている友人二人であるのがおもしろいなあと、居間のカレンダーを見て、そう思いました。
　５月半ばから始まったイタリア企業の通訳・翻訳の仕事に、ようやく慣れてくることができたように思います。夫が留守で仕事に集中できる今このときを利用して、できるだけ早く今日のミーティングの要約・翻訳を終え、また先月分の電子請求書を作成して、依頼企業に送付しようと考えています。５月は書けずじまいに終わったWorld Voiceの寄稿記事も、せめて２本は２０日までに執筆し、投稿したいと考えています。
　わたしの場合は、電子請求書の発行が義務になるのは２０２４年１月からなのですが、今年１月に通訳の仕事を受けた別のイタリア企業からも、電子請求書で請求書を送るようにと言われて、すでに作成して送付しています。というわけで、いずれは電子請求書で発行しなければいけなくなるのだから、今回も依頼企業から言われているように、電子請求書を作成するつもりなのですが、前回はかなり時間がかかって、五つ作ったうちの一つがなんとかうまくできて支払いは受けたけれども、実はそのときにどう入力したかをよく覚えておらず、Agenzia delle Entrate（税務局、歳入局）のサイトに入力することで電子請求書を作って送付したものの、わたし自身がその送ったはずの請求書をどうやってダウンロードしていいか分からずにいる状況です。と言うわけで、乗り越えるべき山はまだいろいろあるのですが、雲たちがガッツポーズを送ってくれたわけですし、夫たちも頑張って歩いているわけですから、わたしも頑張ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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