イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

一山越えたらまた一山 グラン・サッソと夫のぎっくり腰

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 7月初めのアブルッツォ旅行では、夫の用事やわたしの仕事のために、せっかく遠出したのに、

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Gran Sasso, Abruzzo 8/7/2023

1泊2日の旅となりました。そこで最近は、真夏も涼しいグラン・サッソ(Gran Sasso)の山と、カンポ・インペラトーレ(Campo Imperatore)の高原に、7月25日に学校の日本語特別集中講座が終わったら、また行くことができるのではないか、8月前の平日ならまだお手頃価格のいい宿も見つかるのではないかと、ひそかに楽しみにしていました。

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 ひそかにと言うのは、夫が先週金曜の夕方、アドリア海岸はリミニにある友人宅に海を楽しみに行き、出かけた時点では、戻るのが今週の月曜になるか、火曜になるか分からなかったからです。

 まあ、わたしの方も、講座の授業は火曜に終わっても、個人授業の生徒さんたちがいますし、学校の仕事に追われて提出が遅れていた通訳・翻訳の仕事の文書の作成を、水曜日には終えて提出しようと考えていました。それに、天気予報でも、水曜には雨が降って、気温がかなり下がると予想していました。

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 結局、夫は、月曜の午後に友人宅を出発し、山の家があるミジャーナの畑で水やりをしてから、夕食前にペルージャの我が家に戻ってきました。ただ、わたしは、この日の夜は午後11時過ぎまで授業の準備に忙しく、翌朝は早起きしたものの、弁当作りでばたばたしていましたので、わたしより一足先に出勤した夫とは、旅行の話をする余裕がありませんでした。

 そうして昨夕は、わたしが午後5時に、暑さと疲れでへとへとになって帰宅すると、夫は昨日は午後2時までの勤務だったので、すでに帰宅していたのですが、わたしの顔を見てしばらくしてから、「今からミジャーナの家に行く。明日は早朝、畑の水やりをしてから、ペルージャの家に寄り、着替えて仕事に行く」と言って、うちを出ました。

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 最高気温が35度を超える日が長く続いたために、早朝涼しいうちに窓を開け放って空気を入れ替え、日中はよろい戸も窓も閉めて、できるだけ屋内を涼しく保とうと努めてはいても、月曜の晩は屋内の温度が、仕事部屋は29度、居間が28度で、湿度も高くて寝苦しかったのです。一方、ミジャーナの山の家は、石の壁が厚い上に、標高500mにあるため、今も涼しいのです。

 そんなこんなで旅行の話はできずじまいだったのですが、まずはわたしも通訳・翻訳の仕事を終えようと、今朝机に向かっていたら、夫から電話がかかってきました。仕事が始まる時間は過ぎたのに、いつまでも戻ってこないのをいぶかりつつも、有給休暇を取ったのだろうと思い始めたところでした。

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 ところがなんと、筋トレをしていたら、突然腰に急激な痛みが走って、動けなくなったというのです。わたし自身が一度、夫と二人で旅行中にぎっくり腰になったことがあったので、夫もこれはぎっくり腰だろうと分かり、わたしにもその辛さが予想できました。



 わたしが山の家に行って、夫を病院に運び、診察してもらえるようにしようかと提案すると、「今はとにかく痛いので動けないし、ここから動くつもりはない」と言います。幸い食べる物は、昨晩持っていったリコッタやパン、トマトがあるとのことなのですが、「スマートフォンの充電器をうちに忘れてしまった上に、そろそろ電源がなくなってしまう」と言います。

 提出が遅れてしまっている翻訳・通訳の仕事を今日中には送付しますと、数日前に依頼企業の方に連絡してありました。山の家ではインターネットへの接続が難しく、翻訳作業はできません。そこで、できるだけ早く仕事を終えて業者に提出し、夫の携帯電話の充電器を探し出して、食材と宿泊に必要なものを準備して、午後2時までにはミジャーナに行って、まずは昼食を作り、しばらく夫といっしょに山の家で過ごすと言いました。

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 今日は久しぶりに気温が下がり、午後10時になってもまだ気温が25度以下でした。それで、屋内をさらに暑くすることを恐れて十分に使えずにいた掃除機を、久しぶりに家中にかけました。幸いテラスの鉢への水やりは昨日のうちに済ませていました。

 ただ、そのために翻訳の仕事を昼食前に終えるのが難しそうになったので慌てていたら、昼前に夫から電話があり、「携帯電話の充電器は、リュックの中に入れてあったのが見つかって、今は朝に比べると痛みが和らいだので、今は来なくていいよ。また午後に電話する。」とのことだったので、ほっとしました。

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 義父に話すと、「それはよかった。ミジャーナまでの山道は最近穴が多くて、君の車では運転しづらいし危ないから、なんとかルイージが自力で今夜帰ってくるといいのだけれど。」と言います。

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 というわけで、しばらくは夫の連絡を待ちながら、翻訳作業を続けるつもりです。

 個人授業や寄稿記事の仕事もあるので、なんとか夫が自力で帰ってくれると助かるのですが、まずは夫の痛みが少しでも和らぎますように。多少痛みがあっても、すぐに無理をしてしまう人ですし、もともと鎮痛剤のたぐいを飲むのを嫌う人なので、ぎっくり腰ということでさすがに動かずに、大事を取ってくれますように。

 肉離れが治らないうちに、テニスをしたり長距離トレッキングに出かけたりする人なので、下手に鎮痛剤を飲んで動き回るよりは、痛みをかばって安静にしてくれた方が回復が早いだろうと、少しかわいそうなのですが、そんなふうに思うのです。


 今日の記事に添えた写真は、すべてこの上の記事で紹介した出発地点からポルテッラ峠まで歩く間に撮影したものです。

 調べたいことがあって、ウィキペディア イタリア語版のGran Sasso(グラン・サッソ)のページを見たおかげで、夫がこの日登ったチェファローネ山(Pizzo Cefalone)は、今日の記事の上から5枚目の写真で奥に見える山頂らしいことが分かりました。

 ついでに、この日の山歩きについては、まだ最初の3分の1についてしか記事にしていないことに気づきました。しばらくは山に行くのが難しそうですから、するべきことを終えたあと、この日の登山の続きの記事も、書いていこうと考えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2023-07-26 22:03 | Abruzzo