イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

心配して助け求める親御さんと無事でよかった

 イタリア時間で昨夕の午後4時31分、日本時間で午後11時31分に、電話のチャットアプリに「情報を尋ねたいのですが」というメッセージが、日本語を教えている語学学校で時々顔を合わせせて話をしていた学校のイタリア人職員の方からあったのですが、わたしはそのメッセージに気づかずにいました。そのため、その20分後に、まずはチャットアプリで、次に電話回線を通じて、その方から電話を受けたとき、知らない電話番号だったので返事をせずにいました。この数日、迷惑電話が何度もかかってきていたからです。


 けれども、その後、tellows.it(上のリンク先の記事を参照)で調べて迷惑電話ではないかもしれないことが分かりました。「かもしれない」と言うのは、水曜日に受けた見知らぬ番号からの電話のうち二つを、サイトで調べると「5」という評価だったので、迷惑電話ではなさそうだと思って、電話を受けたりかけ直したりしたら、どちらも宣伝や勧誘のための電話だったということがあったからです。ちなみに、それ以外の電話については、調べて迷惑電話だと分かったので、すぐに番号をブロックしました。

 そうして、あれこれ調べるうちに、しばらく前に受け取っていたメッセージに気づいて、学校職員の方からだと分かり、連絡してみました。すると、「日本に旅行中の息子から2日間連絡がないので心配している、日本に電話をかけたいので、通訳をしてほしい」とのことです。ただ、そうして言葉を交わすものの、入ってくる情報が小出し、細切れで、息子さんが他の友人たちと共に3日間宿泊しているというその山中の温泉宿の場所と名前について連絡があった時点で、すでにイタリア時間で午後11時14分になっていました。しかも、そのメッセージにわたしが気づいたのは、真夜中前でした。

 「日本では今は夜中なので、電話するなら明朝の方がいいでしょうし、海外の見知らぬ番号からの電話は受けてもらえない恐れがあるので、今から宿の方にメールを書いて、息子さんが何とか連絡を取れるよう手配してくれるよう、あるいは、その様子を教えてくれるように問い合わせてみますから、宿の情報を教えてください」と、わたしがメッセージを書いたのは午後10時過ぎでした。夕食の時間帯や夜遅い時間帯に電話をしてはいけないと、お互いに配慮をして電話をかけずにメッセージを交わしたために、お互いに読んだり返事をしたりするのが遅くなったのでしょう。

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 それで真夜中ではありましたが、宿のメールアドレスを調べて、メールを書いて送り、今朝までに息子さんから宿に連絡があることを願って、いえ、きっとあるだろうと考えて就寝しました。

 ところが、今朝になってもメールの返事がなく、息子さんから親御さんにも連絡がないようです。それで今度は、その宿のフェイスブックのメッセンジャーとインスタグラムの投稿写真のコメントに、同じ趣旨のお願いを書いてみました。その温泉宿の情報をツイッターなどで調べてみると、温泉も宿もすばらしいけれども、携帯電話でインターネットに接続することも電話することもできないとのことです。また、かなりの悪路を長時間ドライブしてたどり着ける場所にあるとのことです。念のために検索をして調べてみたのですが、付近で事故などがあって、イタリア人旅行者が巻き込まれたというニュースは見つかりません。それで、おそらくは息子さんが連絡を取ろうとしても取れないというだけのことだろうと思いはしたのですが、「メールにはまだ返事がありません。けれども、先ほどSNSにも同様のメッセージを書きましたので、宿か息子さんからの連絡を今しばらく待ってみましょう」と、親御さんに伝えてみました。

 すると幸いまもなく、今朝10時過ぎになって、息子さんから連絡があって安心したというお礼の連絡があったので、わたしもほっとしました。

 日本の宿からまさか電話やインターネットで連絡ができないということはないだろうと考えもされたのでしょうし、それまで毎日連絡していただろう息子さんから2日も連絡がないので、心配されたのでしょう。「絶望している」という言葉さえ聞いていました。

 上の写真は、わたしが山で夫の姿が見えないので心配して、暑い中、山を再び山小屋までしばらく登ったときに目にした風景です。夫が水を飲むと言っていた給水場が、ひょっとしたら井戸で、中に落ちてしまったかもしれない、心臓発作でも起こしたのかもしれない、ぎっくり腰になったかもしれないとひどく心配して引き返したこと、のんびりしている夫を見てわたしが怒ったら、「ただ周囲の風景を楽しんでいただけで、心配することなどない」と夫も怒ったことについては、すでに昨日の記事でもお話ししました。

 「この宿に滞在中は電話でもインターネットでも連絡が取れないから心配しないで」と、息子さんが一言言ってあげていればとも思うのですが、息子さんも宿に着いて初めて知ったのでしょう。わたしたちは近年は長い旅行をしていませんが、かつて2週間の旅行をしたとき、それが国内であっても海外であっても、うちの夫が旅行中に義父母に電話したのは、せいぜい3回ほどだったように思いますし、わたしと夫の間でも一方が家を留守にしているからと言って、そんなに頻繁に連絡を取るわけではありません。けれども、イタリアでは家族や恋人や夫婦間で、しばしば電話などで話をする人も多いのです。2日間連絡がないからと言って、そこまで心配をしなくてもいいのではないかと、心のどこかで思いはしたのですが、遠い外国を旅行中の息子に何かあったのではないかという心配は、自分がすぐそばにいたはずの夫と連絡が取れずにひどく心配をしたことを思うと、よく分かりました。

 とりあえず息子さんの無事が確認できて、本当によかったです。息子さんからの電話のタイミングと、携帯電話からはインターネット接続や電話ができない宿であるという状況を考えると、わたしに直接お返事はありませんでしたが、きっと宿の方がSNSのメッセージを見て、宿の電話かインターネット回線を息子さんが使えるように取りはからってくださったのだと思います。ありがとうございました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2023-08-14 20:05 | Altro