サリーナ島でおいしいカジキの包み焼き

　エオリア諸島を訪ね、カターニアに寄った９月のシチリア旅行では、地元の魚料理を何度か食べたのですが、

Porto di Rinella, Leni, Isola di Salina (ME), Sicilia 22/9/2023

今回の旅行中、わたしが一番おいしいと思ったのは、サリーナ島（Isola di Salina）の港の一つ、リネッラ港（Porto di Rinella）近くの店で食べた

Involtino di pesce spada、メカジキの包み焼きです。
12:55
　この日は、朝リーパリ島を出発し、サリーナ島（Isola di Salina）の港に午後１時頃に到着しました。上の写真は、船内の窓から撮影したものです。

　「港からも砂浜からも近い」と確信して、夫が宿検索サイトで選んだアパートは、夫が宿の主人に到着時刻を連絡したときに、実はどちらからも遠く、バスに乗って行く必要があることが分かりました。
　そこで、船が港に着いてすぐに、バス停へと向かったのですが、

１２時５０分発の便はすでに出てしまっていたため、午後２時５分の便を待たなければいけません。
　そこで、どうせ１時間待たなければいけないならと、わたしが旅行ガイドで調べて、港のすぐ近くにある、おいしいと評判のレストランで、昼食を食べることにしました。
Spiaggia di Rinella
　荷物を抱えて港からレストランへと向かいながら、港のすぐ近くが海水浴場になっていることに驚きました。

　昼食を食べたのは、こちらの店、Pa.Pe.Rò al Glicineです。

　唯一空いていた奥のテーブルに通してもらったので、そこから撮影した写真ですが、その席からも海が見えました。人が入ってしまうので写真を撮れませんでしたが、内装もすてきでした。

　夫はpolpette di Totano in Agrodolce、イカの甘酢がけを注文しました。

　リーパリ港で船に乗る直前に、バールでジェラートがたっぷり入ったブリオッシュを食べた夫が「あまりおなかがすいていない」と言うので、ミックスサラダは二人で一皿頼んだのですが、値段も８ユーロと高いけれど量も多かったので、

二人で分けてちょうどいいくらいの量でした。
　involtino「包み焼き」は、地方の郷土料理で、すでにブルカーノ島で牛肉の包み焼きや豚肉の包み焼きを食べたことがあり、カターニアでも、この店で食べたのと同じくメカジキの包み焼きを食べたのですが、他の具との相性もよく、魚の味がしっかり感じられ、かりっと焼けていたこの店のメカジキの包み焼きが、わたしには一番おいしかったです。
　昼食料金は二人で４１.５０ユーロです。今回の旅行中は、食事をレストランで食べると５０ユーロ前後になりがちだったことを考えると、懐に優しい値段ではあるのですが、後からレシートを見返して、サービス料一人２ユーロはともかくとして、水一瓶が３.５０ユーロなのを見て、驚きました。
　２時５分のバスに乗ろうと、ワインも飲まず、コーヒーも頼まずに、慌てて支払って、バス停に向かおうとしたら、店の人が「うちのグラニータはおいしいんですよ。残念ですね。」と言います。それでこの店には、サリーナ島を出発するときにも、船に乗り込む前に立ち寄って、わたしはコーヒーを飲み、夫はグラニータを食べました。
Google Maps

　行きは、グーグルマップを参考に、バス停から車道を登ってレストランまで歩いたのですが、

　帰りは、店を出て道路を渡ると、そこに港へと下っていく階段があることが分かったので、その階段を下って、バス停へと向かい、無事バスに間に合いました。なんと予定時刻の２分前にバスが出発したので、間に合って本当によかったです。
Pa.Pe.Rò al GlicineVia Strada Provinciale, 16Leni, Isola di Salina (ME), SiciliaTel. : 090 980 9161FB : Facebook - Paperò "al Glicine"

Articolo scritto da Naoko Ishii

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