イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

カボチャの煮物と夫婦の好みの違い

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 イタリアで見かけるカボチャは、皮がオレンジ色や黄色、薄緑色であることが多く、また、形も縦に長いものもあってさまざまです。

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Assisi (PG), Umbria 3/10/2015

 色も形もさまざまでも、包丁で切ると、中は日本のカボチャのようにオレンジ色で、味もほぼ同じです。ただ、たまに固い繊維が多すぎて、食べにくいカボチャもあり、そういうときはミキサーにかけてポタージュにしています。

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 上の2枚の写真は、2015年10月にアッシジのラベンダー園のサルビア祭りを訪ねたときに、撮影したものです。

 イタリアでも、カボチャのおいしい季節になりました。うちではカボチャはポタージュを作ることが多く、今回夫が買ってきたカボチャも、ポタージュを作ったり、サルシッチャと共にパスタの具にしたりしたのですが、このカボチャが、皮が緑で形も日本のカボチャのようだったので、昨夜は久しぶりに、カボチャの煮物を作りました。

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 デザートは甘いのが好きだけれども食事のおかずなどが甘いのに慣れていないイタリア人の夫は、料理に砂糖を入れると嫌がります。そこで、うちで作るときは、しょうが焼きでも砂糖やみりんは使わず、照り焼きでも、砂糖の数をかなり少なめにしています。昨日カボチャの煮物を作ったときも、みりんも砂糖も使わずに作りました。冷蔵庫に甘口のスプマンテ、スパークリングワインが残っていたので、酒とみりんの代わりにスプマンテを使ったので、若干は甘くなったかもしれませんが、わたしはなかなかおいしくできたように思いました。

 ところが、カボチャは好きで、しょうが焼きも好きな夫は、カボチャの煮物は「おいしくないわけではないけど、好きではない」と言います。カボチャの煮物を、わたしはもうずいぶん長い間作っていなかったのですが、作らなかったのは日本風のカボチャが手に入らなかったからだけではなく、どうやら夫の口に合わなかったかららしいと、その言葉を聞いて思いました。

 そのことをしっかり覚えておこうと、今回は記事に書き残しておきます。というわけで、カボチャの煮物も冷やし中華などと同じく、わたしが一人のときに作って楽しんで食べる料理となりました。それがまあ、自分一人だけのためと思うと、あまり料理の気が乗らないので、結局作らず、食べないことになってしまいそうなのですけれども。あと4分の1残ったカボチャは、夫の大好きなポタージュにすることにいたしましょう。


 イタリア語ではカボチャをzucca(発音はカタカナで表記するとツッカまたはズッカ)と言います。日本語では「カボチャ」と言うのだと言ったら、夫が「capoccia(頭)と発音が似てるね。」とおもしろがっていたことがありましたので、そのときの記事へのリンクもここに添えておきます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by koito_hari616 at 2023-10-18 22:01
こんにちは

やはり、食べ物が異文化では大きい違いが分かるのですね
面白いなぁ。。。と読んでいました
私は甘いカボチャの煮物が好きです
画像はとても美味しそうに見えました
色々と工夫されているのですね
リンク先のcapocciaカボチャにも笑ってしまいました
そろそろ、ハロウィンですね🎃
Commented by nonkonogoro at 2023-10-19 09:38
今は かぼちゃと呼ぶことが多いですが
以前は 南瓜 でした。
かぼちゃは カンボジアが語源とか~

夫は日本人ですが~
一般に出回っている かぼちゃんが苦手です。
食べてはくれますが やはり甘い野菜は苦手なようです。
サツマイモも。
私は あま~いかぼちゃが大好きなので
西洋かぼちゃと 日本に昔からある「黒皮南瓜」とを
交代で使っています。
でも 黒皮南京は 高いので~
少量のを見つけた時だけ。

甘いかぼちゃも 煮ないで 肉の付け合わせなどに
焼いて出すと 文句も言わず食べています(笑)
Commented by aki at 2023-10-19 13:42 x
うちの子達もあんまり好きではないと思います。
日本では、おばあちゃんが作っているので、全部食べていますが、こっちで私が作ったら絶対文句を言うと思います。子供は、私の料理で育っているから何でも食べますが、夫にうちも気を遣いますよ。食べますが生姜の料理は好んで食べません。
Commented by katananke05 at 2023-10-19 13:54 x
わたしは 昨今の甘い栗かぼちゃや
輸入物のほっこりかぼちゃには
砂糖は使わないですよ〜
おだしと めんつゆだけです〜
日本古来の 菊花かぼちゃは
甘みが少し薄いから
みりん少々を入れますが、、
外国の方はたしかに お料理に砂糖をいれるのを おどろき 好きではないようで、、
煮豆の甘いのは げぇ〜という感じかしらね〜 塩胡椒味おんりーですよね〜 だからあんこは苦手ですよね〜  面白いです〜
Commented by goodlifegirl at 2023-10-19 16:48
私、南瓜が大好物です♪♪
子供の頃、親が南瓜煮物を作ったら他のおかずはさしおいてひたすら南瓜ばかり食べていました。
それで親にそんなに南瓜ばかり食べていたら黄色くなるよ~と脅されるほど(;´∀`)
なお子さんのもとても美味しそうです~!
また作り方が違うのも興味深いです~(^^♪
Commented by milletti_naoko at 2023-10-19 20:48
結うさん、こんにちは。
興味を持って読んでくださったと知って、うれしいです。
ありがとうございます。

ハロウィンの季節、そういう意味でも、カボチャを見かけることが多くなる季節ですね。
Commented by milletti_naoko at 2023-10-19 21:10
のんさんのだんなさまは、甘い野菜が苦手なんですね。
なるほど、そうすると今は日本でもこちらのカボチャも出回っていて、使い分けていらっしゃるんですね!

のんさんもいろいろと、だんなさまがおいしく食べられるようにと、工夫されているんですね。
Commented by milletti_naoko at 2023-10-19 21:15
akiさんのお子さんたちも、やはりイタリアで育っているからか、カボチャの煮物は好きではないのですね。なるほど、だんなさまは生姜の料理は好きではないんですね。うちの夫は生姜は、寿司に添えてあるものまで食べるほどで、生姜焼きをおいしいと喜んでくれるので、助かっています。
Commented by milletti_naoko at 2023-10-19 21:26
katananke05さんは、カボチャによって、砂糖を入れるかどうか変えていらっしゃるんですね。輸入物のカボチャが日本でも手軽に手に入るようになっているとは!

日本古来のカボチャは甘みが薄いとは知りませんでした。
若い人は甘い日本料理も抵抗があまりなく喜んで食べるようなのですが、大人だとやはり慣れていない料理には抵抗があるのでしょうね。

うちの夫、それが奈良で食べたぜんざいは、おいしいと言っていたんですよ!
Commented by milletti_naoko at 2023-10-19 21:29
goodlifegirlさんはなんとお子さんの頃から、そんなにもカボチャがお好きだったんですね! わたしは、カボチャのおいしさは、大人になってから分かるようになった気がします。

みかんをたくさん食べたら手が黄色くなるとは聞いたことがあったのですが、なんとカボチャをたくさん食べて、ご両親がそうおっしゃっていたとは! おいしいカボチャ料理を作られていたのでしょうね。

ありがとうございます。わたしにはおいしかったので、うれしかったです♪
Commented by cut-grass93 at 2023-10-19 21:58
ご主人がカボチャ好きというのがそもそも疑問です。
総じて男はカボチャが好きじゃないです。特に煮物。
嫌いではないけれど好きでもないって感じですよ。
あれは不思議な男女差です。
Commented by milletti_naoko at 2023-10-19 22:47
草刈真っ青さん、それが夫はカボチャは好きで、
今回のカボチャも夫が市場で見つけて買ってきたんですよ。
ローズマリーやニンニクといっしょにオーブンで焼いたり、
ポタージュにしたりすると好きなんです。ただ、フェッラーラ名物の
カボチャのラビオリは、甘すぎるからと好きではありません。
Commented by pothos9070 at 2023-10-20 18:40
我が家はカボチャは甘くないとカボチャじゃないという家ですw
お隣からとてもあっさり味のカボチャをいただいて、
全然甘くないので、失敗作品を貰ったのではと(笑)
イタリアの方は甘いおかずに慣れておられないんですね。
じゃあカボチャのどんなところに美味しさを感じるのでしょう?
甘いカボチャばかり食べてる私は、ちょっと想像がつきません^^;
Commented by milletti_naoko at 2023-10-21 03:53
ぽとすさん、カボチャはあの独特の甘さがおいしいですよね。
皆さんのコメントから、同じ日本でもそして日本の男性でも、
カボチャの味の好みがさまざまでおもしろいなあと思いました。
うちの夫は料理に砂糖を使うのは嫌がるのですが、カボチャにせよ
玉ねぎやニンジンにせよ、素材そのものが持つ甘さは好きなんですよ。
他の方のコメントを拝見して、ひょっとしたらイタリアのカボチャは
日本のカボチャよりもさらに甘いのかもしれない、だから日本では
砂糖やみりんを使うのかもしれないと思ったりもしたわたしです。
Commented by spacesis at 2023-10-23 23:20 x
なおこさん、こんにちは。
どれ、かぼちゃのことでも書こうかと思っていたところでした。偶然ですね^^
ポルトガルではこのタイプのかぼちゃを「abóbola de Hok
kaido=北海道のかぼちゃ」と呼ぶんですよ。最初にスーパーに出てきた時は小ぶりで外側が濃い緑色。本当に日本のかぼちゃそっくりでしたが、いつの間にかどんどんおおきくなり色も今ではどれもオレンジ色です。
わたしもかぼちゃの煮物は大好き。夫は食べるには食べますが皮を全部残します。柔らかいから全部食べられるのよと言うんですが、頑なに残しますね。
Commented by milletti_naoko at 2023-10-24 04:08
spacesisさん、まあなんと偶然!
かぼちゃのおいしい季節ですものね。
実はイタリアでも日本風のカボチャをHokkaidoと呼ぶんです。
そのことやzuccaからの派生語についても書こうかと思いつつ、
すでに風呂敷を広げすぎたかと考えて、割愛しました。
なんと今ではそのHokkaidoカボチャもオレンジ色の皮になって
しまったとは!
だんなさま、皮を残されるのは残念ですが、ちゃんと食べられるのですね!
うちの夫は食べたのですが、「もう食べたくない」ことをはっきり
宣言していました。
by milletti_naoko | 2023-10-18 21:14 | Gastronomia | Comments(16)